将軍と中佐
王都カスタード ピカージョ城、12階、戦略会議室 カララ将軍
「何が起きてるんだ!早く情報を持ってこい!」
外では人光教の主要施設が爆発、炎上してる
それだけではない、昼間北門と南門を封鎖している緑の斑模様の集団の対応に苦難しているのだ
あいつらは魔法は使わない代わりに馬の無い馬車を乗り回し、矢を撃てば反撃とバカリに馬車の上に付いた回転する筒から光と共に音がするとこっちの兵が倒れていくのだ
明日の朝1番で突撃をし、撃破しそのまま人光教の教祖様により聖戦を宣言してもらい、パエリア王国に攻め入る予定だったのだ
そして、あの国の亜人共を奴隷とし、ウハウハでもにゅもにゅな生活を得るのだ!
そして伝令を待ってる間にも街壁でも爆発音が聞こえてくる、他にも海岸方向からバッバッバッバとか言う音も聞こえてくる
すると王城で監視任務をしてた兵が飛び込んでくる
「門で戦闘が発生!北と南の門が爆発しました!!」
「くそ!翼竜隊を出して門防衛隊を援護しろ!」
「りょ、了解!」
命令をだし、外の様子を確認するためにバルコニーに出ると海の方から光が飛んでくるのが見える
「何が起きてるんだ?」
そして、その光は真っ直ぐピカージョ城に向かってくる
「全員逃げろー!」
しかし間に合わないと思い床に伏せると、光は一度上空に舞い上がりそのまま急降下、竜舎に突き刺さり爆発、
他にも兵士の宿舎や騎士団の詰め所などが先ほどの光によって爆発していく
「カララ将軍!駄目です!軍事施設はほぼ壊滅!すでに兵站を維持できません!!」
「クソ!このまま降伏しろというのか?」
「しかし・・・」
「将軍!船です!」
「どういうことだ!あの浜辺は遠浅で中型船、大型船は接岸できないはずでは!?」
「しかし、あの光は海からこちらの都市へ向かってきてますよ!」
「・・・王城の防衛を最小限にして残りは海岸へ!」
「「「了解!」」」
ーーー
112普通科師団所属 山田中佐
「接岸完了!上陸を許可する!」
とL-CACパイロットから上陸許可が下ります
すると続々と重装備の日本軍普通科師団の面々が降りてくる、他にもブッシュマスターMk-44機関砲を取り付けたストライカー装甲車やハンヴィーも6台のL-CACから続々と降りてくる、他にもLAV-25(水陸両用車)も続々と上陸を開始して歩兵を降ろし、援護を開始しているが浜辺にまだ敵王国軍は到着してない、
『総員!取り合えず浜辺の安全を確保するぞ!』
『了解』
すると普通科師団の面々が浜辺から住宅街(?)の方向へある程度進行し、建物の壁に隠れたりしつつ少しずつだが前進していく
ただ、やはり順調にといは行かず冒険者なのか街の自治団なのか判らないが剣や槍を持った武装集団や魔法を撃って来る魔法使いと戦闘が起こってしまう
だがやはりこちらの戦闘能力の方が上なのか火傷や軽傷者は出るものの重傷者がでる事はなかった
すると副官が近づいてきて
「懸念してた魔法での攻撃は大した事は無かったですね」
「そうだな、今確認できてる「なんとかボール」って魔術は我々の手榴弾程度の威力だったしな」
「他には「ういんどかったー」とか言う魔法も報告にあります、建物の壁が切れましたがボディーアーマーは切れなかったので今の所問題はないかと」
「よし、ならば本隊の上陸要請をだせ」
「了解」
・・・
・・
・
そんなこんだで作戦を進行してると遠くから馬の駆ける音が聞こえて来る
「総員戦闘準備!大所帯がこっちに向かってくるぞ!」
「「「了解」」」
・・・
・・
・
「我はピカージョ城防衛騎士団!カララ将軍である!ここは人光教の聖地である!聖地を侮辱した罪死んで詫びろ!騎士団突撃!!」
「「おぉぉぉぉぉ!!」」
と1000人程度の兵士が雄叫びを上げてますが、無視して
『撃て!』
銃声!×何万発
『撃ち方止め!』
「よし、安全は確保できたな」
そんな事を呟いていると追加のL-CACが到着し、金谷少将とパエリア国正規軍の面々が降りてくる
「金谷少将・・・これでは我々正規軍の活躍できませんぞ」
と笑ってます
「活躍は王城に乗り込んだ時にとっておいてください」
次話「大和型超弩級原子力戦艦「3番艦富士」と3連装300mm砲」