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パラレルワールド日本軍、異世界へ行く  作者: プランc
冒険者編
53/184

王からの依頼と狐耳族

3日後 ムルル城 謁見の場


そこには山本大将と鉄中将が謁見の間にて王様のザットン国王と謁見していた



「今回の首都カスタード攻略作戦の協力、パエリア王国の国王として感謝の意を送らせてもらう、そして日本軍をランク8の軍団クラウンとして認めよう、他にも褒章として安全保障条約、貿易協定の制定を認めよう」


「ハッ」

と、お辞儀をすると脇に控えてたカズラ筆頭文官が


「次に捕らえた人光教とカスエラ聖王国、国王および王族の処分を王より発表させてもらいます」


「うむ、まず人光教の教祖だが王都中央広場にて1週間野ざらしの刑の後、絞首刑により処刑、国王、王妃は1週間の野ざらしの後、断頭台ギロチンにより処刑、15歳以上の王族は直系は絞首刑、それ以外は寿命まで流刑、15歳以下は王都内にて騎士団の監視元、軟禁、週の生活費は

大銅貨3枚とする」


ちなみにこの世界の通貨は


10円    小銅貨

100円   中銅貨

1000円  大銅貨

1万円    小銀貨

10万円   中銀貨

100万円  大銀貨

1000万円 小金貨  

1億円    中金貨

10億    大金貨

100億   白金貨


と、なっており、一般市民1人の生活費は週に平均5000円となっており大銅貨3枚はスラムの住民以上一般市民以下となっている


「この日本軍およびカスエラ王国、王族に対する決定に意義のあるものはこの場で異議を申し上げよ」


15秒ほど間が開き


「では、異議もないようなので決定とする」

そして、カズラの方を向き頷くと


「では、この後昼食とし、安全保障条約および貿易協定の会議に移りたいと思います」



・・・・

・・・

・・


昼食後、会議終わり


「山本大将殿、ちょっとよいか?」


「はい、何でしょう?」


「実は日本軍に冒険者軍団として依頼があるのだがよいか?」


「内容に寄りますね」


「実はな、カスエラ聖王国の事なんだが、カスタードは陥落し治安維持も順調に進んでるのだが、周辺都市や地方都市の小競り合いが勃発しそうでな、日本軍にパエリア王国治安維持軍と共に治安維持に努めてもらいたいのだ、もちろん冒険者ギルドを通して正規の報酬は出そう」


ちなみに、元王都防衛軍は治安維持部隊としてパエリア王国軍に統合され治安維持や周辺都市の制圧に借り出されている

もちろん反抗を防ぐためパエリア国軍の最小部隊10名に対して3人の割合で編入されている


「うーむ、カスタードを陥落させた手前断り辛いですね、判りました!海上戦力として駆逐艦6隻とイージス艦2隻、ミサイル空母1隻そして陥落作戦に従事した部隊をパエリア地方に派遣しましょう、一応期間として3ヶ月を目安としてそれ以降は更新などを相談という事でどうですか?」


「うむ、問題ない、よろしく頼む、で王族の引渡しは?」


「明日にでもオスプレイで護送しますよ」


「それともう一つ、これはお願いなのだが、よかったらムルルリムドの何処でもいいのだが出張所みたいなのを出してもらえないか?何かあった時にすぐに動けるようにして欲しいのだ」


「それは領事館と思っていいのですか?」


「ああ、問題ないぞ、出来れはすぐに動けるパーティも2,3グループ置いて貰えれば嬉しいぞ」


「判りました、基地に着いたらすぐに検討いたします」


「よろしく頼むぞ」


・・・

・・


ムルル城臨時オスプレイ発着場


山本大将がオスプレイに乗り込もうとすると狐耳の先っぽが黒く尻尾が八本ある女性が近づいて来る


「あなたが冒険者の山本様ですか?」


「そうですが?失礼ですがあなた様は?」


「自己紹介が遅れました多民族国家パエリア王国の狐耳族族長のプロールです、この度はカスタードでの同族をお救い下さったそうで一族を代表して感謝の意を差し上げに参りました」


「これは丁寧に、軍団クラウン日本軍トップ山本辰則と申します、今回は偶々任務の途中に保護しただけなのであまり気にせずに」


「それでも同族、いえ家族を救っていただいたんです、このご恩は忘れません」


「それはそうと、現在マルルクス村にて保護してるんですが、もしも彼女らがパエリア王国に保護を求めたら保護してもらえますか?」


「もちろん!万が一国が保護を拒否しても狐耳族が威信をかけてでも保護しますわ」


「その言葉で安心しました、ではその時はお願いしますね」


「はい、それと今後貿易協定に基づき狐耳族の商人が向かうと思います、もちろんその他の人族や兎耳族、ドワーフなどもですが、しかしその時は良しなにお願いします」


「判りました、その時はこちらこそお手柔らかにお願いしますね」


「はい、では余り引き止めてもいけないのでここら辺でおいとまさせてもらいますわ、では貴方に幸あらん事を」


「ご丁寧にありがとうございます、貴方にも幸あらん事を」


そしてオスプレイで帰還する


ーーー


マルクスス基地 reaatオフィス


「おまえなぁ、勝手に難民を救出するのはいいんだが、なぜ連れて帰ってきた?」

と頭のが赤くなっているバーコード紡義大佐


「いや・・・だって、一応救出した時点ではけが人だったので人道的な意味も込めて保護しました」


「基地に帰還した時は軽度の栄養失調だけで傷は無かったと軍医がら報告書があがっているぞ」


「それはオスプレイの中で桃が止血をしてテーピングなどで治療したあと族長のフォルクスさんが「むにゃむにゃむにゃ」って唱えたら傷が完治していたんですよ、たぶん魔法じゃないですかね?」


「そんな報告は受け取らんぞ!」


「あー・・・すみません、報告書は誠心誠意込めて作成中です」


「責任持って面倒を見ろ!!!」


や、やばい、またメンドクサイ事に巻き込まれてしまった


・・・

・・


「という事でフォルクスさんの一族としてはどうします?パエリア王国に保護を求めてもいいですし、我々の管理下で基地の外やマルクスス村に住まわれてもいいですが・・・」


「我々としては出来れば日本軍さんの基地の近くに居たいと思ってます。なにせ小さい子は日本軍の皆さんに懐いてますし、いきなり知らない土地に放り出されるのも不安でして・・・」

なぜか三つの尻尾が丸くなり、耳はペタンとなってます、たぶん申し訳ないと思ってるんでしょうね


「わかりました、では基地の外に居住区を作ってそこに住んでもらう事になりますがいいですか?」


「はい!ありがとうございます!」

元気のよい返事と共に耳と尻尾がピンッと立ってます


「でですね、居住場所と食料と水はしばらくの間こちらから支給しますので、ご安心を、一応5ヶ月後には自立を目指してくださいね」


「5ヶ月も!?何から何にまでありがとうございます!」


「ちなみに聞きたい事があるんですが、怪我を治した光魔法?ってのはどんなのですか?」


「光魔法っていうと別名神聖魔法とか言われてて精神錯乱や怪我を治したりする魔法ですよ、一応少ないですか光を使った攻撃魔法もあります、逆に対極にあるのは闇魔法でこっちは精神錯乱を起こしたり何かを操ったり、陰を使って物を移動させたり出来る魔法ですね」


「対極?」


「基本魔術として西を司る火、東を司る水、北に風、南に土、で、ちょっと特殊で闇と光があります、魔術を使うさいの詠唱はまず第一節に「○から来たれ○よ」と属性を指定するんです」


「なるほど」


「他にもギフトと呼ばれる神様から貰った固有魔法があります、比較的多いのは「鑑定」とか「浄化フレッシュ」、「道具収納アイテムボックス」とかですね、まぁこの三つは訓練と魔力量次第で取得もできなくはないのですが・・・」


「ちなみにフォルクスさんは?」


「狐耳族自体は闇属性特に幻術系を得意としてますが、私は簡単な光属性魔法も使えますよ。あとはギフトの道具収納が使えますがこちらは5kgまでなので・・・そんなには・・・」


「ほー!ちなみに俺は使えますか?」


「んー、どうでしょうかねぇ?魔法量は神殿じゃないと判らないのですので・・・す、すみません」


「いやいや、大丈夫ですよ、そのうち神殿に行ってみますので、話を戻しますが明日から居住区の設置を開始しますので4日ほどはマルルクス基地内の宿舎に止まってください、後ほど広報が案内します」


「わかりました、ありがとうございます」


ーーー


4日後


マルルクス基地 外堀の外


とんてんかん とんてんかん


ユンボやブルドーザーが整地をし、急ピッチでオール木製の二階建て住宅が造られている、


「なにこの家?」

と、フォルクスさんや狐耳族の人たちが驚いている


後で聞いた所、2階建て以上の村があるのは王都や大型主要都じゃないとないらしく、住んでた村には2階建ての建物は無かったらしい、しかもまだ中を見せてないが木製の風呂やシャワーまで付いているしトイレは陶器製で水洗を完備してる

水は基地から貯水塔にポンプでくみ上げ、そこから高低差を利用し各家に送り出している、お湯は基地の核融合炉の水蒸気の冷却水があるので有り余ってる状態なので問題はない


「ちなみにあとどんな施設がいります?」


「いえいえ、もう十分ですよ!」


「え?そうなんですか?集会所とか飲み屋的な物とか倉庫とか畑とかいらないんですか?」


「・・・お言葉に甘えてもいいんですか?」


「いいですよ?むしろ何が必要かわからなくてマルルクス村を参考にしてまして、すでに畑の用地を確保して明日には耕す予定ですし」


「本当ですか?では、お言葉に甘えます、で、集会所ですが、食事所兼集会所でもいいですか?」


「いいですけどなぜに?」


「祭事の時に集まってご飯が食べれれば皆よろこびますから」


「なるほど、わかりました取り合えず畑と大き目の食事所を設営しておきますね」


「本当にありがとうございます!」


しかし狐耳族の皆は3日後家の引渡しが終わり、お風呂や水洗トイレを見ると2度目の驚きの声を上げる事になる


ーーー


カスエラ地方 カスタードより北に300kmほど行った都市パルマンド、パルマンド子爵


「なに!?」

そう激怒するとティーカップを床に投げつけ

「ピカージョ城が陥落してパエリア王国が占領しているだと!?」


「は、はい!今朝方冒険者ギルドの通信魔道具を通してパエリア国軍から「武装解除をしパエリア国軍に編入せよ」「今後、許可がでるまで戦闘勢力の一切の所持を禁止する」との事です、そして「それを守るなら貴族はそのまま領主を続けていい」「税金収入の4割」との事です」


「なんだ?そのふざけた条件は!早馬で王都に行くぞ!ルシウスはいつでも出兵できるように軍艦と食料などの準備を整えておけ!」


「領主様、かしこまりました」


そして馬に乗って王都に出発する

 



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