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魔王、興醒めのラストバトル

作者: ミドリムシ


2019の書き初めです



最終決戦の戦闘中、魔王である我は五人の女勇者を殺せなくなってしまった。


してやられた!


「くそう、興醒めだ!」


勇者が予想外の力を発揮し、軍団と軍団長を残らず見つけ出しては滅ぼしてきたその秘密がようやく解った時、我はとっておきのエリクサーをこともあろうか虫の息にした女勇者の一人に使ってやる破目になってしまった後、もう攻める気もなくして叫び声をあげた。


ある秘密を確信した我は、血色も良くなった命を救ったばかりの女勇者を含め、全員にそれを暴露していく。


「まさかの五大精霊だったか!自ら人格を融解するとはな。おまえたちにその精霊力エーテルをそれぞれ貸し与えているとは思わなかった。しかもおまえたちは一人一人が死んだとしても、その力が最後の一人に集約するというやり方に切り替えたところであろう。生き残った一人も命と引き換えに必ず我をこの場で、この地上世界で誅すのだから無駄死にはならぬ……そういう算段でおまえたち全員、既に命を捨て、我にかかってきていたのだな!」


その言葉で女勇者たちは、長らく正確無比であったそれぞれの得物も我を狙う仕草も初めての戸惑いが生まれた。


一人は明らかに不味いと顔をしかめ、振り向け直した手を再び下げる者もいた。


エリクサーを使われた巻き髪の女は上体を起こしながら言った。


「そう、だから敵のはずの私に貴重なアイテムまで使って命を助けたのね。私が死んだら徐々に弱っているあなたに比べて、私たちは数は少なくなっても強くなるから?……でも私たち、どこかであなたの言うおしゃべりをしていた事があったかしら?そうでもなければエリクサーなんて使えないと思うのだけれど」


「ならば我も教えよう。我も魔界を統べるまでに似た者との戦い方を経験していたからだ。そういう準備の出来ている者は、死ぬ瞬間に近づくほど目に大きな力を宿すものなのだ」


「なんてこった、ちくしょう。だけどこれバレちまった後でもあいつに勝てるものなのかよ……」


一番先に不安を口にしたのは燃えるような赤い髪の女勇者。


「ふん。その力で軍団長を次々と屠ってきたようだが、それが我に勇者の力以上の存在を疑うという余地を与えたのだ。少々その力に頼って戦いすぎたようだな。それに軍団長に貸し与えた目に宿る力量を見分ける術……これを持つ者を同じ力で倒し、術も我に戻ってきていたことで精霊力であろうと看破した。これがおまえたちの敗因だ」


「まだまだだよ!……まだ負けたわけじゃ」


「でもどうすればいいの。あいつもう致死攻撃はしてこないよ。まさか私たちで同士討ちするわけにもいかないでしょ」


「だめよ、あまり魔王の前でおしゃべりをしては」


不安を広げる二人を制し、武器を杖代わりにして立ち上がる巻き髪の勇者。


「いいや、その者の言う通りだ。我は地上世界に侵攻するにあたり、精霊どもが直接参戦する可能性も考慮していた。やつらの力と共に戦っているのであれば、熟知している我に対してはもはや勝機が無いと思え」


ぎくりと動きを止めた五人。それを見下ろしながら我は数歩後ろに下がると腰をおろした。


そこは地上に這い出た軍団が最初に到達した国。帝国の主城。そして魔王軍団の仮の本居とした場所。


その玉座はそれよりばらくは真の主を失って久しいものとなる。


「まだ勝てると思っているな?その精霊どもが自らを解放して与えたであろう力は2つある、であろう?ふん……一つは軍団長を圧倒したほう力。それをさきほど使い果たし、もう一つ、我をこの地に足止めし、完全に封じるという最後と思うまでは使ってはならぬ2つ目の力を起動した……我への攻勢も限界となり一人が倒れ、万策尽きかけて起動せざる得なくなった。そういうことだな?」


「……ごめんなさい。軍団長との戦いに力を使うべきだと言ったのは私。魔王に察知されたことに責任を感じているわ……」


今まで喋らなかった黒髪の女勇者がそうつぶやいた。


それを首を振って否定しながら、一歩玉座に近づく巻き髪の女。どうやらこの女勇者がリーダーのようだな。


「いいえ誰のせいでもないわ。……魔王だって、あなただって解っているのでしょう?魔王を含め私たちも、2つ目の力を解放したらもうこの場から逃げることは出来ないって。興醒めしたのは諦めたからかしら?それでも私が死ぬ直前に敵からエリクサーを使われるとは思っていなかったけれど。……もう遅いってことよね。ここは地上のどことも違う、破壊不可能な結界の円環。覚悟はできているの。あなたもつべこべ云わず、覚悟しなさい」


「そうだぜ。だから興醒めとか悔しがってねえで、立って俺たちと戦え!」


おまえの身体を半分吹き飛ばすようなとっておきの技もあるのだという、さらなる挑発に我はため息で返答した。


「くだらん。我はこれでもまだ半分ほど力を余している。今までは中々に痛い思いも味わってそれなりに愉しませてもらったが、そちらの力はもう無いではないか。今のおまえたちは借りていた力も使えず後は叩きのめされるばかりの必死の抵抗。存命であれば軍団長ひとりに任せても済む程度の、な。とっておきの技など我にもある……だがそれを使ったところでどうだ、……それを今からわかってやらされる、それをもはや興醒めと言わず、なんと言う」


「なによもう。そんなに強いなら全力を出したら封印くらい破れるかもしれないじゃない!それを試しもせずにやりたくないとか、わがまま言ってんじゃないわよ!私たちと堂々と戦えーっ!」


「おい青いの、お前はそうか、馬鹿か」


「なにお、くっそー!せめて一撃入れてやる。これからは一撃必殺、全部急所を狙ってやるんだから!」


「面白いじゃないか競争だな。いっちょやってやろうぜ」


「私は必中でみんなの援護をするからね」


「……私の不意打ちは分かっていても回避させない」


「もうみんな、しかたないわね。そういうことだから魔王、その光の種族の為の王座を汚していないでさあ、立ちなさい」


はあ。五人揃って勝利無き望みを叶えようとしていることにもう一度、ため息だ。


玉座から腰を上げない我に対し、まずは必中の攻撃を見舞うつもりか。

立たせないまでも身体を動かせ本気にさせるつもりなのだろう。


その始まりが我を終わり近づける。だがそれのほうがある意味ではマシという気分にもさせられ、余計に身体が重くなる。

まずは精霊どもをさんざん心の中で蔑み、次にそれらを信じて宿す五人の勇者に向けて鋭く片手のみを向けてから、改めて口を開いた。


「我は熟知していると言ったはずだ。それでも我に結末を与える為に挑んでくるという事に躊躇がないのはすなわち、おまえたちが全滅直後、結界完成で起きる地上世界への巨大なリスクについては精霊どもが真実を話さなかったということであろうが」


我は仕草と言葉で射手を制すると、さらに真相を語った。


「精霊がおまえたちに最後の望みを託し、地上世界を救う手段として常用できるが限度もある1つ目の力、そして最終手段の2つ目の力をそれぞれ1人に1体から加護として、地上世界の命運を託され与えられたと思っているなら間違い、詐欺も同然だ。……精霊が自らを解体して得た膨大な精霊力エーテルの残り全てで完成する結界で、我をこの地に封印することは出来たるとして、どうなのだ、精霊による加護を失った地上世界に住む光の種族のうち精霊力に少しでも依存している者たちはその後、どうなると思う?」


女勇者たちの反応を伺うと、こちらの言葉に緊張と焦りを感じ、哀れみを感じずにはおけない。


精霊がなぜエーテルに依存しない種族をちょうど5人、勇者として我によこしたのか。


その種族でも理解が及ぶように言うしかあるまい。


「例えばもしも空に浮かぶ月に地上世界の全ての水のみを移せたら、地上の水に住む魚はどうなる?早晩、干上がってしまうだろう?いま行おうとしている結界とはつまり、そう言うことだ」


「適当なこと言ってんじゃねー」


精霊力について理解が出来てきた赤髪のは、我から出る言葉をできれば何も信じたくないのだろう。


「精霊どもがおまえたちに何を期待しているのか、まだ理解できないか?我がこの地に封印されれば、エーテルを血や肉としている生物はまっさきに死ぬ。わからぬか?僅かなりとも頼っているものは苦しみ、生き残れても退化の道を辿る。口を利けない動物か植物になっても生き残ったと言えるか?そうまでして魔王を封じた後、地上世界ではおまえたちを称える種族などほとんど残らぬ。唯一無事に生き残るのが、皮肉にも光の種族の中ではおまえたち、エーテルを感じることなき勇者の種族のみとなることに、まだ気づかぬか?」


「……まさか……まさか!そんな!」


絶望から全身の力が抜けたのか、膝から崩れ、仰向けに倒れる黒髪の女勇者。得物の盾も外れて虚しく床を転がり、主人と共に天井を見上げた。


「ど、どうしたの!?」


黒髪のはそうなるほどの理由を全員に知らせる気力はもう無いようだ。

仕方がない、まだ我が説明するしか無いようだ。


我が興醒めと言うなら、女勇者どものこの無気力をなんと表現するつもりだろうか。


「一人は理解したようだな。つまり精霊どもは、おまえたちが1つ目の力を使い果たし我に敵わず倒されること、それにより2つ目の力を発動させ、結界の為に自ら死ぬことも解っている上で力を貸したのだ。しかもそうなる前に、我がおまえたちに精霊ども仕込んだペテンを暴くことすら先に統べて計った上でだ。ずる賢いにもほどがあるであろう?口なしの精霊力になっても運命は変わらぬと踏んで今は思ったとおりだとほくそ笑みながらおまえたちに力を貸しているということだ。お前たちがこの後どういった態度をとるのか解ってることをさっさと理解するがいい」


果たして精霊共はどの時点でこの結末を画策できたものやら。我が魔界を統べると決めた時か、軍団を造り上げた頃か。それとも地上に転移の力を振り向けた瞬間か。


我の言葉を早くに理解し確信し、なんでなの、なんでなのと光無く暗く沈んだ瞳を上に向けてつぶやく黒髪の女勇者の容態などは、戦い中で己を高めてきた我にとっては望むべからざる状況ではあるのだが。


「そろそろ全員で理解してもらおう。精霊どもの偽の自己犠牲を真似てきた女勇者たちよ。どれだけ貴重かも理解できないまま湧き出る湯水を使うように精霊力で我を削るのはさぞ気分が良かったであろう。軍団長と軍団も地上から消滅させ、地上支配の野望は見事に挫かれた。我も追い詰められて知るべき事を知り、そして口なしの観客である精霊どもに代わってお前たちに選択のない選択を迫らねばならぬつまらぬ役割を果たしているのだ。光の種族は地上の同族を見殺しになど出来ぬという運命に導かれし者たちよ……いつからだ、おまえたちが五人になったのは?……最初からか?」


「まさか……そんな……」


「冗談じゃねえぞ、おい……」


「なに、なんなのよ、もう……」


「……」


巻き毛の女勇者も、赤毛のほうもこれでようやく理解できたようだ。


「そこの薄い赤毛と青いのにも理解できるように説明してやる。我には地上の結界に封印されない唯一の方法がある。それは魔界に強制送還される召喚魔法を、残る力の半分を消耗して使うこと、だ。それで我は完膚なきまでに消耗する。その時はさすがの我も、魔界に戻って数百年の単位で、地上に侵攻した時と同じ力を取り戻すまでの時間を療養に費やして、再侵攻も叶わなくなる」


「……なによ!だったら、だったら私たちの勝ち……じゃないの?」


青いのは皆が自分と同じ事に気づいたわけではないと知って、皆と同じくらい唇を乾かしていく。


「馬鹿め、逃げられぬと言ったのはおまえたちではないか。その時は精霊力の全てが使われ、おまえたち五人を封じる結界が完成するのだ。光の種族が光の種族を封印し、地上の多くが破滅する。だが我はそうなってざまあみろと精霊どもに言ってやりたくとも、そうもいかん」


「嘘じゃないんだよね……じゃあどうしたらいいの……私達……ねえ、みんな?」


声を震わせてからは、薄い赤毛の女は我から目をそむけたまま仲間に尋ねる。


邪悪な存在のはずの我から聞く真実を、直視したまま聞ける精神力はもう無さそうに見える。


ここにはもう我のみが消えることで地上世界の安寧を信じる者はいなくなった。


「全員で聞け。我は光の種族の大半を虐殺できる代わりに自らは封印され、生きたまま死に続けるような選択などはしない。力の大半を失い、魔界に強制送還されるとしても、生きる道を必ず選ぶ。それだけではない。魔界から最も近き召喚の地であるここを、女勇者が無理解で封印されることで永久に使えなくするという選択も、こちらから拒絶させてもらう。我は望まない、だが精霊どもは決着を先送りにしたかったから今日はそうなったというだけのこと。決着は既についていたのだ。いずれ必ず我は力を魔界で取り戻し、再び魔界を統べてもう一度、今度は精霊どもなぞ付け込ませぬ方法で地上支配と精霊どもとの決着を成し遂げてみせよう」


女勇者たちは杖のようにして得物に頼って身体をかろうじて支えている者ばかりだが、聞いてはいるようだ。


「おまえたちも尊く気高き最小の犠牲としての役目は終わったのだ。戦うのを止めよ。悩むのを止めよ。我にいまここで降伏し、魔界に連行されることに同意せよ。魔界に供された生贄と云われて喜ぶ本人などいないだろうが、これに従えば我は地上支配の野望も捨てずに済む。おまえたちも光の一族を虐殺するか動物に退化した後の眼によって、この地で永久に白い目で見られるような道を選ばずにすむであろう。迷うことすらも許されぬ選べぬ二択だがな、今まで信じていた精霊どもに全てを奪われたことは同情するが、なにそれもいずれ地上世界での遠き日の事となるであろう。……わかったなら我と同様にさっさと興醒め宣言をし、魔界で、身を守れる程度の安住できる地を与えられる約束に絶望から1歩踏み出してまずは安堵し、生きながらえることを喜ぶがいい」


「……」


返事が誰からも無い。精霊どもは鈍感とは隔す無痛さを持つ種族を選ぶことで、最も小さな犠牲で魔王の力と野望に端倪すべからざる位置から痛恨の一撃を加えて削りきった上で、さらに地上世界の全てを救う選択のみを残す見事な狡猾さを見せたわけだが、興醒めの後でもはや1ミリも得物を動かせぬ事になった勇者たちはそういうことになったとあらば、もはや生きながらの屍にでもなってしまったのだろうか。


屍というならむしろ都合がいい。拒否できる心のない相手なら、余計な魔力を消耗しないで連れて送還かえれる。


「……ほんと私達って馬鹿……」


我の屍の観察と観測から最初に息を吹き返したのは青いやつであった。沈黙がエリクサーよりも効く者も光の種族にはいるということか。意外だった。


「ははっ……馬鹿の最上級は魔王だろ。空の弁当持って万の勢力で引き連れてピクニックに来ちまった、俺たち以上に間抜けだぜ」


言うではないか赤い髪の。だがその調子だ。目に光を帯びさせ笑え。あとその顔は、覚えたぞ。


「そうね。でもそれを笑いに来て今度は私たちが魔界にピクニックに行くんだもの、もう光の種族とは言えないわよね。向こうで落ち着いたらそうね、堕光勇者テロルフィナリスとでも名乗ろうかしら……」


巻き毛はここにきて一周回ってやけに前向きだな。


いいだろう。その名が数百年のどこまで持つかは解らぬが、我が力を取り戻し再び地上するときは、一番この名を嫌がった軍団長の軍団にあえて名付けてやれば興も乗る。


「あはは、みんな冗談きついよぉ。連れていかれたらもう二度と、おともだちみんなと会えなくなるんだよ」


薄い赤いのはほぼ現実逃避したが、壊れてはいない。友達皆よりも5人での皆を選ぶことは出来たということか。


「絶対みんなを救って……みせる……!」


そうか黒髪のは精霊との因縁を保ち続ける我と同じ決意をしたか。どうやるかは知らんが案外、魔界で新たな力を得てしまうかもしれん。


五者五様の反応を見せた女勇者たちは、このあとすぐに我に降伏を申し出た。


地上世界にいるあいだは光の種族の一部がどんな理由であれ自分たちを犠牲に使ったとしても恨まず、自分たちもその環にハマったりはしない意地があっての降伏だと、巻き毛はしっかりとした言葉で継いだ。


「その意気だ。そのまま魔界で、新たな自分たちを造り保つがいい。精霊の力を借りたとは言え、我の力を半減させる戦いをしでかした事を我は誇らしく感じていると魔界全てに伝えよう。そして我も、おまえたちを見習って精霊共にこれよりさらに一矢を報いてくれよう」


我は地上から強制送還される魔法陣に誰も見たことのない円環を一つ追加していく。


女勇者どもも、どこかでこの結果にほくそ笑む精霊や様々な超越者たちも、この円環の持つ理を知る者はまだいないはずだ。


なにしろ我も、我の未知なる先で自ら創り出す権能から頼ることに決めての試行であるから。


今の我には、何が起こるかさえ解らぬままの、自動書記オートマティスム


地上制覇を諦めたからこそできる力づくしの贅沢であった。


我が再侵略するはずの何千年後の地上世界から、精霊の張り巡らせる罠も飛び退け、強欲なまでに因果を超え、我と五人の勇者と光の種族の七番目を道連れにして、再び魔界へと強制送還たいひする魔法陣は完成した。


あとは余白に何を書き加えても召喚術は発動する。ならばこれを一言書き加え、声にも出して転移後にこの地に消し炭のごとく残る呪の一部として気づいて不謹慎に顔を歪めるか、笑いを堪えながら消す日まで祀ってやるとしよう。


ふんっ、と鼻息を荒くしつつ。


「精霊どもの無様な命乞いの証をここに残す」




どこまで近付こうとも線には見えぬ帯状の光が組重なって回りだす。


そこに一条大きく重なりて浮かぶは魔界へ続く一度限りの魔法陣。


グルグルと彼らをまばゆく包み込みながらうねり、そこに未知からの魂も一つ混ざりて消えた。


こうして魔王と五人の女勇者の戦いは、精霊の命乞いを聞き入れた魔王の勝利で終わりを遂げた。


この興醒めの最終決戦より千年間、地上世界は精霊の加護を失うこともなく世は変わらず穏便に救われ続けたそうな。



最後まで読んで頂きまして、ありがとうございました。

よろしければ感想、誤字脱字報告、おねがいします


最後に連載用の主人公を混ぜてみたりw

5人の女勇者、いつか(ノクターンならムフフな)ヒロインになれるといいね!w

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