ゲイズの街と中毒者再び
「よし、じゃあこの木を排除して先に進もうか」
と森の泉パーティで斧を振るっていた土人族が斧を持って木を切断してゆきます
「我々も手伝いますよ」
「お主等は斧を持っていないんじゃろ?木を切るのには斧か重量のある両手剣が一番じゃわい」
「大丈夫ですよ」
そう言うと刀抜き、トリガーを引きつつ倒木に当てながら引き切りすると豆腐を切るようにスパッと切ってしまいます
「・・・そのレイピアは魔剣なのか?」
「そうなんですよ、我々は魔武器を装備してまして」
「そうか・・・だから先ほど盗賊の剣を切っていたのか」
そして、大木を人、1人で運べる大きさに切り、森の中にどんどん捨てていき後方の倒木も排除完了すると
「マイヌスさん、出発しますか?」
「そうですね・・・」
グロ耐性がないのか少し顔色が悪い
「無理しなくてもいいですよ、少し休みますか?」
「い、いえ!大丈夫です」
「では出発しましょう」
・・・
・・
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2日目夜営地
上空7000mに待機してるグローバルホークからの赤外線画像を確認しているが今の所監視役の教官2人組み以外の脅威は確認されない
「赤井軍曹、そういえば今日は金曜日ですね」
とお湯を沸かしてる黄が「ふ」と思い出したように発言する
「そうだな・・・・カレーにするか?」
「いいんですか?」
「最近みんな食べてないだろ?」
「そうですね、最近は現地の食事ばっかりでしたからね」
そう言う俺も最近食べてなくて食べたいんだ
すると話を聞いていたのか黒と蒼と桃が7人分のレトルトカレーとお湯で温めるだけのご飯を持ってきていた
「なんなんだこれは?」
とウェンディ
「コレは軍団日本軍のメンバーに配給される「カレーライス」と言うご飯ですよ」
と温まったご飯とレトルトカレーをさらに盛り付けて渡すと
「・・・なんだこれは?」
「だからカレーライスと言う食べ物ですよ」
「見た目はうn「それ以上言うと殺す」・・・」
メリーさんを除くreaatの面々から殺気があふれ出します
「・・・ごめんなさい」
「わかればいい、文句は食べてから言え」
そう言うとウェンディと目を丸くしてるメリーが一口食べると少し間を開けて一心不乱に書き込んでいく
「何か凄くいい匂いがするな」
と、他のパーティの面々やマイヌスさん達も集まってくる
「・・・・食べますか?」
「「「「「「「「「「「「「「「はい!!!!!」」」」」」」」」」」」」」
・・・
・・
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「赤井さん・・・このカレーライスと言うもの我々の商店で取り扱いできませんかね?」
「出来ると思いますよ?」
「本当ですか!?」
「はい、王都に帰ったら日本軍の領事館に来てくれれば商業取引の話が出来ると思います」
「では、是非お伺いさせてもらいますね」
「はい、現在日本軍は軍団内で栽培した香辛料や野菜の輸出を推進してますのでよろしくお願いしますね」
ソレを聞いていたフェリスや他のパーティの面々から
「コレを街でも食べれるのか?」
「こんなうめーもの日本軍だけで食べれるなんて卑怯だからな!」
「コレ、またたべてぇ」
・・・おやっさん、知らない所でおやっさんのカレーのファンが増えてるよ
・・・
・・
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そして次の日
何事もなく目的地のゲイズに着き馬車をマイヌス商店ゲイズ支店に送り届けると
「今日は一日自由行動です、明日朝9時にこの商店に集合してください」
「「「「わかりました」」」」
「メリー、ウェンディ、今日は自由行動だけどどうする?」
「私は冒険者ギルドに顔を出して挨拶しにいきます」
とメリー
「なら黒、緑、蒼、一緒についていけ」
「「「はい」」」
「なら私は領主の所に挨拶しに行く」
「お前はもう王族じゃないから会えないんじゃないか?」
「・・・・」
「なら俺らと商業ギルドに挨拶に行くぞ、多分この街にも日本軍製の香辛料が回ってきてる頃だからな」
「・・・わかった・・・」
・・・
・・
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商業ギルド
「・・・・と言うわけで挨拶に来ました」
「コレはどうもご丁寧に・・・直ぐに担当者を呼んで来ますので、此方でお待ちください」
と応接室に案内してくれます、そして10分後
「日本軍の皆様初めましてゲイズの商業ギルド副ギルドマスターのコカです、今回は丁寧に挨拶などありがとうございます、本来は此方から挨拶に行かなければならないのに、申し訳ございません」
「いやいや、此方とて自由な冒険者風情なので・・・・」
「それでも日本軍のおかげで香辛料や野菜などが回ってきて街が潤い、莫大な利益が国に上がってきています」
「日本軍としても莫大な利益やコネが造れて嬉しく思います」
「では今後とも寄り良いお付き合いをお願いします」
「こちらこそ」
「それでですね・・・もう少し香辛料や野菜をまわしてほしいのですが・・・」
「うーん、正直私にその権限はないんですよ・・・」
「そうなのですか・・・いや、コレは無理を言ってしまい申し訳ない」
「大丈夫ですよ、それでしたら王都の日本軍領事館で交渉してみたらどうですか?」
「いいのですか?」
「別に禁止してないですよ?今は相手先が王様から紹介されてるだけなのでどうしても王城御用達の商人になってるだけなので」
「ではお言葉に甘えて今度領事館に挨拶と商談にお伺いさせてもらいますね」
「よろしくお願いします」
挨拶が終わり、合流し宿屋に入り寝に入った