登場人物紹介 その5(第12話以降のネタバレあり)
シトロン・ウィークエンド
マンハッタン工科大学生物学部教授。メルバの恩師。ビターの初の出現事案「悪夢の四十六分間」の対応・研究にあたった人物だが、すべてのデータをメルバに遺して失踪した。別れた妻と娘がいる。
クレイグ・シュゼット
ウィークエンドの教え子。メルバの先輩にあたる。殺し屋フレジエを用いてチョコレートミント抹殺を目論んだ男。ニセ動画で政府のビター対策を攪乱した。
カタラーナ
ウィークエンドの教え子。ショートカットの若い女性研究者。メルバと一緒にチョコレートミントの無眠状態の研究を行っている。一方でチョコレートミントの奪取を考えているようだ。二たび、殺し屋アンゼリカを用いたが、失敗。
キアヌ・カーター
メルバ研究所の銃整備士。メルターの開発者。十七歳。メルベイユ警備保障の民間少年刑務所「スリーゴーツ・ハウス」に服役し、刑務作業として夜間オペレーター業務と対ビター用武器の製作を行っている。対外的には「メルバのお気に入りのモデルガン製作者」。
地元のギャングに3Dプリント銃の提供をしていたため、武器提供の罪で捕まった。脅されていたことと年齢の幼さから減刑されている。メルバに協力する代わりに、出所した際に仕事を世話してもらう約束をしている。
グリーンとブラック
メルバのボディガードのふたり組。お出かけ特約付きで雇われている、メルヴェイユ警備保障の社員。
体格が良くクマのような大男がグリーン。柔道家。意外に気が小さい。
元軍人でクルーカットの男がブラック。ボクサー。子供好き。
ジャック・コルビー
NYCC警察の巡査。二十代。昔からあこがれ続けた警察官という職に就いた純朴な若者。最近交番から刑事課に異動して毎日が忙しい。できれば化け物の相手はしたくない。
■殺し屋
ラムレーズン(ゾーイ・ラムレイ)
中性的な容姿の殺し屋。拷問を用いる情報獲得のスペシャリスト。殺し屋になる前は嗜虐趣味のいち悪党で、裏社会の便利屋のようなことをしていた。民間人を数名殺しているが、証拠不十分で捕まっていない。拷問後のアイスが日々の楽しみ。ハニーに撃たれて死亡。
レッド・ホット
集団の殺し屋。全員が同じ村出身の幼馴染。オリエント急行襲撃事件で登場したのは、リーダー的存在のレッド(赤髪)、ホッちゃん(女車掌)、ペペ(運転手)、チーちゃん(飛行場で待機してた人)。他に数名いる。とある貧しい村落の若者たちで、武器は村の周囲にたむろする軍人や賊から奪い取った装備品を使う。大金が入ったときは村のためになるものを買うことで全員が合意している。
ティラミス
二人組の殺し屋。怪盗を自称し、「積極的防衛」を拡大解釈して「盗られたものを盗り返す」ことを専門にしている。
男の方はマスカルポーネ。軽薄そうな細身の若者。物語の怪盗にあこがれすぎてこうなってしまった。鍵開けや侵入の担当。
女の方はエスプレッソ。極力しゃべらない小柄な女性。元悪役レスラーで、マスカルポーネの用心棒的な動きをする。暴力の担当。
アナとガトー
殺し屋殺し。
アナは、本名アナ・イーゴレヴナ・パノーフ。ロシア系アメリカ人。花屋の店員。機械のカスタムに詳しい。政治家の父親を殺された復讐で、下手人を殺した後も、殺し屋を狙い続けていた。慈善活動家に偽装して行動することがある。現場にカーネーションを二輪置く。
ガトーは型番GT07-A。ロシア製パワードスーツに、アナの父親が改造を施したもの。銀色。長身だが、車いすくらいの大きさにまで変形できる。アナの父親が、体の弱かったアナにプレゼントしたもの。話すのが苦手で人見知り。アナ以外とはあまりしゃべらない。
※メモ:ガトーアナナというおいしいお菓子がある。
スモーキー
中堅殺し屋。長髪の男性。武器はロープ。
以前は風俗店の“黒服”で、喧嘩の腕が立つことから暴力沙汰を引き受けるようになった。ある時お店の女の子が危ない目にあったことで、正式に殺し屋として番付に登録した。当時の店の用心棒を今も務めている。
モカ
中堅殺し屋。通称“ミス・アナコンダ”。麗しい美貌と並外れた膂力を持つ女性。ターゲットに色仕掛けで近づいて首をへし折る、という手口。アナとガトーにより死亡。
カスタード、ココア、ピスターシュ、コンパナ
アナとガトーに殺された殺し屋たち。