決闘と冒険者登録
色々この世界のことがわかりました、どうも日本軍のトップ山本大将です
この世界は4つの大陸があり、真ん中に日本の北海道ほどの大きさの中央大陸
その周りに三角形の形をした中央大陸の3倍の大きさの大陸が並んでるらしいです
ちなみに我々が転移した場所は地図で言う所の隅っこでした
そして我々の入る大陸はコールドテーブル大陸と言うらしく、4つの大きな国と小さな国が数個集まる大陸と言うことでした
パエリア王国は小さな国の中の一つで小さな国の中では1番大きな国だそうで、中堅な国だそうです
基本的には自給率は80%、軍事力はB級、治安率はソコソコ良い、あとは木工製品や金属製品の輸出で成り立ち、輸入は犯罪奴隷を輸入し鉱山で働かせる国だそうです
敵カスエラ聖王国は大きな国1つだそうです、軍事力的には多くないのですが人光教が戦争のたびに聖戦を宣言し、一般市民すら戦争に参加し死を恐れない兵となって人海戦術で勝ってきた国らしいです
あと、亜人(獣人や長耳族や妖精族も要るらしいですが基本的に奴隷だそうです
他の大陸は基本的に海の魔獣が強くあまり交流が無く、情報が無いとの事で
例外としては中央大陸で、中央大陸には世界樹という大きな樹があり、それを守護する古代長耳族が住んでいると情報があるそうです
どうやら、ハイエイシェントエルフは外に出る者がそこそこいるらしく、中央大陸の情報はある程度入ってくるらしいです
そして、冒険者と言うのは我々の理解する所で言えば、戦闘力を持った何でも屋、冒険者ギルドに登録すれば中級犯罪者じゃなければ誰でも成れ、商店のお買い物から魔獣退治、手紙の配達、護衛など何でもするらしいです
ただ、冒険者ギルドはコールドテーブル大陸の全ての国にあり、中立の立場を国に保障されたり、個人の身分を保証されるかわりに、緊急時(戦争や魔獣の大量侵攻)の時、国の軍の一部として召集されたりするらしいです、
もし、召集時に断ったりすると冒険者の資格を剥奪および財産の没収をされたりするらしいです、莫大なお金を払えば免除されたりするらしいですか
そして冒険者の武装ですがランク1~3や貧乏冒険者は、布鎧や、木製の甲冑をつけたり中古の部分鎧をつけて武装はナイフや石斧や棒などらしいです
それが中級者ランク4~7は、部分鎧や革鎧を装備し、武器は片手直剣やレイピア、鉄製斧や魔道武器を使ったりするらしいです、ちなみに魔法使いは魔法が使えるだけでランク4を貰えるので基本中級者扱いらしいです
そしてランク8~10は上級者といわれ、基本的にこの大陸では100人ほどしか居らず、国が抱えこんでるらしいです、依頼も基本的に国や冒険者ギルド、貴族などからの個人指名依頼が多いらしく、偶に何処にも所属せず、風来坊手的な冒険者グループもいるらしいですが
あと例外としてランク11以上の冒険者は英雄と呼ばれたりする化け物が大陸に10人いるらしいです、ちなみこの10人揃うと国の一つは軽く殲滅できる化け物だそうで、パエリア王国が魔の国に侵攻された時は3人ほどで1方面軍を名乗り、戦争の片翼を担い、魔の国の軍勢を押しのけたほどだそうです
そして、日本軍は一時的に6ランク軍団を王様に約束されました、そして冒険者としても全員を一時的にランク6の冒険者を名乗ることが出来るそうです
明日にもロンルーリ市の冒険者ギルドの職員がこの基地に来て、制圧作戦に参加する人員にギルドカードを発行するそうです、どうやら先に連絡をしているらしくすでにロンルーリ市を発ってるそうです
この王様子供らしい性格ですが仕事が出来る!
と言うことなので、冒険者として敵王都潜入組みには日本軍の技術の粋を尽くした革風鎧を作らなければなりませんね・・・技術開発部に依頼を出しときましょう
ーーー
「え?なんで喧嘩売られてるのでしょうか?」
めっちゃガンつけられてるのですが・・・昭和のヤンキーですか?
「あ・・・すみません、蒼の旗隊は王の身辺警護を担当してまして、この前の拉致事件で少々糾弾されてまして・・・」
とカズラさんがバツが悪そうにつぶやいてます
「なるほどねー、ヤッカミですか?」
「そうじゃない!事実だ!」
「それじゃあこうしませんか?決闘で決着をつけませんか?」
「いいだろう?」
「は?」
ちなみに上のはマッカさんで下は俺だ、その他の隊長は苦笑顔だ
「ルールは木刀で審判は私カズラが勤めさせてもらいます、いや、審判をする限り身内びいきはしませんよ」
・・・
・・
・
「では、相手が気絶するか負けを認めるか審判の私が辞めを宣言し勝者を宣言するまでが勝負です、よろしいですか?」
「問題ない」
「私も大丈夫です」
周りには各騎士団の隊長や自主訓練中のreaatの面々、非番の普通科師団の面々が取り囲んで野次ったり、晩御飯の具を賭けたりしてます
・・・今日の晩御飯はプリンが付くはず・・・自分にプリンを賭けましょう
そして
「では、はじめ!」
「蒼の旗隊マッカ、参る!」
と言い、木刀(片手直剣タイプ)を色々な方向から切りかかって来ますが、半身になったり身を低くしたりと避けまくります
「ぬぅ・・やるな・・・なら、これならどうだ?」
と上段に構え、両手に構え振り下ろしてきますが、モーションがでかすぎます、ここぞとばかりに木刀を捨てマッカさんの懐に一歩入り、マッカさんの手首を掴むと振り下ろした勢いを利用し手首とヒジを逆に締め上げ、そのまま地面に組み伏せます
「辞め!この勝負、赤殿!」
「のーーー!まけたーーー!」
嘆きながら地面を殴ってます
「これで納得してもらえましたか?」
「騎士の約束だ、赤殿の実力を認めよう・・・今度王都に来た時はワシの家に来てくれ、家族を紹介し歓迎しよう」
「その時はよろしくお願いします」
「あーーー!居た!遅いと思ったらこんな所にいたんですね!」
と、日本軍の広報担当の女の子がこちらに来ます
「赤井さん!お客様になにしてるんですか!問題起こして!これだからreaatはお荷物部隊とか言われるんですよ!」
「ごめんなさい」
「次やったら今度こそ軍法会議に申請しますからね!」
「すみませんでしたー!」
「ワシに勝ったのにこんな生娘に頭を下げるとは・・・」
とマッカさん
それにつられ、周りの野次馬から笑い声が聞こえる
なんだかなぁ
ーーー
その頃 仮設正門
「だから我々は王の要請で冒険者ギルドから派遣されたギルド職員なんです!」
「そんな話は聞いてない!」
「そんなぁ、これで帰ったら王の命令に逆らった罪で処罰されてしまいます!」
「判った、判った、今もう一度問い合わせてみてるから待っててくれ」
そう言うと詰め所に入り電話をかける
・・・
・・
・
「おい、確認が取れた、広報が来るからちょっと待っててくれ」
「よかった!」
・・・
・・
・
「あ、マックさんじゃないですか?」
「お、赤!久しぶりだな!奴隷達は凄く役に立ってるぞ!」
「それは何よりです、今日はどうしたのですか?」
「いやな、日本軍が冒険者軍団として登録することになってな、それで日本軍全員を冒険者として登録する事になったのだ、それで王からの要請で一番近いロンルーリ市冒険者ギルドから来たのだ」
「忙しくないのですか?この前行った時は凄く忙しそうでしたが・・・」
「非常事態が発令されて冒険者は軍の指揮下に入ったから、冒険者ギルドは暇になってるから問題ない」
「そうですか」
「と言うことで、まずは冒険者登録しませんか?」
「お願いします」
「では、こちらに座ってください」
椅子を進められ座るとマックさんがナイフと水晶と白色の名刺サイズのカードを出す
「始めに利き手で水晶に手を置いて逆の手でカードを持ってください」
「はい」
右手を水晶に置いて左手にカードを持つと水晶とカードが光り、カードに文字が刻まれていく
名前 赤井翔太
年齢 35
性別 男性
ランク 6
金額
犯罪
軍団名 日本軍(仮)
パーティー reaat 第2分隊
「では、次にナイフで指を切って1滴血をカードに垂らしてください」
指を切って血を垂らすとカードに血が吸い込まれる
「これで登録は完了しました、軍団名とパーティー名は冒険者ギルドでいつでも変更可能なので、後無くした場合は10万ガル、中銀貨1枚で再発行可能だ、そして死亡した冒険者のカードを回収し冒険者ギルドに届けると5000ガルで引き取る」
「わかりました、もし冒険者を殺し、カードを届けた場合は?」
「持ってきた場合真実を見極める魔道具で調べた後にお金を出す、もし殺した場合重犯罪に問われるからな」
「納得しました」
そして、他の日本軍のメンバーも続々と登録していきます
ーーー
「総員、注目!」
基地内の各所に設置されたカメラに山本大将が映ってます
「諸君、我々は自分ら家族の今後の安定した暮らしを実現するためにこの国、パエリア国に敵対しているカスエラ聖王国を敵と認識、敵首都カスタードと宗教、人光教を壊滅する事になった、諸君には申し訳ないが戦地に行ってもらったり、カスタード都市内の治安維持に向かってもらう事になる」
「詳しいことは後の中隊規模のブリーフィングにて確認して欲しい」
「では、作戦名を発表する「オペレーション、ブレイクチェリーボーイ」」
なんちゅう恥ずかしい名前だ・・・・
次話「潜入と捕虜」