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0話 幸せの終わりと追放

基本的に主人公の発言は「」で。

サブキャラの発言は「「」」鍵かっこ二重にして書いています。

リル・アレイスがこの世に生を受けて8年が過ぎたある日、事件は起こった。


当時、アレイス家はケルタニア王国一の名家で父は王国騎士団長、母は国王に仕え、政治を任せられるほど優秀な参謀だった。


自分も優秀な父と母の才能を濃く引き継ぎ、血の(にじ)む努力をし続け【神童】と呼ばれた。


2つ下の妹も優秀で美しく【女神】といわれるほどに有名だった。


家族4人で幸せの絶頂だった。


しかし、幸せな時は続かずあの日、アレイス家は王国の歴史から消えた。


国王のそばに母とともに仕えていたジーク・ルプナスの策略(さくりゃく)により父は遠征中に事故に見せかけ殺され、母は国の資金を横領(おうりょう)したとして罪を問われた。


――――――――――――――――――――――――――――――――――


「罪人 リール・アレイス。王国の金を横領し、私利私欲のために活用した。

国王の命によりここに死刑を言い渡す。斬首する。」


王国騎士の一人が処刑台の上で縛られた母の首をはねようとする。


「やめろぉぉぉぉぉ」


俺は叫びながら飛び出した。


片手にはアレイス家の家宝である剣を持ち地面を力いっぱい蹴った。


王国騎士の剣が母の首に届く前に僕の剣が騎士の腕をはねた。


「「ぐおおおお、貴様!!!!」」


騎士は両断された腕を抑えながら悲鳴を上げる。


「母は無実の罪で裁かれようとしている。王国は腐っている。このままでいいのだろうか。民よ、もう一度考えてほしい。アレイス家が国に貢献してきたことを、民の暮らしを守ってきたことを。どうかもう一度………」

「「うるさいぞ、リール・アレイスの処刑は国王の命によりなされたことだ、愚民(ぐみん)が口を挟むな【かつての神童】リルよ。」」


僕の訴えに割って入ったのは父と母をはめた張本人のジークだった。


僕はジークと対峙(たいじ)する。


ジークの片手には父が使っていた王家の剣が握られていた。


「父が国王陛下から賜った剣を策略にはめた貴様が使うとは。

どれだけアレイス家を侮辱(ぶじょく)したら気がすむのだ」


僕はジークに向かい剣を振るう。


上段からの振り下ろし、下段からの切り上げ、中段への突き、流れるような剣劇にジークも負けじと反応してくる。


大人と子供の体格の差を父から学んだ剣技で埋めていく。


ジークの反応が一時遅れ、僕の剣がジークの剣をはね上げる。


「ジークよ、命が欲しければ、己の罪、民の前で白状してもらおうか。」


「「図に乗るなよ、ただのリルよ、【かつての神童】ぉぉぉぉぉぉぉぉ」」


一瞬、視界の先が光った。


その後、僕の右足に矢が突き刺さり倒れた。


「「リルよ、国家反逆の罪により、ジーク・ルプナスの命により刑を執行した。

並びに、リール・アレイスの刑を執行する。」」


ジークが剣を拾い上げ、母のもとに向かう。


「やめろぉぉおおぉぉぉぉぉ、ジーク!!!」


俺の叫びと同時に母の首が飛んだ。


目の前に広がる鮮血の海と母の血が滴る父の剣に僕は絶望した。


「ジィィィイイク、絶対にお前だけは許さない。

この国も、民も。父と母を裏切ったこと後悔させてやる。絶対にぶっ潰してやる。」


「「ふん、寝言は寝て言え。無力な餓鬼(がき)よ。

ここに刑は執行された。さらに、リル・アレイスには国外追放、

妹のリン・アレイスは私の養子となること…。」」


ジークの言葉の途中で僕は意識を失った。


そして、この日からケルタニア王国の歴史からアレイスの名が消えた。


この度は、この小説を読んでくださり誠にありがとうございます。

これからも頑張っていきますので応援よろしくお願いします。

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