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異世界の○○事情  作者: ぷひゃあ
7/9

伝説の○○

ガシャン、、、


重たい鉄の扉が閉まる音が響き渡る。


「これが牢屋っていうんだなぁ、、」



28歳田中彩。

恥ずかしながら只今牢屋に入れられました。



って

待ってー!!!

待って待って待って待って!!!ちょ、待てよー!!!


なにこの状況!なにも理解できてない私!!

いやそれよりなによりも理解できなかったことがある!!!!



ー遡ること20分前ー



「え、なに?ドリフ好きなの?みんな」


予想外の周りの反応に困惑する。



「やはり黒髪だからか」

「あの伝説は本当だったのか」

「おお、神よ、、」


周りの兵隊たちは口々に話し出したり神に祈り出したりしている。


銀髪の男は彩をジロリと睨んで離さない。


「ちょっと!なに!?本当に意味が分からない!!」




もし、もし仮にこの和風だか洋風だかごっちゃまぜのお城が

異世界と思わせるこの現状が

夢じゃなくて

現実なんだとしたら、、


本当に私は、、異世界転移したってこと、、、?

ベタな流れだけど

気付いたら異世界に来てましたってことー!??



っちょっと待って、このざわつき方に兵隊たちが言ってる

黒髪、伝説、神って

私のことよね?


ってことは

私ってこの世界で特別な存在ってこと?

ベタにベタでベタベタだけど

これから冒険が始まりますよテレッテッテテー♪

みたいな流れもしくは私はこの世界の、、、



困惑しながらも頭の整理をしようとしている彩に

銀髪の男が口を開いた。


「お前の言うことはよく分からないが、、この世界に伝説があってな」



きたー!!!!!

伝説!!!ほら!!!これ!!きた!!!


「突如として現れる黒髪の者が現れる。それはこの世界の天災」



「この国に災いをもたらすであろう」


ん?


「そして神にも等しいその存在の名は、、」


ん?



「ヘンタイ」




ん?




「お前がそのヘンタイであると、状況的にも見慣れぬ服装でも発言でも、、一致する。」



「はぁぁぁぁ!??だぁー!???変態じゃねぇし!!!!」




拝啓、お母さん

私、産まれて初めて変態って呼ばれたよ。

そんな子に育った覚えはないのにな、なんでだろ、ちょっぴり殺意がうまれちゃった。

            彩より。


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