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14話 巨龍との決着

基本的に主人公の発言は「」で書きます。

サブキャラの発言は「「」」鍵かっこ二重で書きます。

巨大な黒龍は宙で身をひるがえすだけで、突風が起こり、大地までその風が伝わる。


比べ物にならない巨体にネルフォードの矢が次々に刺さり、爆発する。


しかし、巨龍は変わらずにこちらに進行を続けている。


「「ネルフォード、右側の翼を狙え!!!」」


僕はネルフォードに指示をだし、駆け出す。


僕は龍の足元まで、近づく。


土属性魔法鉱物生成(クリエイト・ストーン)


土属性魔法――鉱物成長(グロウ・ストーン)


僕は土属性魔法を繰り返し、何度も龍の翼を鉱物の針で貫く。


鉱物の針は刺さったまま、何度か繰り返すうちに巨龍はバランスを崩した。


バランスを崩したところをネルフォードの矢の爆発により、龍は地に落ちる。


僕は落ちた龍に切りかかろうとするが、その前に龍のしっぽが僕の体をとらえる。


僕はしっぽの打撃を喰らい後方に飛ばされる。


巨龍は地面に転がる龍の死体を踏みつけながらも前に進む。


月狂の血の剣舞ルナティック・ブラッドソードダンス


龍の血から作った剣が巨龍の体に突き刺さる。


巨龍はあまりの痛みに奇声をあげ、ひるんだ。


すかさず、ネルフォードの矢が巨龍を襲う。


僕は、体を起こし、巨龍に追いつく。


僕の攻撃にランカさんの攻撃が合わさる。


しかし、僕たちの剣は巨龍の鱗にはじかれる。


僕は剣を鞘に戻し、龍の血から剣をつくり、巨龍に飛ばす。


巨龍はひるみながらも動きを止めない。


もう孤児院が目の前にみえる。


僕の足では巨龍にはもう追いつけない。


ここまでか、僕が諦めかけた瞬間、高台からアルフォードの叫び声があたりに響いた。


「「龍進化あぁぁぁっぁぁぁぁぁぁぁ」」


叫び声の直後、高台から巨龍に槍が投げられた。


槍は巨龍の額に突き刺さり、巨龍は後退する。


巨龍の交代のおかげで僕は追いつくことができ、アルフォードを視認することができた。


アルフォードの頭にはいつもより大きく立派な日本の角が生え、腕が鱗で覆われ鋭い爪が生えていた。


そして、特筆すべきはその身体能力だった。


アルフォードは高台から姿を消したかと思うと、龍の額に立ち、槍を引き抜いた。


今度は地面に勢いよく突き立てるように、槍をゼロ距離から放った。


鋭い音が空気を震わせ、地面を揺らす。


龍はついに、後退するだけでなく地面に伏した。


今度こそ誰もが勝利を確信した。


しかし、戦いはまだ終わらなかった。


突然、巨龍の周りに7匹の龍の死体が吸い寄せられるように集まる。


集まった死体たちはスライムのように姿形を変え、巨龍の体がさらに大きくなり蘇った。


アルフォードは巨龍の体から飛びのき、高台の上のネルフォードを抱え孤児院よりも後ろに退避した。


体の大きくなった巨龍は体をひるがえし、孤児院をしっぽで薙ぎ払おうとした。


すると、孤児院の建物と龍のしっぽの間にランカさんが割り込んだ。


ランカさんは龍のしっぽを受け止めるだけでなく、はじき返した。


そのまま、ランカさんはアルフォードと同じく、孤児院の建物よりも後ろに退避した。


その先にはすでに、避難していたディーバとピッグルの姿があった。


僕は孤児院と巨龍の間に立ち、巨龍をにらみつける。


この巨龍を倒すには、あれをやるしかない。


最終ラウンドだ。


「みんな、少しだけ時間を稼いでくれ。」


僕はその掛け声と同時に、自らの体を|【鉱物の処女の微笑み】《ストーン・メイデン ワールド》で貫く。


今度は自らの血だけでなく、遠くの大地に流れた龍の血も使う。


月狂の血の剣舞ルナティック・ブラッドソードダンス


「「火属性魔法 【火竜の煌めき(ボルケーノ・ドラン)】」」


「「水属性魔法 【水龍の流星(スプラッシュ・ドラン)】」」


ネルフォードとディーバが同時に魔法を放った。


炎と水の龍が巨龍を襲う。


「「はああああああああ!!!!」」


アルフォードの渾身の槍が巨龍を貫く。


そして、龍の血を含めた血の大剣の形成が終わる。


そして、僕は龍殺しの記憶を思い出す。


記憶の中の英雄たちの命の輝きを。


途端、大剣の周りに火花が散る。


大剣が眩い黄金の輝きを放つ。


僕は大剣を巨龍に振り下ろす。


龍殺しの真実ドラゴンキラー・トゥルーエンド


前回とは規模が違いすぎるため、龍の体は綺麗に真っ二つとはいかず、四散した。


そして、龍の血が孤児院を赤の建物に染める。


やっと長い戦いが幕を閉じた。


ここまで読んでいただき誠にありがとうございます。

これからも頑張りますので応援よろしくお願いします。

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