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監視中

高度1万メートルから飛び出した赤井たちは地上の1/4程度の気圧そして-50度の世界を自由落下している


高度計はどんどん低くなり10分もすると地上300mに達し五人が真っ黒のパラグライダーを散開させそのまま

森の中に着陸するが木に引っかかり五人とも宙ぶらりんになる


「糞!風に流されて予定より100mほど流されてしまった」

と赤井がボヤキながら、ナイフで体に固定してたパラシュートの固定紐を切り見事に地面に着地する

『FK21総員報告』

と、無線機に話しかけると

『FK22(黒)家に帰ってアップルパイ食べたい」

『FK23(緑)無事です』

『FK24(黄)死ぬかと思いました』

『FK25(蒼)サルの気分を味わってます』


『よし、全員無事だな、では俺のいる場所に集合』


『了解』


5分後

全員があつまり今後の行動が説明される


「この後海賊の拠点がある村に移動して20時間ほど監視、そのあと強襲をかける。では質問がなければ移動開始」


そう言うと五人が暗闇の中ナイトビジョンを付け雨の暗闇の中を歩き始め20分後村の見える山の中腹に移動すると

そこには中国の田舎の村が出現する、中心には二階建てのコンクリ製の建物が鎮座し周りをAKMをもった民兵や

M2重機関銃を搭載したテクニカルが警備をしていたりする


その周りは掘っ立て小屋と間違えるような簡素な家が軒を連ねているが電気が通ってないのかランタンや懐中電灯の

明かりがちらほら見える


そんな風に観察していると緑が

「あの二階建ての建物に王冠(ジョン氏)がいると思われます」


「その心は?」


「まず警備の状況として屋敷にいるのは間違いないですね、そしてイギリス側に電話を掛けてる事から電線網が引かれてるのですが

この村に電線が引かれてるのはあの屋敷だけです」


「よし、では今後はあの屋敷を監視する、自分と緑と黄は屋敷の監視、蒼は周りの民兵の監視、黒は屋敷の東側にマズルフラッシュのダミーを4つ仕掛けて来い、

ついでにクレイモアも頼む、」


「了解」



そして朝方、交代で睡眠を取りながら緑が一眼式望遠鏡を覗きながらレーション(軍用携帯食料)を食べてると、

屋敷の中でAKMを持った人間がお盆に乗った食事を運んでくるのが見え、二階東側のドアに付いてる指紋認証式の鍵を開け中に入ってくのが見える


『こちら緑(FK23)、FK21応答願います、王冠を確認、二階東側右から2番目の部屋です』

『了解、総員FK23の所に集合』


全員集まったのを赤井が確認すると

「全員あつまったな?では状況を報告」


「ダミーのマズルフラッシュは設置済みです、クレイモアも設置済み一応信管は無線と引張力のハイブリット式を使ってますぜ」

と黒が報告をする

「監視班は二階東側の右から2番目の部屋で王冠を確認」 

これは代表として緑が報告

「敵さんの兵力は報告があった100人前後ですね、テクニカルが15台と12tトラックが5台です

ただ、気になる事が」


「なんだ?」

「この村に入るための道に気になる車のワダチがあったんですが、深さからして25

tぐらいの8輪の車両なんですよ・・・・

8輪で25tって言うとストライカーとか装輪装甲車の砲装備しか考えられなくて・・・ただ町の中や屋敷には確認取れませんでした」


少し考える赤井だったが悩んだ末


「・・・よし、撤退する場所は車で行けない所だから装輪装甲車でも追跡は無理だ、作戦は続行、

緑は西側の撤退ルートから狙撃銃での援護、黄と蒼は西側から進入、黒と俺は南から進入

時間は2200(フタフタマルマル)時、それまで1時間交代で屋敷と周辺の監視、2100(フタヒトマルマル)時に所定の場所に移動開始

黒は脱出開始と同時にダミーのマズルフラッシュを作動し敵を撹乱してやれ」


「了解」


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