表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/33

地図の性能

ブクマ登録、ポイント評価よろしくお願いします

 翌日、御者台のエニシの隣で俺は説明書を読んでいた。

 読み始めて十分も経ってないが、頭がボーッとしてきた。他と比べると割と文量の少ない地図の内容でこれなら、歌唱魔法と演奏魔法とか読めないな。


「読みましたか?どんな機能がその神の地図にあるんですか」


「んー、基本的に俺の位置は常に表示。消えろと言えば消すことも可能みたいです。他には指定した人物や動物、モンスターの点を表示できます。指定の仕方は結構自由が効いて、俺に敵意がある生き物とか雑にやっても表示されるみたいですね。昨日の俺の演奏を聞いたオーガー」


 地図にそう言うと、昨日、オーガーを見かけた森の奥にポツポツと点が表示された。

 これ人探しに便利だな。


「そこは……確かにオーガーの住処があると言われている所ですね。だとしたらその地図、悪い職業の人が持ったら恐ろしいことになりそうです」


 悪い職業?例えば暗殺者とかか?ターゲットが一人か?襲いやすい所にいるか?とか確認できたら暗殺し放題だな。


「街をタッチしたら内部の地図になって、どこにどんな店があるのかも分かりますね。被害者」


 お、向かってる街に一つ点がある。エニシの言った通りだ。他は…………かなり距離がある。全世界に点在してるな。百は届かないけど結構いる。

 あの女神……本当に気を付けてるのか?


「あ、見えてきましたよ」


 しばらく進むと、エニシの指した方に大きな壁が見えた。

 モンスターが入らないよう街を囲む壁だな。地図曰く、高さ5メートル程で数百メートルおきに兵士の詰め所があるらしい。


 過去の被害者が作ったもので、壊れても自動修復するそうだ。その人は工事系の能力を貰ったのだろうか。

 地図で探すと、星の反対側近くに居た。ご存命だったか。いつか会ってみたいけど遠いなぁ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ