最初の試練
お久しぶりです!少しためも作りましたが更新速度は相変わらず遅いと思います、すいません(´*ω*`)
さて、冒険が始まったものの何をするべきなのかわからないな。ゲームなんかだとチュートリアル的なもんがあるんだが、ここではあるのか?
「ケイ、不満や疑問を顔に出しやすいのはどうかとおもうよ?とりあえずチュートリアル的なのはこの城壁までの道のりかな」
ウルハが突然苦笑しながら言った。
「隠す気がないものはバレるだろーな。隠すつもりならもっとうまくやる。」
俺はそう言ってチュートリアルだと言われた道を見る。そこにいるのはウサギ(角つき)だけ・・・って角つきはおかしいだろ。しかも見渡す限り数えきれないぐらいいる。これ全部倒せってか?冗談キツイぜ。俺はため息をはきながらウルハを見た。
「うまくやるって不安だなぁ。角ウサギに関しては全部倒さなくてもいいよ。と言うよりも、全部倒されると絶滅の危機になっちゃう可能性があるから止めてほしいな。」
ウルハは呆れたように笑ってから言った。
「あの角ウサギとやらはノンアクティブか?」
「うん、こっちの攻撃が当たるまで攻撃はしてこないよ。その代わり、一発で仕留められなきゃ攻撃に移って厄介な敵になるけどね。」
俺の質問にさらっと答えると、さもどうする?と言いたげな目で見てきた。コイツ実はけっこう性格悪いだろ。
「じゃあ、やるか。ウルハ、鉄の棒出してくれ。神に頼んだ荷物の中にあったはずだ。」
「君、非常持ち出し袋に何入れてるの・・・。とりあえず、荷物は君と僕はリンクしてるから念じれば出てくるよ。ついでに入ってるものの確認もできるし入れるのもできる、離れてても念話で話せるからぜひ活用してね。」
ウルハは呆れたように俺を見てから、説明をした。
「ふーん、じゃあやってみる。・・・おっ、ほんとに出た。」
「・・・ホントはそんな簡単にいくもんでもないんだけどね」
「ん?そうなのか?まぁ、細かい事気にしてられねぇよ。行ってくる。」
ウルハはすんなりやってみせた俺を驚いた目で見てから苦笑して言うが、俺は軽くスルーしながら準備運動をし、角ウサギに向って行った。
「本当に近づいても襲わねーんだな。てか、逃げもしねーのかよ。まぁ、いっか。」
俺は角ウサギの後で鉄の棒を振り上げて狙いを定める。
「わりぃな。でも、俺も生きなきゃいけねーんだ。」
それだけつぶやき俺は角ウサギの首にめがけてふりおろした。鉄の棒は首に深くめり込み俺の手に肉を殴る衝撃と骨の折れる感覚が伝わってくる。俺は叩きつけた角ウサギの頭を踏みつける。
「まぁ、異世界でこれで終わると思えねーからな。追い討ちはさしてもらう。」
角ウサギの首に今度は突き刺すように鉄の棒を振り下ろす。肉に無理矢理ねじ込もうと何度か振り下ろし、角ウサギの首中程まで刺さった時点で角ウサギの動きがない事を確認し、取り出した剥ぎとりナイフをそのまま突き刺す。突き刺された角ウサギは光の粒になり消えた。
「ふぅ、無事終えることができたな。ウルハ、さっき剥ぎとった素材って確かめられるか?」
「うん、さっきのだね。えーっと、角ウサギの毛皮と角ウサギの肉、角ウサギの角だね。他の素材は自動剥ぎとりの代償にナイフが食べちゃったみたいだね。そういえば、レベル上がったんじゃない?ステータスって念じれば見れるから見てみなよ。」
ナイフが食べるのかよと心の中でツッコみながらステータスを確認する
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ケイ
種族:人間
レベル2
体 力110
魔 力33
筋 力55
耐 久77
早 さ22
運 100(最高地固定)
適性
全適性有り
スキル
・
特殊スキル
・自動翻訳
・超鑑定
所持金
156エマ
特別クエスト
角うさぎ100羽討伐せよ(1/100)
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うん、おそらくレベル1始まりだろうしなんか音も鳴ってたから上がってるんだろうな。この特別クエストってのはなんだ?
「ウルハ、特別クエストってのはなんだ?」
「それは神様からのクエストさ。クリアするとレアアイテムとかをくれるからできそうならやっといたほうがいいと思うよ。それも1つの死なさないためのシステムだからそれによって回避できる死もあるしね。」
笑顔で言ってくるウルハに軽く返事をする。ウルハの言うとおりだとしたらこのチュートリアル中に終わらしたほうが良さそうだな。普段どんだけ出るかわかんねーし。
「よし、それじゃあ狩りを続けるぞ」
読んでくださりありがとうございましたm( _ _ )m
後、初めて感想いただきました!もう舞い上がって書いちゃいました(笑)
その割に遅いのはごめんなさい(´*ω*`)