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パラレルワールド日本軍、異世界へ行く  作者: プランc
冒険者編
61/184

名誉貴族と商店

マイヌス商店


馬車を商店の横の空き地に停め馬を適当な木に縛り、逃げないようにして店に入ると木のカウンターが正面にありカウンターの後ろに大量の棚が並んでおりランタンや剣、何が入ってるかわからない壷などが置いてあり

店員が客からの注文を受け1回1回棚にとりにいくようだ、防犯上しょうがないとは言え、非効率的だな


そんな事を考えてるとカウンターから声をかけられる


「お兄さん達、こっちのカウンターが空いてるよ」


「あ、はーい」

そう言いうメリーさんについて言うと


「今度アイヌス商店の護衛依頼を受けたストラトスというパーティーよ、挨拶のついでに買い物に来ました」


「それはそれは・・・今店主を呼んで来ますので少々お待ちください」


「お手数かけます」


・・・

・・


「どうも店主のマイヌスです」

とそこには20代前半の赤髪イケメンが居た


「どうも、reaatストラトスの赤井です、今回は挨拶を兼ねて必要物資の買い付けに来ました」


「それはワザワザありがとうございます、今日の料金は勉強させてもらいます、何が必要ですか?」


「一週間分の保存食料とテント、調理器具1式、食器類、松明とランタン、ロープ10mを4本、あと6人分の外套マントをお願いします」


「判りました、食料は何種類ぐらい用意しますか?」


「4,5種類ぐらいで」


「では、豆板、魚の干物、肉の燻製詰め合わせ、乾燥豆、乾燥キノコを6人分、一週間分でよろしいですか?」


「問題ないです」


「水瓶はいらないですか?」


「それもお願いします、他には必要な物はありませんか?」


「そうですね、冒険者によっては薪を用意したりしますね、まぁ野営地で枯れ木を拾ってもいいのでなくてもいいですよ」


「そうですか、じゃあ適当にお願いします」


「わかりました、必要最低限のものは以上でいいと思いますよ」

そして会計をお願いしようとするとメリーさんが声をかけてきます


「あ、赤井さん買い足しいいですか?」


「ん?なにか必要な物がありますか?」


「はい、7cm×4cmの木の板を40枚と回復薬ポーションを18個、毒消し草を12個麻ロープも80mを1本をお願いできますか?」


「ロープ、回復薬と毒消し草はすぐに用意できますが木の板は職人街に発注になりますので、明日のお渡しか依頼の日にお届けする事も可能です」


「では、護衛当日にお願いします」


「判りました、今日購入された品は何処までお届けしましょうか?」


「いえ、馬車で来てるのでそれに乗っけて帰ります」


「わかりました、では金額が30万7900円になります、そして今後の付き合いも兼ねて勉強させてもらいまして25万にしておきます、そして依頼書にあったように諸経費として3万引かせてもらうので22万でどうでしょうか?」


「問題ありません」


すると隣でメリーさんが驚いてマイヌスさんがホクホク顔になっています、なにかあったのか?

まぁいいや、そして冒険者カードを提示してちゃり~ん♪と支払いを行なうと


「では、荷物を店員が馬車に積み込むので馬車まで案内をお願いします」


「この商店の横の空き地に止めてありますよ」


「判りました」


そして、手を叩くと首輪をつけた筋肉ムキムキな奴隷が荷物を運んでいきます


そしてマイヌスさんと外に出て馬車の所に行くとマイヌスさんが


「この馬車は何処で作られたんですか?」


「うちの軍団クランのお抱え職人ですよ、どうかしたんですか?」


「いやね、この大きさの馬車にしては引いてる馬が2頭しか居なくて驚いてるんですよ、普通だったら3頭か4頭引きですよ」


「あ~、色々見えないところを軽量化しまして・・・・」


「凄いですね・・・しかし・・・いや、この部品はなんなんだ?」

と車軸についてるサスペンションを指差してます


「うちの軍団クランの秘密装備でして・・・」


「あ!それはすみません、いらぬ詮索を・・・」


「大丈夫ですよ、皆から見えるものですし」


「そう言ってもらえるとありがたいです、でももし技術を外に出す事があれば是非我が商店に売って下さい!高く買いますから」


「わかりました、上に言っておきますね」


「よろしくお願いします」


「では二日後に」


そして一度領事館に戻り夕方王城からの迎えを待つ事にする


「赤さん、私も歓迎パーティーに参加していいのですか?」


「問題ないんじゃないんですか?メリーさんも軍団クラン日本軍、そしてreaatストラトスの一員なんですから」


「そうなんですけど・・・王城のパーティーですよ?しかも主催者は国王様ですよ」


「そうだが?あのフランクで子供らしいオッサンだぞ?」


「子供らしいって・・・」


そんな事を話してると


「赤井軍曹、準備はできてるか?」


「あ、大丈夫ですよ、一応この国の正装がわからないのでスーツですが」


と、黒のシックなドレスに身を包んだ鉄中将が声を掛けてきます


「問題ないんじゃないか?しかしドレスなんか私のキャラじゃないぞ、軍服じゃだめなのか?」


「いや、以外に似合って綺麗ですよ」


チョップ(ドスッ)


「いてて、あ、そうそう紹介しますね、第二分隊改めパーティ、ストラトスの新規メンバーのメリーさんです」


「紹介されました、羊角族のメリーです、冒険者ランクは5です」


軍団クラン日本軍、全権委任大使を務めてる鉄山茶花クロガネサザンカです、階級は中将です」


「中将?」


「中将っていうのは日本軍でtop2の階級ですよ、この王都にいる間は鉄中将が一番偉いので」


「それは!よろしくお願いします」


「いえいえ、我々はこの国や文化に詳しくないので色々指導をお願いしますね」


と二人で握手をしています


そして夕方領事館の前に馬車が5台止まるとメイド服を来た奴隷ズの女性が鉄中将に寄ってきて


「王城からのお迎えの馬車が到着しました」


「わかった、全員搭乗」


・・・

・・


王城


会場には王都周辺の領地を預かる貴族や王都に拠点を置く各ギルドの主要メンバー、王城で働く所要文官が既に会場入りして雑談をしていた


そして会場の舞台上では[冒険者軍団 日本軍 歓迎会]と書かれた横断幕がなびいてた


「お、鉄君じゃないか」


とそこには山本大将が居ました


「山本大将!いつ到着したのですか?予定さえ教えてもらったらお迎えに上がりましたのに」


「着いたのは20分前かな?まぁ王様とおしゃべりもしたかったので問題ないよ。それよりもそちらの状況はどうかね?」


「今の所予定どうりに事は進んでます、SHセーフティハウスも確保でき、明日からreaatが冒険者として活動開始予定になってます」


「それは何より、それと一つ気がかりな事があるんだが」


「何かありました?」


「魔族領との国境を監視中のグローバールホークに複数の所属不明の熱源が確認できた、まだ敵性勢力かわからないから、情報を分析中だが、警戒は怠るな」


「了解しました、・・・領事館に運び込んだ兵器で対処可能ならいいのですが・・・」


「そうだな、カスタード地方に展開中の部隊が何かあれは15分で対応可能だ、マルルクス基地からも戦闘機が緊急発進スクランブル出来るようになっている、まぁなにも起きなければいいんだがな」


「おっしゃる通りですね」


「あ、こちらからも、赤井軍曹の報告書にも書いてあったと思いますが、我々以外の日本人の情報が出てきました」


「聞いておる」


「ただ、全員かどうかはわかりませんが、この世界では化け物と呼ばれる実力を持ってるらしく非常に危険な可能性があります」


「そうだな、我々の脅威になりかねんな」


「はい、こちらの味方になるか、敵対するか判断を下す必要があるかと」


「確かにな、まぁでも藪を突いて蛇でもでたら厄介だから基本的にこちらから敵対行動を取らないようにな」


「了解しました」


そして話が1段落すると貴族の方々が挨拶にやってくるが、基本的に同じような内容だったので割愛する、まぁこれから何かあったらヨロシクと言う内容だ。どうやら保証人の国王様の名前が効いてる様な感じだ


次ぎにギルドの主要メンバーが挨拶に来るがこれも同じような内容だったのだが2つのギルドがかなりの熱の入れようでギルドマスターがワザワザ、パーティーに参加していた


まずは商業ギルドのギルドマスターの狸耳族の男性で既に始まってる香辛料と紙の収益が大きいらしくだいぶ感謝された、今後は国内で消費をするだけではなく、国外にも輸出するようだ


次ぎに木工ギルドのドワーフで、これは今後技術予定の木工加工技術のために挨拶に来た感じだ、まぁ此方としても仲良くしてても問題ない所か仲良くすれば莫大な収益が見込まれる相手だ


ほかのギルドは副ギルドマスターや秘書の方、代理人などが出席していた


最後に文官たちだ、これは各局長クラスの方が参加しており、先の戦争についてお礼を言われ、今後もヨロシクと言う内容だった


そして、ふと、横を見ると赤いドレスに身を包んだメリーさんが固まっていた


「私ここに居ていいのかしら?」


「いいんでねーかい?」


「もう死んでもいいわ・・・」


・・・

・・

「皆のもの注目してくれ」

と舞台上に上がった国王様が話し始めます


「先の戦争で勝利に多大な貢献をしてくれた冒険者軍団、日本軍の歓迎パーティーに参加してくれてありがとう、そしてサプライズであるが日本軍リーダー山本辰則大将と私の命を救ってくてくれたreaat第2分隊に貴族の称号を与えることにする、尚この貴族は既に各部族長の認可は取ってありべ5名以上の反対がない限り無くなる事はないとする、5名以上の反対があった場合御前会議の議案として取り上げ審議した上決定をする事とする」


「はぁ?」


「では、日本軍リーダー、reaatの全員舞台上へ」


山本大将と我々が舞台上にあがると


「代表の日本軍リーダー山本辰則殿を今この時点を持って、名誉貴族の称号を与える」

と、柄に剣とライオンが彫られた銀のダガーナイフを差し出してきます


「ハッ!謹んでお受けいたします」


・・・

・・


そしてパーティが終わり、メイドさんに連れられて応接室に通されると国王様が現れ山本大将が代表して、


「今回は豪華な歓迎パーティを我々の為にありがとうございます」


「いやいや、日本軍には個人的にも、国王としても期待しているからな」


「そんな、まぁ期待に答えられるように頑張らせてもらいます、ところで名誉貴族とはどんな物なのですか?」


「貴族とは各領地を運営するものなのだが、名誉貴族とは武功や文功を挙げたものに送られる称号でな、貴族は世襲制なのだが名誉貴族は領地も無いし、1世代のみだ、言ってみれば称号だな、「国に認められた武を挙げたぞ」ってやつだ」


「・・・判りました」


「まぁ気楽にやってくれ」ワッハッハッハ





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