あいしてる
まるで
時はオーロラのように
見惚れさせて
ただ流れてゆく
そろりと
音もなく近づき
忘れられないくちづけをしていった
魔女みたいな君のようだね
月が傾いても
満月だからわからないみたいな
手軽なジョークが好きな君
心のどこかを
グッとにぎられたまま
君の
まぁ、魔女みたいな
中折れ帽子を
こちらこそ
グッとにぎりかえして
やりたいのだが
それはまぁ、
夢から覚めてからのものがたりになると
あたまでは、
理解していてもただ好きって
ただもう大好きだって
君ににぎられた心をさ
誤魔化せないのなら私は
ねぇ、私は、
もうあいしてるって、言っていい?