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狐ロリ神様はおいなりさんがたべたい。  作者: 凪狐
一章 狐ロリ神様、異世界へ
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カノンの家

やっとカノンの家です←

 結局あの後にデザートを頼んだイロハに、カノンは骨付き肉を食べながら呆れ顔を見せていました。

 イロハの頼んだデザート。それはフルーツの盛り合わせです。

 砂糖が希少なこの世界で、デザートと言えばフルーツの盛り合わせなのです。

 ただしそのフルーツも少し希少な部類なので、手が出せないほどの金額ではなくとも少し高め。所謂プチ贅沢をするときに果実を一房買う程度です。

 ですが、食堂のデザート。フルーツの盛り合わせは一房と言っても、種類が豊富でした。ガラスの食器の中には葡萄やイチゴがあり、それを包むかのようにカットされた桃やリンゴが添えられています。

 地球でのフルーツの盛り合わせと比べると種類は少ないですが、この世界では近くに森があるリングラスですらこの種類で多いと判断されるのです。


「にしても、お腹一杯なのじゃ」

「そりゃ、あんだけ食べたら充分だよね。ボクは体重が増えちゃってるだろうなぁ」


 霊薬草をギルドに納品するために寄ってから、一人暮らししているカノンの家に帰る途中。二人は食堂で起こった出来事や、数々の料理について雑談を交わしてました。

 そうしてたどり着いたカノンの家は食堂から数分程度。冒険者区画と呼ばれるギルドの西に位置する場所にあります。


「じゃあ、どうぞ。汚れてるかもしれないけど、それは出来たら気にしないでね」


 カノンがそのまま家に上がり込むと、イロハは戸惑いながらも家に上がります。家に上がるときに靴を脱ぐと言う習慣の相違です。

 カノンの住む家は、自身が言っているよりはかなり綺麗でした。物があまりないのがそれを更に強調するのでしょう。

 ベッドと机とイスと棚とタンス。およそ生活に最低限必要な物が揃っている程度です。


「ちょっと待っててね。服出してくるから」

「……服? なんでじゃ」

「だって何時までもその格好じゃ要られないでしょ?」


 カノンはイロハの水色のパジャマを指して言います。対してイロハはそう言えばそうじゃったな、とまるで他人事のように話します。

 カノンはごそごそとタンスから服を引っ張り出すと、その中でイロハに似合いそうな服を物色します。


「カノン。私は別にそこまで衣服とかは気にしないのじゃが」

「イロハが気にしなくても、周りの人は気にするの。……っと、これとかどうかな?」


 カノンがピンと来た服を一着、イロハに手渡しました。イロハは広げてどんな服なのかと観察します。

 それは、一言で言えばワンピースでした。ゴシック調のワンピースで、チョーカーとセットのタイプです。


「どうかな? ボク、ドワーフだから背が伸びにくて服がちっちゃいけど、もしかしたらイロハも着れるかなって思ったんだ。それに女の子って感じの服。ボクには似合わないから」

「え、あ、おう? お主は充分可愛いと思うのじゃが……でも、ありがたく頂戴するぞ?」


 イロハはようやくパジャマ以外の服を手にいれたのでした。


新キャラを出すタイミングが見当たらない……

20話ぐらいには出るはずですけどね←

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