辺境の町『ディア』
村からある程度離れ、涙が収まった後、今後について考えていた
村で教えられた一番近い町であるディアを目指して移動する予定だ
村の皆は一週間かけて移動していたそうだが、私なら二日で着くだろう
そして、ディアで最初にするべきことも教わった
────ギルドに入ることだ
何でもギルドに入っていれば町の出入りの際、税金が取られないらしい
だが村唯一の魔術師は先に魔術師の登録を進めた
魔術師として登録されていればギルドで登録する際少し上のランクから始められるらしい
だが登録費が足りないことから却下された、さすがに10000イリルは用意できない
だがギルドは100イリルで登録でき、依頼などを受ければ報酬がもらえる
その報酬で魔術師登録をすればいい、という結論だ
目的がまとまった、出発しよう…
─────────二日後───────────
途中で休憩をはさみながら、昼にたどり着いた
大きな壁、村とは比べ物にならない人の数、洗練された装備
辺境とはいえ周りの村に物資を配るため発展させているという話だ
「やはり人には獣にない良さがある」
そう呟きつつ町の入り口へと向かった
「おう嬢ちゃん、町に入りたいのか?」
「ああ、そのつもりだ」
「そうか、ならギルドカードはあるか?」
「いや、ここのギルドで登録しようと思っている」
「そうか、ならこの紙に名前と町に入る理由を書くんだが…代筆はいるか?」
「そうだな、頼む」
そう言って名前と町に入る理由を言った
「よし、あとは税金だな、100イリルだ」
「えーと、これでいいか?」
「よし、通っていいぞ、あとギルドはこの大通りをまっすぐ行けば見つかるはずだ」
「ああ、感謝する」
ふむ、町に入れたな
ではギルドに行くとしよう
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