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夢じゃん?
「あー早く目ぇ覚めないかなー、ちょっと誰か私の頭でもなんでも良いから叩いてくんない?」
さぁどうぞ、と両手を広げて周りの兵隊たちを見る。
「なにを、、言ってるんだこいつ、、」
兵隊たちがざわつき始めるのを他所に
「早く!もう疲れた!こんな夢早く覚めたい!!」
と彩は半笑いでさぁさぁと兵隊たちに近寄る。
それと同時に兵隊たちは後ろへ下がっていく。
「やめよ!!!!!!!」
銀髪の男が怒号を響かせる。
「女よ。お前は先ほど私たちを夢の住人と言っていたが、、なんのことだ?」
問いかけに彩は
はぁーとため息をつく。
「だ か ら!さっきビール飲んで昼寝したじゃん?前に見たアニメの影響か知らないけどこんな見たこと無い場所にきて、しかもイケメン多いしなんか状況的にも意味分かんないし?完全に夢じゃん?私の!」
沈黙が流れる。
「「「「はぁ?」」」」
打ち合わせしたかのように
息ピッタリのご返答。