上と下
今まで手榴弾の事をグネレ-ドと書いてましたが、作者のミスですグレネードが正しいです
ネとレが逆でした、すまん
屋敷の中に入るとエントランスらしき空間になっており生き残った数人の兵士と私兵らしき魔族が数人いたので冷静に3発づつ胸に撃ち込んで止めを刺していく
「打ち合わせ通りに桃と黒は適当に敵の生き残りを尋問して地下への入り口を聞き出して地下へ、黄とウェンディは俺と一緒に2階だ」
「「「「「了解」」」」」
・・・
・・
・
桃視点
隊長たちが階段を駆け上がっていくのを見送った後、取り合えず息のある敵を探すと足を撃たれているだけの敵を運よく発見したので聴くことにしました
まぁ、死んだふりして後でこっそり逃げ延びようとしてましたが私の目にはすぐにわかりますよ
「今、ココで地下の入り口を教えてくれたら死んだ事にしてもいいですけどどうしますか?」
すると魔族の私兵らしき男は
「・・・本当なのか?」
と疑ってくるので、M1911を取り出し1発無事なほうの足に打ち込みます
銃声!
「ぎゃあ!」
「こっちとしては貴方が喋ろうが喋らまいがどっちでもいいのですよ?」
「喋る!!喋るから!!地下への階段は1度外にでて丁度正面門の屋敷を挟んだ裏側の木の扉の先だ!!!」
「そう、ありがとう」
と笑顔を見せ
銃声!銃声!
頭に2発打ち込んでおきます、そして周りを警戒してた黒をみると
「黒!屋敷の裏側の木の扉の先が地下室の入り口だって!」
「わかった!バックアップは任せろ、先に行け、桃」
「背中は任せたわ、黒」
そして拳をたたき合わせ正門をでて右目に蒼達の乗るLAVを横目に裏側に回ると屋敷の扉とは別に地面から斜めに取り付けられてる木の扉があるのがわかります
後ろから来てる黒にハンドシグナルで合図を送り突入を指示します、今回はサイレントエントリで黒が扉を開け私(桃)が最初に進入、そのまま時間差で進入です
黒が頷くのを確認するとそのまま扉に手をかけ黒が扉を開くと地下へと続く階段が見えるのでM468を構えつつ中を覗くと炎が向かってくるので慌てて頭を引っ込めます
「人間どもをこの地下に入れるな!」
「おう!」
「矢と黒長耳族を呼べ!」
階段を降りたところの曲がり角から半分ほど体をだしながら弓や魔法で攻撃してくる男達が居る、言葉からして5,6人いるようだ
「黒?どうする?」
「そうだなぁ、取り合えずグ手榴弾でも2,3個ぶち込んでみるか?」
「それで行きましょう」
と黒と桃が腰のポーチから手榴弾を2づつ取り出し安全ピンを抜き、タイミングを合わせ手榴弾を放り込むと
爆発!×4
と5秒後爆発する
「黒!突入する!同時に行くぞ」
「おう!」
すると二人一緒に銃を構えながら階段を下りていく、曲がり角は鏡を使い安全を確保しつつ進むが途中で魔法使いや兵士が現れるので冷静に撃ち殺したり、人数が多い時は黒の」M268の機関銃で掃射したり手榴弾でまとめて吹き飛ばす
そして部屋を捜索していくと地下室は何かの研究所らしく、部屋には青色の液体が満タンに注入されていたり、見たことのない獣、多分魔獣が檻の中に閉じ込められていた
「黒・・・コレってもしかして」
「あぁ多分動物実験か合成獣の実験だろうな、そこらへんは桃の管轄じゃないか?」
「うん、この世界の事はわからないけどあっちの青色の液体は何かの培養液か人口膣の羊水の代わりってとこかしら」
「取り合えずこの問題は後回しにして今は任務を果たすぞ」
「えぇ」
しかし地下には魔王様からの資料に書かれた人物は発見されなかった・・・その代わりに発見されたのは緑色の液体に全裸で入れられ口の中に筒が突っ込まれた人間が15体発見できた
そこで桃と黒は人間と緑の液体の入った樽を近くにあった斧で叩き壊し息のある人間3人を保護し蒼たちの待つLAVに送り届けたのだ
本当は扉の前までLAVを移動して欲しかったのだが敵が現れ戦闘中だったため自分らで運ぶ羽目になった
ーーー
赤視点
階段をお互いに援護しつつ駆け上がると重厚な木製の扉があり、明らかにこの屋敷で一番偉い人が住んでる感じがする、そこでハンドシグナルで2人にサイレントエントリーを指示し扉の横に待機する
そして黄が扉を開けるので中に入ると
「死ね!」
そして重厚な木製のドアが斜めに一刀両断され黄が吹っ飛ぶので、慌てて腰のポーチからスモークグレネード放り込み黄を回収します
「大丈夫か?」
「えぇ、ボディアーマーで止まってます、衝撃がトラウマパットを少し抜けた程度です」
「ならよし、ロー!抵抗するな!魔王様からお前と魔族至上主義派に国家反逆罪が勅命で出てる!」
「んなもんしるか!どっちにしろ死ぬならお前ら殺して逃げてやる!そもそもココは公爵家の屋敷だぞ!お前ら公爵にひざまずけ!」
と言うと同時にスモークを散らしながら石壁に横一線の切れ筋ができます
「今のはなんだんだ?」
「アレは風魔法のウィンドカッターだと思うわ」
「ウェンディ、見たことあるのか?」
「コレでも各地を視察してたのよ、国軍演習の時に魔法使いが放つのを何度も見てるわ」
「何ごちゃごちゃ喋ってるんだ!」
相当お怒りのようで容赦なくウィンドカッターが飛んできます、おー怖!
「なにが公爵家だ!お前は既に公爵家の任を下ろされてる、魔王様の命だ」
「だったらクーデターでも起こして俺が魔王になってやる」
「あー、もういいわ、馬鹿になに言っても無理だ」
そう言いながらスタングネレードを取り出しウェンディと黄に目配せすると察したのか軍用耳栓を着け丸く屈みます
それを確認すると部屋の中にスタングレードのピンを抜き部屋の中に入れると5秒後に凄まじい音と衝撃、そして光を撒き散らします
本来ならドアを挟むだけでこちらに影響は無いんですが、今回は扉を破壊されてるので軍用耳栓を使用した
「ウェンディは扉の前で警戒!俺と黄は突入!」
俺と黄が中腰でM468を構えながら中に入るとぶっ倒れてるローが居るのでボディチェック後結束バンドで足と手を縛り口の中に近くにあった紙を入れガムテープで口を塞いでおきます、これは詠唱できないようにする処置です
「黄は机の中の書類を適当に回収!撤退!!」
「「了解」」
そしてそのまま1階に戻り外に出るとサンドラ将軍がM2を市街地に向けて乱射してます
「赤!このM2ってのは気分が良くなるな!コレ1個くれんか?」
「だめです」
そう言いつつローを車両に放り込むと黒と桃と知らない男2人と女性1名がいるので
「桃この人たちは?」
「地下で保護した人族です、気絶してる以外は健康です」
「そうか、黒勿論アレは設置してるよな?」
するとニヤリと笑いながら
「勿論、ポチっとしますか?それとも隊長が?」
「安全距離に移動したらポチっとしろ」
「いえっさー!」
『空中前線管制官、今から撤退する、援護を頼む」
『了解』
「蒼!出せ!」
誤字脱字報告まってます!
ついでに評価してもらえればありがたいです!




