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とある女王陛下の特殊部隊少尉

ステルス型ブラックホーク内


皆さんこんにちは、いやこんばんわかな?まぁどちらでもいい


自分はイギリス軍特殊空挺部隊の隊長をしているカフスだ

階級は少尉、一応これでも妻子を持っている

部下には、奇跡だとか、神の起こした神秘だとか言われるがどうでもいい

現在2個小隊18名と共にヘリで駐屯国である香港国の田舎の山中を飛んでいる


今回はバカンス中に海賊の襲撃を受けて拉致られた間抜けの政府の駐在員の救出任務だ


海賊からの要求はアメリカドルで500万ドルと仲間の釈放、ありきたりだ


しかしこの海賊は拉致は始めてらしく、間抜けなことに普通の一般回線の電話で要求してきた、しかも軍の広報部に直接だ

普通はばれない様に何処かのNGOか第三国を使って間接的に要求をするもんだが


おかげで要求があって30分後には監禁場所が判明、早速判明、輸送ヘリ2機に分乗し攻撃ヘリ3機と共に、ヘリポーンの準備を

10分で完了、で強襲、救出に出撃しようとした所基地の特殊作戦郡の総司令官から連絡が入り


『作戦は一時中止!待機室で待機しろ!』


どういうことだ?しかし俺も軍の人間、上からの命令はよほどの事が無い限り聞かなければならない


『っく!了解』


「全員待機室に戻れ!」

部下に指示を出し、装備はつけたまま総司令官の執務室に向かう


「どういうことですか!?早く救出しないと殺されてしまいますよ!」

すると司令官は

「私も上からの命令なんだ、詳しくは知らないが、監禁場所がベトナムとの国境沿いで下手をするとベトナムと戦争になりかねん

どうやら上は金を払うかベトナムと仲のいい国に頼むか考えているらしい、今回は我々の出番はない」


「高度な政治判断と言うやつですか?」


「そうだ、一応装備はそのままで待機していろ」


「・・・・了解」


納得いかない・・・・ここら辺でベトナムと仲の良くて救出任務が出来る国と言えば日本かロシアぐらいだろう

ロシアは兎に角俺は日本が嫌いなんだ、なんであの国の連中は何でも謝るし、愛想笑いしかしないのが腹が立つ

それよりも腹が立つのは、演習で日本軍との合同練習中にあいつら腐った豆を俺に食わさせたんだぞ!

信じえられるか?ネバネバしてて臭い匂いを発する豆だ!

あんなもの人間の食べる物ではない!豆と言えばベイクドビーンズだろ?

あの豆のホロホロとした触感、豚肉の脂の甘さ、トマトの酸味・・・俺のお袋の味だ・・・田舎のお袋元気にしてるかな?・・・


ぐるぐるぐる


いかん、おなかの虫が鳴ってしまった

話を元に戻そう、納得いかない、機会があったら指令など無視して飛び立ち強襲してさっさと基地に戻るだけだ

人質を無事回収すれば上も文句は言わないだろう

部下も正直、脳筋ばっかりだから煽れば大体乗ってくるだろうし


そし約40時間後、基地の懇意にしてるレーダー観測手から連絡がはいる

「20時間ほど前から作戦地域に民間機が侵入、上空を旋回している模様です」


「中国の時代遅れのレーダーには映らないようだが大英帝国の最新式レーダーにはばっちり映ってるようだな」


どうやら救出作戦がすでに決行されてるらしい

行くなら今だな


「総員に通達!今から我々は指令を無視し救出作戦を開始する!」


「大丈夫なんですか?」

と、部下から質問されるがぶっちゃけ大丈夫じゃない


「今行かなければ人質が殺される!ひ弱な日本人に救出任務が出来ると思えん」


「そうだ!俺たちは屈強な空挺部隊だ!」

「女王陛下に栄光あれ!」


と乗ってくる、ぶっちゃけこんなに煽りに弱いと大丈夫かと心配になってくるな


そして冒頭に戻る


どうやら、すでに自分らが向かっている事がばれているらしく

望遠赤外線カメラには白黒だがハッきりと時代遅れのテクニカルや対空ミサイルを構えてる民兵が見える

しかし事前に敵がヨーロッパの武器商人から仕入れてる情報を聞いているので問題は無い


『戦闘準備!攻撃ヘリは先行して攻撃を加えろ!』


『了解』



『地上班は攻撃開始から5分後に着陸!ダイナミックエントリーで突入!』


『了解』


攻撃ヘリが近づくと機銃やミサイルが飛んでくる

そしてヘリはフレアを発射しながら建物以外に攻撃を加え始める


そして5分後、ヘリが着陸し2個小隊が屋敷に突入すると50m先でロシアの装輪装甲車が現れるか何故か此方ではなくて

森の中に砲撃を加え始める


「まじか!カールグスタフM2で破壊しろ!」

部下に指示をだすと上空から火の玉が15発ほど降ってくる


『今のは攻撃ヘリか?』


『違います、現在高度40mほどがら敵テクニカルを攻撃中』


『了解、そのまま攻撃を続行せよ』


どうやら例の別勢力の攻撃らしい、あの短時間で地上支援機を出せる国と言えば

ファッキンジャップだろう、まったく持って忌々しい


そんな事を考えてると無線が飛び込んでくる


『こちら突入班、ジョン氏は発見されず!指紋認証の鍵に不正アクセスの痕跡あり、すでに連れ出されてるようです』


『了解、忌々しいが撤退する!』


『了解』


糞!ある程度予想してたが凄く悔しい

基地に帰ったら司令官に怒られて始末書書いて自棄酒して寝るぞ!!


そして、ヘリに乗り込み基地へと帰っていく


しかし、伝統ある特殊空挺部隊の上を行ったとなると侮れないな

これは認識を改める必要がでてきたな、まぁいい覚えてろよ日本軍!


ヘリボーン

ヘリを使った侵入作戦


フレア

赤外線センサを欺瞞するために用いるデコイの一種

ミサイルの追尾装置を騙す目的で使われる


特殊空挺部隊

SAS

世界最古の特殊部隊

アメリカや日本、各国の特殊部隊はSASを手本に作られている

ただこの小説では古くて伝統とプライドだけの特殊部隊に成り下がってる模様

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