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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。
この連載作品は未完結のまま約1年以上の間、更新されていません。
今後、次話投稿されない可能性が高いです。予めご了承下さい。

逆ハーレム小説のヒロインは告白されると死ぬ

作者:甘い塩
逆ハーレム小説のヒロインであり、世界観最高の美女の体に転生した。

最初は周囲から注がれる好意と愛情に幸運だとばかり思っていた。告白されたら死ぬということを知るまでは。

愛情を断っても断っても、男たちは私を愛し続けた。告白を避けようと自分を監禁したり、顔をナイフで切り刻んでみたりもしたが、告白は毎度毎度防げなかった。

私は毎生、男たちの暴力的な愛を受け、死んで、また死んで、また死んでしまった。

そして21回目のループ。もう認めざるを得なかった。自分の力だけでは告白を止めることができないことを。

だから今度は逆に男を利用することにした。

不治の病にかかった皇太子の命綱を手にしたまま、契約婚約を申し出た。

「命を助けてあげるから、誰も私に愛を囁くことができないようにしてください。」

「私を信じますか? あなたの言う通り、そんなに立派な顔をしていれば、私が惚れるかもしれませんよ?」

「いいえ、信じません。 でも......あなたが何も見えない体になれば、信じられるでしょうね。

「私の新しいご主人様は、実に潔癖な方ですね。 よろしい、そのきれいな手で、どうか私の目を取り除いてください。

契約は成立した。私は彼の目をナイフで刺し、薬を口実に彼の命を手のひらに握り、自由に操り始めた。このままいけば、私は誰にも告白されることなく、本当の死を迎えることができるはずだった。

しかし、あってはならないことが起こってしまった。皇太子が神聖力を開花させ、視力を取り戻してしまったのだ。

「いつからだ! 今すぐ言え!」

「神聖力を開花させるには条件が必要なのは、あなたも知っているはずだ。」

「黙って答えなさい!」

「私の条件は、愛を感じることでした。 そしてその対象は....」

彼は私の手の甲に真摯にキスをしながら私を見つめた。

「あなたは本当にかわいそうですね。選んだ相手が私のようなクソ野郎だからね。」

その陰鬱な眼差しに、私は自然と気付くしかなかった。 彼は盲目の頃からすでに長い間、私を心に留めていたのだ。
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