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三話 同じグループ
中学三年のクラス替えから、ちょうど三日後。
クラスのみんなで自己紹介をする時間があった。
今回は二人一組のグループを自由に作って、自己紹介やカードゲームをするらしい。
正直言うと、私はグループもまともに作れず、ぼっちになってしまうのではないかと不安だった。
「それじゃあ、今からグループを作ってください」
先生の声が教室に響くと、みんなすぐに友達と組んでいった。
私は友達を探そうとキョロキョロしていたら、突然小瀬がやってきた。
「私と一緒にやらない?」
その瞬間、心臓が跳ねた。
まさか、好きな人から誘われるなんて思ってもいなかったのだ。
顔が赤くなりそうなのを必死で抑えながら、私は小瀬に言った。
「いいよ!」
小瀬は笑顔で頷く。
その後のカードゲームで、ルールがよくわからず戸惑っていると、
「こうやるんだよ」
と小瀬が教えてくれた。
小瀬は女神なのだろうか。
こんなに優しいのに、なぜ彼女はモテないのか――。
謎は深まるばかりだった。




