6と7
ノックすると
「はいれ」
そして入るとギルマスのバジルが重厚な机で一心不乱に判子を押していた
「すまんな、この決済書類に判子を押し終えるまで座って待っていてくれ」
そして机の横についてる伝声管の蓋をあけ
『飲み物を7つ持ってきてくれ』
『かしこまりました』
そして5分後
メイドさんが現れ紅茶を持ってきてくれる、一口飲むと地球の紅茶となにも変らない味がした
「美味しいか?」
「あぁ俺達の故郷の味となにも変らない、おいしいぞ」
「コレでケーキがあれば最高「「ねー」」
最後のネーだけ桃と緑が言葉を合わせる、確かにこちらに来てから甘い物を食べてないからなぁ、合意だ
「気に入ってもらってよかった、コレも異世界人が持ち込んだ文化だから気に入ると思ったんだ」
「異世界人が持ち込んだ?」
「あぁ400年前に現れた異世界人のジンノが「お茶」と言う文化を持ち込んだんだ、それ以前は水を飲む、だがお茶の文化が持ち込まれたという事で飲み物の味を楽しむ文化が生まれ、心に余裕が生まれたと私は思う」
「もしかしてお茶の名前はカゴシマかシズオカとか言わないか?」
「やはり同じ同郷か・・・名前はシズオカだ、ただジンノは若い茶葉をそのまま飲んでたらしいが我々は醗酵させた紅茶の方が主流だがな」
たしかに日本人には緑茶の方が好まれるだろう、ただ紅茶も同じ茶葉を使っていて違いは大きく分けると醗酵してるかしてないかの違いだけだ
「まぁお茶の話はここまでで本題に移ろう、まずreaat全員の冒険者ランクを7と認める、それに伴いパーティランクも7へ上げる」
「はい?ランク6の判断じゃなかったのか?」
「・・・べヒモスを1パーティで倒せる奴がランク6な訳ないだろう?本来ランク10のパーティが複数チームを組んで倒す相手だぞ、ただ経験が少ないだからランク7だ」
「解った、メリーはどういう扱いなんだ?」
「?メリーは死んだんだろ?ランク6のままだぞ?」
「・・・・死んだら終わりか?それじゃあ死者が報われないランク7として弔ってやれないか?」
「いいだろう、ギルマス権限でメリーをランク7として扱う」
「ありがとう」
「ところで私はどうなんだ?」
とウィンディ
「ウィンディは今回は正式にストラトスのメンバーじゃないからランク7にする事は出来ない」
「そんなぁ」
「だが盗賊との戦闘を見た教官の報告を吟味してランク4にする」
ランク4?そんな事を思うと、顔を見たのかバジルが
「ランク4は「ひよっこ冒険者」から「初心者冒険者」に上がりたてって所だな、ちなみにランク7は「中堅冒険者」って認識だ」
「そして次ぎに依頼だが」
と紙を出してくる
依頼種類 護衛・運搬
依頼者 ザットン・アフタリスク国王 パエリア王国
依頼内容 外交官 魔王様への献上品の護衛
拘束期間 終了するまで
報酬 要相談 (目安として1週間500万
対象冒険者 reaat ストラトス
予想敵 不明 (魔族の襲撃の可能性あり 魔獣の襲撃の可能性あり)
追記 どんな危険があるかは不明
魔王領では共存派と合同で魔族至上主義派の討伐
「ちなみに討伐の報酬も1週間500万に入ってるのか?」
「いや、500万は拘束と護衛に対する報酬だ、魔王国に入ったら護衛は魔族軍がするから魔王国では討伐任務に集中してくれ、討伐任務の報酬は向こうの事情がわからないから設定してない言い値らしいから帰ったら請求してくれ」
「わかった、この依頼正式に受けよう」
「よかった・・・」
「ちなみに他の2パーティは決まってるのか?」
「いや、今日会議で決めるつもりだがパーティランク8~10にするつもりだ」
「俺らランク7だぞ?」
「お前らは攻撃力だけならランク9だ」
「まぁ俺らだけで使えるわけじゃないけどな」
「どういうことだ?」
「・・・・すまんがソレは俺らの秘密になる」
「そうか・・・まぁいい、帰りに受付嬢の所に行って依頼受注登録をしてくれ」
「わかった」
ーーー
受付に行くと前回受付をしてくれた兎耳族のグリスさんがいたのでもう一度頼む事にする
「グリスさん、依頼達成と依頼受注にきましたよ」
「はい、マスターから聞いています、まず始めに全員のカードを預かります」
そう言うので全員がカードを渡す
「次ぎに依頼達成書類はもってますか?」
「コレです」
と、マイヌスさんのサイン入りの達成書類をわたす」
「確かに依頼達成されてますね、ソレとストラトスにべヒモス討伐の国からの達成報酬がでてます」
「本当か?いくらになった?」
「10億飛んで60万です」
報酬が偉い事になってきた・・・・
名前 赤井翔太
年齢 35
性別 男性
ランク 7
パーティ金額 17億9020万
犯罪 無し
軍団名 ランク8日本軍
パーティ ランク7reaatストラトス
保証人 パエリア王国国王ザットン・アフリクス
パエリア王国1級文官カズラ・マイスター
マルクスス村冒険ギルド支部長 マックス
マクザー辺境爵 3男ガルガド・マクザー上級騎士
討伐称号 べヒモス