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パラレルワールド日本軍、異世界へ行く  作者: プランc
市~王都偏
34/184

オスプレイと火の玉

睡眠時間がお金で買えるなら1時間3000円で買いたい

現在、村の戦闘後


防衛ラインの撤去と村の戦闘員による魔石の回収が行われています


解体が終わり、ゴボルトの毛皮や魔石、ゴブリンの魔石の回収が終わり、いらない部位の内臓や骨などは堀に放り込まれ上からクレーンに吊られた土のうがバラされて上から土で埋め立てされていきます


どうやら、解体後、燃やすか埋めないとアンデッドとして別のモンスターになってしまうそうです


ちなみに最後に倒した黒いゴーレムの魔石は我々が貰う事になりました


そんな作業指揮をしてるとマクザー様が声を掛けてきます


「赤井中佐どの!」


「はいなんでしょ?」


「今回は感謝しきれない、改めてお礼を言わせて貰う」


「いえいえ、此方としても陸上に宿泊基地を建設できるのはうれしい事ですからね、そうそう、明日のお昼過ぎに我々の艦隊総司令がマクザー様に会いたいと言ってるのですがご予定はどうですか?」


「あなた方のお願いならどんな予定でもキャンセルして聞きますよ」


苦笑ですw

正直そこまでしてもらわなくてもいいのですが


「では、明日のお昼過ぎに総司令が来ますのでよろしくお願いします」


ーーーーーー


お昼過


ハンヴィーに乗った山本大将と完全武装の護衛3名、村長で避難民と一緒に六所に行っていた兎さ耳クリスさんが現れ、敬礼で迎えます


「お疲れ、赤井君だったかね?今回の防衛作戦のおかげで上陸の楔が打てた、感謝する、作業が終わり次第、3日ほどだがreaatには休暇を取らせる」


「ハッ、ありがとうございます」


「では、ここのトップのマクザーさんに案内してもらえるかな?」


「それならワシが案内します」


・・・

・・


「今回は日本軍には感謝しきれない、改めてマルクススの代表としてお礼を言わせて貰う、しかも魔獣の魔石まで譲ってくれるとは、必ず報酬は払わせてもらう」


「いやいや、報酬はいりませんよ」


「そう言わないでくれ、これで報酬を払わないと噂が立てば、この村に来てくれる冒険者が居なくなってしまうんだ、だから我々の為にも払わしてくれ」


「・・・そう言うことなら貰いましょう」


「ただ魔石の換金に時間がかかる、なにせ一番低いランクの魔石だが数がどんぶり勘定でも、1万個以上はあるんだ、運ぶだけでも冒険者ギルドのあるロンルーリ市まで馬車で一週間かかるしかも1万個となると最低4往復はかかるから支払いは1ヵ月後でもいいか?」


しばらく考え

「・・・よければ運搬も手伝いましょうか?馬車は無いですが、車両なら一度で運べる上に恐らく馬車よりも早いですよ」


「本当か?助けてもらった上に重ね重ねかさねがさね申し訳ないが頼んでも言いか?ソレと悪いんだが私もあの自動で動く馬車に乗せてもえら得ないだろうか?」


「ソレくらいお安い御用ですよ、それよりも今後の基地建設について話し合いたいのだが?」


「あぁすまんすまん、こちらとしては浜辺から草原の一部をあなた方に貸し出すことを承認したいと思う、ただ私達も生活が在るので一部にしてほしいのだ」


「大丈夫ですよ、そこまで大きな基地は建設しても管理しきれないので・・・そうですね、15km×15kmの土地を貸してもらえば嬉しい今後増設する場合は相談はするが」



ちなみに15キロ平方メートルというと浜辺と草原の1/3程度の大きさになる



「それくらいでいいのか?半分以上を予想していたのだが」


「そんなに貰っても持て余すだけだ、ソレよりもお願いがあるんだが」


「出来る限りは聞こう」


「貿易協定を結びたいのだが」


「品や数は?」


「そうだな・・・基本的にはスパイスや食料を輸出したい、逆に地下資源を輸入したい」


「地下資源とは?」


「基本的には希少土レアアース希少金属レアメタルだ、場合によっては魔石なども考えているがどうだろうか?」


「正直に言おうか、村レベルだけなら俺の裁断でどうにかできるのだが、スパイスなどを輸出するとなると国レベルになってしまう、そこまで行くと俺の一存ではどうにも出来ん、そこでだよければ一緒に王都に行って王様に謁見しないか?」


「おいおい、いきなり王様に何処の得体の知れない軍隊が会って大丈夫なのか?」


「たぶん大丈夫だ、この国は他民族連合国家だから、外からの友好的な集団には寛大なのだよ、ただし敵対的な組織においては、徹底抗戦だがな」


「なるほど、判った会おうか、その王様に」


「では、予定としては一度ロンルーリに寄り、魔石を換金後、王都へ行き、王と謁見後、貿易交渉という感じで言いか?」


「問題ない、ただ私はここで基地建設などの指揮をしなければならないので、王都には全権委任大使を行かせる」


「判った、ただ今回の魔獣進行の事も王様に話さなければならないので赤井中佐殿も連れて行っても良いだろうか?」


「問題ないぞ、ただ他のメンバーも一緒でもよいだろうか?」


「あぁ、むしろ来て貰えれば嬉しい、あと注意事項なのだが浜辺から東南、魔獣の進行があった方角は別の国がすぐあるから気をつけてくれ、密入国は国際問題だからな」


「あぁ、密入国などするつもりは無い、よし!話は決まった!これから末永くよろしく頼む!」


そう言うと二人は硬い握手をし約束を交わす


ーーーーー


5日後 赤井


「まじですか?我々は偵察強襲部隊で護衛は専門外ですよ?」


「そういわないでくれ、向こうさんマクザーの要請で王都、王様に報告しなければならないんだ、だからな?」


「嫌ですよ、のんびりしたいですもん、せめて行くのは良いですけど護衛は別の部隊に頼んでください」


そうですよねー、我々は「ストーカー」で「相手に気づかれずに忍び寄り、無力化する」者で護衛は新人訓練時代と特殊部隊入隊訓練時代に習った程度で本職では無いので自信が無いです

前回の防衛戦は偶々、流れ的に指揮を執りましたが基本的にはあんなのは普通化師団の仕事ですよ



「んー、判った、では、護衛は別の部隊に頼むから第2分隊は謁見を主軸に自由任務に就いてくれ」


と、紡儀大佐が頭を抱えながら呟きます、悩むと頭のバーコードがまた減りますよ


「では、出発は明日の1000ヒトマルマルマル時だ、装備は通常任務用だ」


ーーーーーーーーーー


次の日


装備を整え、移動用のオスプレイを待ってると建設中の前線基地(仮)のヘリポートから飛んできたオスプレイが現れます


そして中からマクザー様と護衛なのか武装しトラ模様の尻尾を付けた男性二名とメイドさん1人が降りてきます


「マクザー様、おはようございます」


「あぁ、おはよう!しかしこの「おすぷれい」とは凄いな!羽も羽ばたかないのに空を飛んだぞ!魔法なのか!?」


「いえ、科学です」


「かがく?なんだそれは?」


「んー、詳しいことは我々もわかりません、ソレよりもご紹介します、日本軍全権委任大使の「鉄山茶花くろがねさざんか中将」です、そして後ろに居るサングラスの胡散臭い連中は中将の護衛になります」


「よろしくお願いします」

と鉄中将


「では、さっそく出発しましょうか」


後ろではオスプレイに武器弾薬、食料や水、王様への贈り物(主に幹部の私物の酒や日本刀、美術品)を積み込みが終了している


そして搭乗員やパイロット、オスプレイの護衛総勢30名が乗り込み、ロンルーリ市へ向かう


・・・・

・・・

・・


3時間後


「赤井中佐殿、あれがロンルーリ市です」


「ちなみに中佐じゃありませんよ、軍曹です、普通に赤と呼んでください、おぉ市ですねぇ」


そう言うと、すぐ下には石の城壁と蜘蛛の巣状に区切られた町が見えます

すると、パイロットが叫びます


「なにか飛んでくる!!!全員何かにつかまれ!!!!」


すると機体が急減速しながら右側に緊急回避をします、すると左側を火の玉が飛んできます





オスプレイ

米軍の輸送機の一。主翼の両端に角度が変わる回転翼を持ち、ヘリコプターのように垂直離着陸やホバリング、超低空飛行のできる航空機。ヘリコプターよりも高速で航続距離が長い

作中では兵員の搭乗スペースが拡大されておりハンヴィーが1台と兵員15名が乗り込める設定になっております

ハンヴィーを乗せなければ最大40名ほどが乗り込めます


派生型として兵員スペースを潰した(架空兵器)


対潜水艦探査装備のD型

対地攻撃装備で40mm機関砲装備のC型(撤退開始で登場)

指揮戦闘支援のB型

通常の輸送のA型


他にも出てきます



次話「ロンルーリ市と冒険者ギルド」

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