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異世界に勇者召喚された俺、仕事って魔王を倒すことじゃないの??  作者: 菜寿
第1章 勇者、隣国との戦争に参加する
16/21

Side 戦争終結後のゲノン国

今日は先々週の延期した分も含めて、2作投稿しますよー!


18:00頃に投稿予定です!お楽しみに!

 戦争終結から1週間後のゲノン国王城。


「団長お疲れ様です!報告ですか?」


「ああ、そんなところだ」


 俺は今からトート国との戦争の報告で、陛下にお会いすることになっている。


 コンコン。


「騎士団長マールム、入ります」


 謁見の間には陛下の他にも宰相がおり、中はすでにピリピリとした空気になっていた。


「騎士団長マールム、トート国との戦争より帰還いたしました」


「…」


 帰還自体は昨日の夜中だったため、陛下はこの戦争の敗北を知っているはず。


 俺の言葉に無言で返されたため、だいぶご立腹の様子だ。


「顔を上げよ」


「はっ」


「して、騎士団長マールムよ、何か申すことはあるか?」


 陛下の声は鋭く、今にも威圧感で押しつぶされてしまいそうだった。


 だがしかし、今回の戦争の責任を俺に負わされるわけにはいかない。俺はちゃんと作戦通りにやったのだから。


「恐れながら…頂いた情報とはだいぶ異なっておりました」


「ほう?あいつが誤った情報を私に教えたとでも言うのか?」


「…アングスタビア手前の野宿で奇襲と聞いておりましたので、野宿の場所を調整したのですが、到着後すぐに攻撃を受けました」


 事前の情報では、トート国に攻め込む時の野宿場所であるアングスタビア手前で、魔法兵が夜襲を仕掛けてくると教えられていた。


「敗因はそれだけか?」


「トート国の魔法兵に、こちらの魔法兵の攻撃が全くと言って良い程当たっておりませんでした。見えぬ壁に弾かれているみたいで…」


「嘘は言ってないな?」


「は、はい!」


「宰相、すぐに魔法兵に調べさせろ」


 陛下の指示で、傍にいた宰相が慌ただしく部屋を出ていく。


 今回の戦争に参加した魔法兵で、生き残ったものはいない。残念ながら真実を知れることはないだろう。


「他には」


「炎と風の上級魔法を使える兵士がいるのは聞いておりましたが、水の上級魔法を使える者もおりました。魔法兵の攻撃を防いでいたのも、その者と思われます」


「仲間を守りながらの上級魔法の同時使用か…そいつが団長になったのか?」


「いえ、指示を出していたのは今まで通り、ユヴァトとティオーと思われる人でした」


「そうか。ならば次の機会にあいつに聞いてみることにしよう。お前はもう下がって良いぞ」


「は、はい!」


 陛下にお咎めなしで解放され、スキップしそうになるのを我慢しながら扉に手をかける。


「マールム。お前の処分は後で伝える」


「えっ」


「全体の指揮はお前に任せたはずだ。これ程の死傷者を出して、お前に何も罰を与えぬのは筋が合わないだろう?」


「…承知しました」


 バタンッ。


「…くそっ!」


 最後、陛下は氷のような不気味な笑顔だった。その顔から、結構な罰を受けることは簡単に予想出来た。


「全部あいつのせいだ…!」


 マールムは怒りに任せて怒鳴り散らす。


 話しかけてきた部下の兵士にも、さんざんの罵声を上げていたのだった。



 その頃、トート国では戦争に勝利した兵士たちのお祝いの宴が開かれていた。


「今回の手紙はこれくらいでいいだろう」


 コンコンコンコンコン。


 5回の合図で、真っ黒の服を身に纏った人が天井から顔を出す。


「お呼びでしょうか」


「渡してくれ」


 その者は手紙を受け取ると、またすぐに天井に姿を消した。


「まさか負けるとは…勇者(シン)はそれほど警戒しなくても良いと思ったのだが、早めに処分しておいた方がいいな」


 国がお祝いモードに包まれる中、1人、悪い笑みを浮かべる人がいた。

これにて第1章完結になります!

そしてお願いがあるのですが…誰か自分に章の作り方を教えて下さらないでしょうか!?

情けないことに自分、機械操作が苦手でして…上手く出来ないのです( ´тωт` )


読んでくださっている中で執筆活動をされてる方、どうかお願い致します<(_ _)>



最後に読者の皆様へ!

数多い作品の中、お読みいただきありがとうございます!


いいねや感想など、一言でもいいので寄せてもらえると嬉しいです!!

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