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パラレルワールド日本軍、異世界へ行く  作者: プランc
冒険者編
84/184

草原の狼と高級宿屋防衛戦

草原の狼


リーダー リクゼ視点


今回の依頼はパエリア王国の王族からの指名依頼でランク7の依頼だ


彼ら軍団クラン日本軍とは2ヶ月前にパエリア王国の王都近くの草原で出会ったのだが彼らは野営中に凄く不思議な火をだす道具を使いそして精霊の加護も魔力の消費もないのに空を飛び立っていった


そして今回ギルドの指名依頼の説明の時にギルド職員と国の担当官から「今回は軍団クラン日本軍のパーティと一緒に行動してもらうがいいだろうか?」


それを聞いて即答でOKを出していた


彼らの使う武器、銃と言う物に興味があったからだマジックコレクターという2つ名を貰った俺としても高ランク冒険者としても興味があったのだ


そして依頼途中の戦闘時彼らの魔道具を見せてもらった、正確には使ってる所を勝手に見ただけなのだが、すさまじいの一言だ


特に、タロス部隊と呼ばれてる人たちの全身鎧はすごい、身体能力を数十倍に引き上げ、猪耳族の突進を受け止めている、猪耳族自体は各国に獣人の集落や各都市に定住していたりする、そして彼らの毛は刃物を通さない防御力、機動性は皆無だが突進力は最高峰なため冒険者としても人気が高い、人族が相手しようとしたら猪耳族1人に対して同じランクだったとしてもポピュラーな6人組みパーティ2組がかりが全力で挑まなくてはならない、まぁ地形や状況によっても変わるのだが


それを1対1で受け止めたのだ


しかも魔族軍の者の話によれば「追撃のジジジ」2つ名持ちで見たことは無かったが名前は知っている、魔族陸軍の将軍で10数年前、魔王様が世代交代し、不可侵条約が結ばれるまで最前線でパエリア王国と戦っていた人物だ


そして上層部からは「ジジジを見たら正面からの突撃は避けて横からの奇襲攻撃をせよ」と命令を受けていた


それを正面から受け止め、赤井達は猪耳族の頭を銃という武器で木っ端微塵にしていた、普通ありえないぞ


戦闘を終え魔道具「遠見のコウモリ」の受信側を目から外すと自動的にコウモリの人形が戻ってくるので受け止めマジックバックにしまい、全員が集合するのを待つと皆が出てくる


「敵は殲滅したぜ」


「こっちも」


「ちょっとだけ怪我しちゃった」


「ポーションと聖水ホーリーウォーター飲んどけよ」


と、皆が報告してきます、


「リーダー、日本軍はどう?」


「あいつらは無事に敵を撃退してジジジ将軍を捕縛したぞ」


「ジジジってあの追撃のジジジか?」


「あぁあのジジジだな」


「パネェな、日本軍は・・・」


ちなみに魔族軍のキャンプで1泊したのだが夜中に赤がかってに拷問を開始して、全員がジジジの悲鳴で起こされると言うハプニングが起きたのだがまぁそれも一興


ーーーー


魔族王都


魔王様との謁見を終え、外交官同士の会議も終えました、そして宿泊場所に指定されたのは最高級と言っても過言ではない宿屋でした


まぁ俺らもランク8のパーティだから偶にいい宿屋に泊まったりするんだがそれでもこの宿屋は凄く豪華だった


お湯はバルブを捻ればすぐに出てくるし、ベットは干し藁を詰めた物や綿だけの物じゃない、なんと言うか適度に反発力があるのだ


そして庭、普通庭なんて宿屋に使わない、庭を作るぐらいなら納屋や馬小屋を作ったほうがマシだからだ


しかしどうだろうか?庭には木々が美しく配置され片隅には小さな滝、そして小さな池、池には綺麗な魚が泳いでいる


確かにこれは癒される、ただ文句があるのは庭に警備のつもりなのか騎士団が巡回していて綺麗な景色が台無しだ


ちなみに日本軍の「たろす部隊」は宿屋の外と外交官の部屋の外に変な道具を設置して自分達の馬車と全身鎧を整備し始めてる


そして深夜3時ごろ部屋のドアがノックされるので出ると「たろす部隊」の1人がいて


「宿の外に正体不明の武装員が集結中です、気をつけてください、我々は宿の外で対応します」


「判った、俺らの外で戦う、宿の正面を任してもいいか?裏側は俺らが対処する」


「了解、隊長に報告しますので少々お待ちを」


と、ノド付近を押さえつつ独り言を呟くと


「隊長からです「頼む、お互いに幸運があることを」だそうです」


「じゃあこちらからも「頼まれた、終わったら皆で酒でも飲もう」と伝えてくれ」


「了解しました」


「ちなみに騎士団の連中には?」


「別の隊員が連絡済です、彼らは宿の庭と外の右側面と左側面を固めるそうです」


「なんだ、右と左は既に固めてあったのか・・・負担が減って結構」


「はい、ではお互いに武運があらん事を」


そして装備を整え宿の勝手口から外にでます、ちなみに宿の従業員は地下のシェルター兼食料庫に避難している最悪脱出用の通路から逃げるらしい、他の客は今回外交官の宿泊と言う事で魔王様の計らいで貸切にして有るらしく居ないから安心だ


居ます、全身真っ黒の鎧にその上からこれまた真っ黒なマントを被った奴らが周りの建物の屋根から黒い色の剣を抜きながら振ってくるので


剣の魔道具を発動させつつ迎撃です


他のメンバーもリンは風の精霊を使い迎撃、パルマスは愛用の木槌を振るってますが、これまた魔道具で人に当たった瞬間小さな爆発が起きて敵を吹き飛ばしてます、ちなみにスカウトのエリはロープとジャンプ力を上げるブーツ型魔道具を駆使し屋根の上で戦ってます


正面の方では連続した爆発音や悲鳴が聞こえて来るし、左と右からも斬撃音や魔法の爆発音が聞こえてきます


・・・

・・


日が昇り始めた頃


よ、ようやく終わった!!


なんと言うかドデカくて顔が3つもあるスケルトン兵が出た時は死ぬかと思ったわ・・・


「たろす部隊」がでっかい筒で攻撃したり、騎士団の魔法使いたちの大爆発魔法ハイエクスポーションの集中砲火が無ければ倒せなかったわ






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