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再び駄女神

 街の中を歩いてると人々は俺たちのことを不思議そうに見てきた。

 いや、俺ではなくプリーストたちを見ている。プリーストが大勢集まってるのは珍しいのだろうか。


 街はそこそこ賑わっている。車が無い分同じくらいの人口の日本の街より外を歩いてる人は多いだろう。


「この街ってアルティアと言うんですよね?」


「ええ。よくご存知で」


「詳しく教えてもらえますか?」


「アルティアはアーセス王国の中で、五番目に栄えている都市です。人口は7万人程度、近辺に3つのダンジョンがあるのでダンジョンハンターやトレジャーハンターが多く、彼らの落とすお金で繁栄した街です」


 ダンジョン?そんなのがあるのか。後で地図でどこにあるのか見てみよう。


「ここが教会です」


 教会は木製で案外質素な外観だった。

 唯一贅沢っぽいのが二階に一つだけあるステンドグラスだ。


「ささ、どうぞ中へ」


 中に入ると、黒い修道服を着た青年と子どもたちが出迎えてくれた。


「ここまで手厚くされると気恥ずかしいですね」


「それだけ使徒様は貴いということです。リオン様、こちらで女神様に語りかけてください。女神様が証明書を下さります」


 俺は礼拝堂の真ん中に立って女神を呼び出した。


(おい駄女神)


(は、はい!?あ、今行きます!)


 すると、何だか慌てた声が聞こえて、直後にガラガラガッシャーン!と何かが盛大に倒れる音が聞こえた。


(どした?)


(あ、あははは、コーヒーを飲んでたらリオンさんの声に驚いて食器棚を倒しちゃいました)


 食器棚の前でコーヒー飲んでたの?

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