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パラレルワールド日本軍、異世界へ行く  作者: プランc
冒険者編
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ミサイルと死

今回誰かが死にます


マルクスス基地 戦闘指揮所


「大佐!王都で活動中のreaatの第2分隊から緊急の空爆要請です!」


「緊急?めずらしいな、カスタード地方に展開中の112普通科師団は応援にいけないのか?」


「応援に向かわせる事は出来ますが到着まで急いでも1時間はかかります」


「ふむ、ならミサイル攻撃を許可する、レーザ誘導を要請しろ」


「第2分隊よりレーザー誘導がオフラインにて座標誘導の要請です」


「またアナログな誘導方法だな・・・まぁreaatの要請だ、なにか訳があるのだろう、よし!|AI搭載型巡航ミサイル《スローイングダガー》の発射許可を出す!「原子力ミサイル発射艦「1番艦石塚いしずか」との戦術ネットワークを開け!!」


「了解!」


「同時に112普通科師団に通達!王都ムルルリムドに2個中隊を向かわせろ!」


号令と共に比較的静かだった戦闘指揮所がざわつき始め、戦闘分析型AIに火が入り、ソレと同時に5台の大型モニターが各種作戦進行状況を伝えだす


「しかし何が起きたんだ?」


と戦闘指揮所、指揮官である刈谷かりや美鈴みすずがトレードマークのポニーテールを揺らしながらボソリとつぶやく」


「・・・おい、空母さかえに「戦闘待機」を要請しろ!」


ーーー



石塚型原子力ミサイル発射艦「1番艦石塚いしづか



「艦長!マルクスス基地より座標誘導にて|AI搭載型巡航ミサイル《スローイングダガー》の発射命令です!」


「・・・通常体制から戦闘体制へ移行、巡航ミサイル(スローイングダガー)の発射を許可する、取り合えず1番~21番に座標入力、細かい所はAIに任せる」


「了解!」


すると船内にアラームが鳴り響き待機中のクルーが駆け足で各担当の部署へ走り出す


『マルクスス基地から入電!|AI搭載型巡航ミサイル《スローイングダガー》の発射要請!1番~21番のミサイルの発射準備急げ!』



ミサイル整備区画



「ミサイルに液体燃料注入!」


「アイサー!燃料注入完了まで1分!」


「AIによる各システム自己判断開始!完了まで30秒!」



ミサイル管理室


「座標ポイント入力!N18535 R85233」


「復唱します!座標ポイント N18535 R85233」


「よし!発射20秒前にハッチを開放!」


「20秒前にミサイルハッチ開放」


・・・・

・・・

・・


そして入電から2分後


一発のミサイルが王都へ向かい火を噴き轟音を立て飛翔していく


ーーー


reaat ストラトス


「お、きたな」


「何が来たのだ?」


「あれですよ」

と空を指差すと約6m程の筒が火と凄音を轟かせつつ凄まじいスピードで此方に向かってくるのが見える


「何なんだあれは?」


「あれは軍団クラン日本軍の保有する兵器の一つですよ」


「はぁ・・・」


そんな事を言ってると、ミサイルは手前1kmで上空に舞い上がりべヒモスに向かって降りてくるとべヒモスの50m上で爆発し、ミサイルに内蔵されてた金属板が爆薬の熱によりメタルジェット化し秒速8,5kmの速度で叩きつけられる



「阿:rfgじゃrgじゃりgじゃ:」


べヒモスが人には発せられないような声(?)で悲鳴を上げるが、まだまだ健在のようだ


「黄に通達、『命中、追加の空爆要請、数発では効果は薄い、ミサイルよる波状攻撃を要請』」


すると黒がまたまた手旗信号で黄達に送信するとしばらく返信があった


『マルルクス基地から返信、5分後に着弾予定、20発のミサイル攻撃を予定』


「サンドラ将軍、今から後20発同じのが来ます」


「・・・・っは!あの攻撃がまだ出来ると言うのか!?」


唖然としてたのが戻ってきたが同じ攻撃が何回も出来ると知るとまた驚いてるようだ


「お望みならあれ以上の攻撃もできますよ、まぁ私にはその判断は出来ませんがね」


「いつか見てみたいものだ」


「その攻撃が貴方方に向かわない事を祈りますよ」


「・・・・少なくとも共存派は喧嘩を売る事はない」


「共存派と至上主義派との区別は我々には解りませんよ」


「至上主義派を駆逐する努力はしよう、最大限でな」


「時mんふぃヴぉあんm:いfg:あ」


そんな事を話してるとべヒモスから咆哮が上がり、側面に開いてる口のような部分が開き


「!?!?全員伏せろ!!!!」


言うのが早いか遅いか解らないタイミングでべヒモスの側面の口が光り数発のレーザーが赤たちのいる周辺に着弾すると土が蒸発する影響か爆発、周りが土煙で真っ暗になる



「っげほ!っげほ!・・・・大丈夫か?」


「黒です、大丈夫です、」

「桃も大丈夫です」

「サンドラだ、我々も無事だ!」

「赤!こっちに来てくれ!!!メリーが!!!隠れ損ねた私を庇って!」


「桃!!」


「ハイ!ウィンディ!どいて!」


メリーの左腹は抉れ、血が出ていたり、右腕は肩から無くなっており桃が止血剤や鎮痛剤で応急処置をするが誰の目にも手遅れなのが解っていた


「出来る事はしました・・・・、しかし・・・・」


「そんな!そうだ!」


するとウィンディが回復薬を取り出しメリーに飲ませようとするが飲む体力も無いのか口からこぼれてしまう


「メリー、頼むから飲んでくれ・・・・」


後ろから20回の爆発音が聞こえるが今はメリーの消えそうな吐息とウィンディのすすり泣き混じりの懇願の声の方が大きく聞こえる気がする

やはり戦争で何回も仲間の死を見てきたが慣れる事はないな、例え3週間程度の付き合いでアレ、冒険者の初歩を教えてもらい、同じテーブルで同じ飯を食べるだけで仲間だと思えるんだ


しかし塞ぎこんでも入られない、黄たちから連絡が無線で来ているのだ


『軍曹!大丈夫ですか?』


『メリーが死亡、それ以外は無事だ』


『惜しい人を亡くしました・・・マルクスス基地より入電、追加攻撃はどうしますか?』


べヒモスを見ると木っ端微塵になり光の粒子になって消えてる所だった


『いや、追加は不要、攻撃感謝すると伝えてくれ』


『・・・了解』


ーーー



『追加の攻撃は不要、なお現地冒険者の協力者が1名死亡』


『了解、日本軍には被害が出たか?』


『被害は無し』


『・・・・了解、赤井軍曹に希望であればマルクスス基地にて日本軍から丁寧な埋葬を行なうと伝えてくれ』


『了解』


そして「ふ」と王都を見ると結界は解除され閉められてた門が開け放たれ騎士団の連中と日本軍の車両が二台此方に向かってくるのが解る



ーーー


マルクスス基地


「王都の戦闘状況を解除する」


「「「了解」」」


ーーー



『黄、此方に集合しろ』


『了解』


そしてメリーの遺体をボディパックに収納し黄たちを待ってると、後ろから気配がするのでハンドガンを抜きつつ振り替えると蜂蜜酒を奢ってくれたシュプリームさんと面識の無い羽を生やした女性が居た


「赤!久しぶりだな」


「シュプリームさん、監視は終わりですか?」


「ばれていたのか・・・すまんな、コレも冒険者ギルドの教官としての仕事だからな」


「大丈夫です、想定内です」


「そういってもらえると助かる、しかしメリーの事は残念だったな」


「・・・・」


「そうだ紹介しよう王都冒険者ギルド副支部長のシャルルだ」


「鷹羽族のシャルルです」


軍団クラン日本軍の赤井です、こっちは魔族のサンドラ将軍です」


「この度は同族が迷惑をかけた魔族を代表して謝罪をする」


「宜しければ冒険者ギルドで話しませんか?」


「よろしく頼む、魔王様からの書状も預かっているので王様に直接渡したい、できるか?」


「そこは政務の人に直接言って下さい、もう少しすればこの国の政務に携わる人物が来ますので」


と、王都の方向をシュプリームさんが見ると騎士団と日本軍の車両が此方へ向かってくるのが見える

AI搭載型多目的巡航ミサイル

通称 スローイングダガー


爆発の種類がAIの判断により帰ることが可能

人間は途中で自爆するかの判断と発射の判断、攻撃目標の入力だけと言う、考えるミサイル

最高速度 時速900km

最高射程   800km

重さ     1500kg

使用燃料   液体酸素 液体水素の混合燃料



原子力ミサイル発射艦 (架空軍艦)

見た目は現在の空母と殆ど一緒、ただ艦載機は搭載しておらず

艦載機の変わりに垂直発射システムを満載しており、移動海上ミサイル基地と言っても過言でもない


自衛兵器も最低限しか搭載していない


基本的にはイージス艦やミサイル駆逐艦と行動を共にする


ちなみにレーザーシステムも最低限しか積んでない(駆逐艦程度)


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