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パラレルワールド日本軍、異世界へ行く  作者: プランc
冒険者編
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この異世界の常識と日本人の情報

「だって私の種族を保護してるのは黒目黒髪のランク12の異世界人だもの」


「我々以外にも日本人が居るんですか!?」


「そうですよ、羊角族を保護してくれてる中谷美咲なかたにみさき様の話だとランク11以上の冒険者は全員日本人とか言ってましたね」


「それは是非あってみたいですね」


「機会があれば紹介しますよ」


「しかしランク10以上は何人居るんですか?」


「私が知ってるだけで10人ですね」


「そんなに・・・」


確かに日本人の年間行方居不明者は年間5000人程度いる、これは死亡確認とかではなく行方居不明だ、実際我々が転移しているのだから有り得なく無い話だろう


「ちなみに一緒に美咲様は一緒に3人の御方と転移されたと言ってましたね」


「ほー、一度に数人転移ですか・・・」


「らしいですよ」


「ちなみに美咲さんにアポを取る事できますか?」


大人たるものアポを取るのは常識ですよね


「できますよ?ただギルドに依頼して手紙を届けてもらうので1ヶ月ほどかかりますし、確実に届くと言えません、値段も依頼料10万ほどかかりますよ?」


「かまいません、一度会っておきたいんです」


「じゃあ、後書いた手紙をギルドの受付まで持っていけば大丈夫ですよ」


「了解です」



そんなかんじで夜は更けていく


ーーー


次の日


日本軍領事館


「では、今日はセーフティハウスに荷物を運び込むからな、まぁ基本的には騎士がやる予定だったが機密情報に該当するため自分達でやる事になった、、まぁ馬車には積み込んであるから」


「「「「「ぶーーー」」」」」


ちなみに領事館では馬小屋や奴隷小屋などがドワーフによって建設中である、ちなみに奴隷小屋と言っても平屋の立派な家である、ちゃんと個室の部屋やトイレ、小型のキッチン、共同部分のリビングなど普通の家である、食事も隊員と同じ食事を支給する手筈になっている


そして、王城より支給してもらった馬を2頭つなぎ、奴隷の1人に馬を扱えるものがいたので、御者をしてもらい、セーフティハウスに武器弾薬、緊急時の資金、遠距離通信機、サバイバルキットなどなど非常時に必要なものを運び入れ、他にも窓やドアにはちょっとやそっとじゃ破壊できないように近代設備を設置していく


「そういえばこの前のギルマスとの戦闘の事なんですが・・・」

と壁に硬化樹脂スプレーでコーティング作業をしていた黄が喋りかけてきます


「どうした?」


「我々の装備では基本的に魔法使いには勝てそうには無いんですよ、無詠唱であのリーチと凡庸性は厳しいですね、そこで基本装備の中に最低でもハンドガンだけでも入れれないですかね?」


「そうだなぁ、確かに詠唱があれば隙をつけるんだが無詠唱は厄介だな・・・認めよう!」


命に関わることですからねー


そしてドアに8桁の電子式暗証番号南京錠をかけて終わりです

ちなみに暗証番号はダミーで日本軍全員が持ってる個人認識カードをかざせば開きます


そのまま他の3個所のセーフティハウスにも同じ物を運び込み冒険者ギルドに向かいます


「すみません、依頼をお願いしたいのですが・・・」


「あ、はい、こちらに座って待っててください」


と前回受付をしてくれた兎耳族のグリスさんが椅子を勧めてくれます


「では、こちらに記入をお願いします」


依頼種類

依頼内容

依頼期間

依頼金額

追記


の書かれた紙を出してきます


「書ける所までで大丈夫ですよ」


「では」


依頼種類 配達

依頼内容 手紙の配達

依頼期間 配達が終わるまで

依頼金額 10万~30万

追記   ムルルリムド~中谷美咲


「これでお願いします」


「お預かりします、・・・審査後になりますが正直に言って無理だと思います」


「なぜですか?」


「理由は2つ、1つは場所が3国ほど先になるのですが途中の2つの国が戦争寸前まで行って通るのが難しいからです、2つ目中谷美咲さまなのですが、極度の人間嫌いで人族が含まれるパーティは中谷様の保護する地域に入れません、入ったら中谷様の使役する強力なゴーレムで攻撃されてしまいます」


「亜人のみのパーティで依頼だせれませんか?」


「普段ならそれで受け付けられるのですが、今は戦争寸前の国で人光教の神官戦士団と亜人戦士団との戦闘が行なわれてます、ここに亜人のパーティが入ったら・・・」


「なるほど・・・」


「ちなみにこの依頼を申請を通そうとするとランク8以上の依頼になります、依頼料は最低で200万からです」


「200万ですか・・・」


「はい」


「ではお願いします」


その後メリーと合流し飲み会をし帰った


ーーー


3日目


日本軍領事館


「これで馬小屋と奴隷小屋、倉庫の引渡し完了だな?ないと思うが何か不具合があったら職人街の鉄の木工所まで来てくれれば割引で仕事をしてやる」

「ありがとうございます」

と、馬小屋や倉庫を作りに来ていたドワーフの一団が帰っていく


こいつら1日で平屋と馬小屋と倉庫を作ってしまった・・・

見た所手抜きの手の字も見当たらない、なんと言うか日本の良き職人集団と言う感じだ


「赤井さん赤井さん、この平屋は誰が住むんですか?」

と、奴隷ズ


「へ?貴方達の家ですよ?共同住宅で申し訳ないですが・・・」


「え?ここに住んでいいのですが?あっちだと思ってたので・・・」

と倉庫を指差す


「え?倉庫に住むんですか?」


「いえいえいえいえ、普通奴隷は馬小屋とか納屋とかに藁をベットに寝るので・・・実際冒険者ギルドでは他の奴隷さんたちと物置で寝起きしてましたから」


「はぁ・・・まぁココではその平屋で寝泊りしてもらいます、食事は鉄中将と一緒のご飯ですし、お風呂も家の方にあるので使ってください、あ、でも綺麗に使ってくださいね」


「お風呂!?鉄様と一緒のご飯!?」


心底びっくりしてますが・・・


「普通、お風呂なんて貴族様が1週間に1回も入ればいいほうですよ!しかも鉄様と一緒のご飯を食べれるなんで・・・・」


「だって、別々のご飯を作るのもメンドクサイでしょう?お湯は簡単に沸かす事が出来るから問題ないですよ」


「・・・奴隷になってよかった・・・」


・・・なんか奴隷ズが感涙を流してますよ、文化の違いなんですかねぇ


そして冒険者ギルドの酒場にお休みを貰ったメリーさんと冒険者ギルドの前で待ち合わせをし、護衛依頼の為の買い物をします





馬車で移動中


「まず必要なのはテント、保存用食料、水を入れる瓶や樽、燃料の薪や炭、夜間用に松明かランタンね、そして格好はマントね、後は・・・武器は各自あるし、回復薬ポーションとかが有ればいいわね」


「テント、保存食、水を入れるタンクは自前がありますよランタンは無いですが懐中電灯と言うランタンの変わりになる物がありますよ」


「なら後は回復薬ポーショーンや毒消し草、あとはマントね」


「いや、日本軍の装備は非常用として使うので基本的にはこの世界の保存食を食べますよ」


「そうなんだー、」


と、明らかにテンションが下がってます


「あのクソ不味い保存食を食べるのか・・・」


「そんなに不味いんですか?」


「・・・基本的に保存食って言うと豆をすり潰して捏ねて乾燥させた物、燻製させた魚や肉、表面をよく焼いたパン、で噛むのが大変なのよ、味も塩味が基本だしね」


「それだけなのか?」


「まぁ途中で獲物が取れればそれを食べたり、野草が取れればそれを食べる事もあるわよ」


「栄養が偏りそうですね」


「長期依頼の場合はギフトの道具収納アイテムボックスを持ってる運び屋を雇うのよ、そうすれば野菜とか果物を腐らせる事なく運ぶ事が出来ますしね」


道具収納アイテムボックスは物の時間を止めることが出来るんですか?」


「そうですよー、後は体を洗うために浄化フレッシュ持ちとかも雇ったりしますよ?」


「なるほど・・・」


「雇うなら冒険者ギルドで臨時で探すか、奴隷商店で購入できるわよ」


「取り合えず今は大丈夫ですよ、馬車に冷蔵冷凍庫を小さい奴を積むので物に寄りますが1週間程度は問題ないです」


「冷蔵冷凍庫?」


「物を冷やしたり凍らして腐らせない機械ですよ」


「機械が何かわかりませんけど、冷やしたり凍らすって事は雪や氷の精霊を使役するんですね」


「まぁそんな意識でいいと思うぞ」


そんな事を話してるとお店の前に着きます


マイヌス商店


「あれ?ここって依頼の商店ですよね?」


「そうよ、挨拶がてら商品を購入したほうが後々の印象がいいと思ってね、それとこのお店なら食料品以外は大概揃うしね、流石に武器防具とかは専門店の方がいいけど、基本的な物なら武器防具も売ってるしね」


「なるほどね、では入りましょうか」



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