新人物
留学とか就活とかで書く余裕がないorz
書き溜めがもうラストなので次回の更新がより遅くなってしまう可能性がありますが、温かい気持ちでお待ちいただけると嬉しいです:(´◦ω◦`):
では、本編どうぞ!
「さぁ、ついたで!」
「なぁ、ほんとにここに泊まってんのか?」
「そやで。なんかおかしいか?」
「いや、だってこんなボロイの好き好んで泊まるなんてありえねーだろ!」
俺の目の前には廃墟と言われてもおかしくない様なボロさの木造の建物があった。てか、完全木造の建物がこっちに来てから始めてみた。石とかと組み合わせて作ったようないわいる中世の町並みの中にログハウスの様な木造の建物があるもんだからただでさえ目立つ。しかもその上蜘蛛の巣みたいなんがかかってるわ、ちょっとドアが傾いてるわ、何故か血の跡みたいなのまでついてるわ、怪しさも120%の店に入ろうと思えねぇと思うんだが。
「まぁまぁ、これで結構当たりやねんで?飯うまいし、安いし、それにサービスもええしな。」
そう言いながら中に入っていく。
「おっちゃん、ただいま!悪いけど個室用意してくれん?」
「ん?ああ、嬢ちゃんか。個室ってうちには大したもんねーぞ?」
「ええねんええねん。流石に乙女の部屋に男入れるわけにはイカンやろ?やから、ちょっと話すんに個室貸して欲しいだけやから。」
「そうか、わかった。ところで、料理はどうする?食べるか?」
「そやなぁ、肉系どっさりと生野菜は要らんわ。ワインもちょっと飲みたいなぁ。ワインは高級なん頼むな!値段は全部でこれに収めてくれると嬉しいなぁ。」
女だったらしいこの美形は入るなり店のおっちゃんと楽しそうに話だし、早々に話をつけると大銀貨1枚をおっちゃんに渡す。
「よし、後で俺が持ってってやろう。嬢ちゃんの事だから生野菜は要らねぇって言うとは思ったがほんとにいいのか?」
「ええねん。うち、あんまり生野菜は好きちゃうねん。」
「じゃあ、ここまっすぐ行ったとこにある降りる階段を使ってもらえりゃ奥の個室に行ける」
「おっちゃんありがとぉ。ほら、行くで」
女はさっさっと進んでいく。
「ん、この辺やな。」
そうつぶやくと足をトントンとすると上から階段が降りてきた。なるほど、知らなきゃ個室に行く事もできねぇって事か。なおも進み続ける女の後をひたすらついていくと1つの部屋にたどり着いた。
「ついたで!中で座ってちょっと待っとこか!」
「座って待つのはいいんだが、ここまでの道明らかに建物の範囲じゃなかったよな?」
「そんなもん魔法でなんとかしとんに決まってるやろ?」
女は扉をあけて仲に進み椅子の1つに座ると不思議そうに答える。
「まぁ、そろそろ簡単に自己紹介しよか!ウチはハナキってゆーねん。冒険者Dランクや。ほら、あんたの番やで!」
「俺はケイ。こっちはジルナ。色々あって俺の家族だ。」
「ケイにジルナな。で、あんたがどーしてもってゆーから許可したけど流石にその子でも(・・・・・)うちは倒されへんで?」
「その子でもってどー言うことだ?普通こんな子供いたら攫われるから連れてきたに決まってるだろ?」
確かに俺はこいつなら抵抗ぐらいできるだろうと連れてきた。攫われるという可能性も危惧してはいたが。俺は内心焦りながら奥にも出さずしれっと答える。
「いや、その子ドラゴンやろ?確かに攫われるんも困るやろけど、逃げるだけなら色んな手段あるはずやで?」
「なんでドラゴンだって思うんだ?この世界のドラゴンはこんな子供の姿してるもんなのか?」
その質問をした直後コンコンとタイミング悪くノックがされ受付のおっさんが入ってきた。
「失礼、水持ってきたぞ。で、これが核だから置いてくぞ。じゃあな。」
そう言って水とロウソクみたいなものを置くとさっさと去っていった。
「おい、今のはなんだ?」
「ん?ここが魔法の賜物やってゆーたやろ?それの隔離するのにただ隔離しただけじゃ繋ぎ直されへん可能性がある。やから、それを防ぐために、核がある。こいつを起点に隔離した空間を繋ぎ直す。わかったか?」
ハナキはロウソクのようなものをつんつんつつきながら言う。
「一応な。じゃあ、これが壊れたらもう繋げねぇってことか?」
「その場合はこのコップや。あっ、水は普通に飲んでええで?ただコップ壊したらその時点で帰られへんなるか、強制送還や。やから、気をつけてな。で、色合い的にあんたのが強制送還で、うちのが帰れへんくなるやつやから、あんたが逃げたなったら割ったらええよ。」
ハナキはそう言っていたずらっぽく笑う。
「まぁ、じゃあ、始めるか。」
見ていただきありがとうございましたm( _ _ )m
では、次回の更新遅くなるかもですが良かったら見ていだだけると嬉しいです(*´A`*)
では、またお会いしましょう(`・ω・´)ゞ