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パラレルワールド日本軍、異世界へ行く  作者: プランc
冒険者編
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魔王様の欲しいものとコタツ会談

謁見は何事も無く終わった・・・


まぁ少し魔王軍の偉いさんに少し怒られたが魔王様の「よい、我はそれ位では怒らん」と言って終わった


そして今は日本軍だけ別の部屋で話があるそうでサンドラ将軍に連れられ魔王城の上の階に来ている、そしてある部屋の前に着くとサンドラ将軍がドアをノックし


「サンドラ将軍です、日本軍の者を連れてきました」

と声を掛けると


「いいよ~入ってもらって」


と、入ると中はだだっ広い部屋だった、違和感があるのは部屋の隅に設置された9畳ほどのスペースに畳がしかれ畳の上にはファミリータイプの大型のコタツが鎮座しておりコタツの上にはミカンとティッシュ、黒電話、ゴミ箱や座布団、何かのチャンネルらしきものはすぐに手の届く所に配置されている

そしてその男はいた、謁見の間で玉座に座ってた男だ、見た目は25歳前後、身長は座ってるから解らんがかなりのひょろい、モヤシ君とか呼ばれてそうだ、肌の色は黄色、今まで見た魔族は全員青白かったのだがな、髪の色は黒、目の色も黒、そして手油で汚れたメガネをかけている、コレで頭に角が無かったらアキハバラの同人ショップやギャルゲー専門店とかに居そうだ


「や~良く着たね、さぁさぁ寒かったでしょ?早くコタツに入りなよ、魔王都は以外に高度の高い所にあるから少し肌寒いんだ」


と、コタツを勧めてくるので


「ではお言葉に甘えます」


とコタツに入ると


「じゃあ改めて自己紹介、魔王をやってる鈴木です」


さっきから気になってるんだが謁見の間で聞いた名前と自己紹介の名前が合致しないんだが・・・


「日本軍赤井翔太一等軍曹です、失礼ですが先ほど謁見の間で「ライト・ライトス3世」と紹介されたのですが・・・」


すると魔王様が手油で曇っためがねの位置を治すと


「あぁ君達は転移者なんだね、僕は転生者、日本で交通事故で死んで気付いたらこの魔国の貴族ライトス家の長男になってたんだよ、鈴木洋二スズキヨウジは日本の名前だよ」


「元日本人が居るとは聞いてたたが本当に居るとはな・・・」


「信じられないかい?まぁ信じられないのもしょうがないよね、じゃあなにか日本人にしか解らない質問でもしてみれば?」


なるほど。それならある意味確実だな、なら日本人なら誰でもわかる質問


「じゃあ日の丸弁当の材料は?」


「そんなのでいいのかい?銀シャリと梅干だね。まぁ僕は梅干が嫌いだからたべないけどね」


当たってるな


「じゃあ僕からも質問、赤色の機体の特徴は?」


・・・・コレでいいのか?


「三倍早く動ける」


「お~正解だね、あ!」


と何か気付くと


「ごめんごめん、こんなのがあったら日本人か疑うよね?」


と、角に手を掛けから角をはずす(・・・・・)


「は?」


「この事は内緒だよ?知ってるのは僕の妻たちと国の中枢の中でも数人しかいないんだからね」


「わ、わかりました・・・」


いやー、びっくりした・・・コレだったら本当に日本人だ・・・しかもアキバにいそうだしな


「ちなみに魔族と人間の違いってあるんですか?」


「あぁそうか魔族は基本的に魔国からでないから知らないのも無理ないか、細かい違いはないよ?大きなのは2つ」


と、指を2本だして説明してくれます、


「まずは角だね、魔族には基本的に角が生えてる、まぁ例外はあるけど角がないと上の地位に付くことはできない、だから父上は僕に付け角をつけてくれたんだ」


と外して机の上に置いたカチューシャ式の角をピンとはじきます


「そして2つ目魔核の有無だね、魔族には例外は無く魔核があるよ僕にも魔核もあるしね」


「ほー、何処に?」


「それは内緒、心臓や脳と一緒ぐらいの急所だから誰にも言えないんだ、あ、魔核の場所は個人個人で違うからね、それはそうと本題に入ろうか?君達はパエリア王国からの親書とは別になにかあってココに着たんじゃないのかい?」


なにか鋭いな


「お見通しですか・・・先ほどのべヒモスとの戦闘で仲間が死亡しました、それに対して慰謝料と謝罪を、そして軍団クラン日本軍との個人的な条約を結びたく思っております」


と、1通の手紙を渡すとそれを見ると


「ん~、損害賠償に関してはこの額でいいよ、謝罪に対しても個人的にも魔国の国王としても謝罪の言葉を送らせてもらうよ、問題は日本軍との条約だね」


「なにか問題でも?」


「君達は転移者だけど人族だよね?しかも冒険者軍団だパエリア王国と国交が結ばれない限りは無理だね」


「そうなのですか・・・」


任務は失敗かな?まぁ優先度の低い任務だからいいんだけどな、そもそも言葉の駆け引きは専門のエージェントに任せろよ、俺達は戦闘の専門プロで偵察特化スペシャリスト


「ところで聞きたいんだけど、味噌と醤油ってもってるかい?」


「?今はありませんが日本軍の基地に行けばいくらでもありますよ、軍基地で生産してますので」


「それは本当かい?本当なら同盟は組めないけど友達にはなりたいな」


「よろこんで!」


まぁ個人的にも軍的にもパイプはあることに越した事はないからな



「じゃあ申し訳ないんだけど味噌と醤油を献上できないかな?勿論2回目からはちゃんと輸入てことで対価は払うよ」


お~これは日本人の心、味噌汁とTKGかな?


「よければ鰹節と鶏の卵も献上しましょうか?」


「本当かい!?こっちに来てから味噌と醤油の開発に力を入れてるんだけど中々うまくいかなくてね」


「そうなんですか?」


「8年だよ?個人で13歳から初めて3年前から国家事業で研究してるんだけどね・・・醗酵と腐敗の違いが中々ねぇ・・・」







何時もこんなマニアックな小説を読んでくださってありがとうございます


感謝感激です!


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