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咳

作者: タマネギ
掲載日:2024/11/18

ありがとうって、。

ついつい、言ってる。

助かる、助かったと

思わず、言ってしまう。


聞かない日はない。

毎日、言ってる、

ほんとに、ほんとうに、

自分の気持ちで。



アルバイトの人に、

手間どる作業を頼み、

時間ギリギリまで、

奮闘してもらった。


その人は頼んだ資料を

丁寧に揃えて、

なかなかいい感じで

出来ましたと笑った。


自分の段取りが下手で、

いつもややこしくして、

ほんとに助かった。

思わずありがとう。



誰かに助けられた、

誰かにお世話になった、

今の暮らしそのものが、

ありがとうでできている。


こんな話をしたなら、

そこまで言わなくてもと、

誰かに言われたりする。

そんな時、侘しい。


自分の中には、

自分が仕上げたものは

何にもないと思う。

何もかも、もたらされた。



色々と言う人はいるけど、

自分は何に奮闘して

何を作ろうとしていたのか、

答えようにも、何もない。


石段を登って、

週に一度、小さな社へゆく。

皆の幸せ、祈ることを、

許してほしいと参る。



ありがとうって、

それしか、言ってない。

助かる、助かったと

いつまで、言うのだろう。


もっと大切な動きが、

あるのはわかっている。

それはそれで震えて、

臆病に咳き込んでいる。

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