『あの森はサラダになった』
焼いた村の次は――焼かれた森!?
目からビームの迷惑式神・百目が、今度は環境破壊に挑む!?
森に暮らすモンスターたちの悲鳴と、サラダドレッシングの香りが交錯する、地獄のヘルシータイムが始まる!
深緑の大森林、通称「聖獣の森」。
神聖な魔力が満ちるその場所は、かつて誰にも侵されることのない楽園と呼ばれていた。
だが――
「野菜だな……見た目が。」
そう呟いたのは百目。
「栄養バランスを考えると、たまには焼かないと……な。」
そして、
「【百眼照射・中火モード】……サラダタイム、スタートだ。」
バアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアンッ!!!
数千年守られてきた神木が、ちょうどいい焼き加減で崩れ落ちる。
動物たちは逃げ惑い、草木はきれいに蒸され、香ばしい匂いが森に立ち込めた。
「お前それ、ただの蒸し野菜テロじゃねえか!!」
森を守っていた精霊・ミストリィが絶叫する。
「……あとはドレッシングをかけるだけだな」
「やめろォォォォォ!!!」
その日、森は失われた。
だが代わりに世界最高の“温サラダエリア”が誕生した。
食べられるかどうかは、君の勇気次第――。
百目がレーザーで遊んでいる間に、
本編では、神すら恐れる力が覚醒し、世界が静かに、そして確実に崩れ始めていた。
嘘のように思えるかもしれない。
だがこの世界は、“ふざけた余興”の裏で、誰にも見えない絶望に支配されている。
異端と呼ばれ、神に堕とされた少年。
異界にて目覚め、陰陽術をもって運命を書き換える。
笑いの向こう側にある、もう一つの真実。
本当の物語は、ここから始まる――
『神の余興により堕とされた異端の翼、その者、異界にて覚醒し神すら恐れる陰陽術を操る』
→ https://ncode.syosetu.com/n1235kn/
もし、心の準備ができているのなら。
おふざけの終焉と、本気の地獄を見届けてほしい。