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パラレルワールド日本軍、異世界へ行く  作者: プランc
異世界 初接触偏
29/184

避難と防御ライン建築

初めて村の名前がでます

なんで今まで出してこなかったんだろうか?


『こちら第二分隊、reeat全体に緊急通達監視対象の村「マルルクス村」の上層部から対魔獣防衛の要請があった、reeat所属の分隊は村の防衛任務に就け』


『『『了解』』』


「よし、これで30分以内にreeatが終結するな、黄、本部の紡儀大佐につなげ」


「了解・・・・・どうぞ」


黄が背中にしょっている衛生通信機を渡してくる、ちなみに衛星はオフラインなので無人偵察機グローバルホークを経由して通信を可能にしている


『こちら紡儀だが中隊を集結させてるみたいだが何かあったのか?』


「実は今後、数日のうちに魔獣の大群が攻めてくるらしく、村のトップ3人から正式に防衛要員の援軍要請と村民の避難要請がありました」


『なるほど、現地指揮官は派遣するか?』


「おねがいします、それと敵の魔獣の数ですが、少なく見積もっても1万だそうです、武装は原始的な棍棒から直剣、あとは魔法を使うらしいゴブリンも出現する可能性もあるそうです、其処でなのですが一時的に村民を第4艦隊に受け入れをお願いします」


『勝手にOKしやがって・・・・まぁいい受け入れ態勢は整えておこう、避難用のオスプレイを航空機運用連隊に出すように通達しておく避難開始は今から3時間後1800ヒトハチマルマル時に開始だ、LZランディングゾーンは上陸した浜辺だ、周辺を確保しておけ』


「了解、後もう一つ、敵の予想兵力に対してこちらの兵力が足りないので援軍を頼めないでしょうか?無理な場合、村民だけではなく警備要員も避難をお願いします」


『わかった、112普通科師団と123航空連隊を付けよう、足りるか?』


「大丈夫だと思われます、もしダメなら連絡します」


『では、普通化師団の到着は2時間後』


「了解、交信終わります」



さぁこれから忙しくなるぞ



「リカルドさんこれから援軍の第一陣の約100名が20分以内にこの村に集結します、そして村民を車両で浜まで移動させ其処からオスプレイで船までピストン輸送させます」


「オスプレイ?」


「・・・空飛ぶ箱みたいなものです」


「?」


「まぁ見てみれば判りますよ、それよりもリリーさん、桃と黄と一緒に村人に移動の用意をお願いします、荷物は最小限に、一人カバン一個ぐらいに纏めてください」


「判りました」

と、リリーさん


「ケインとリカルドさんはこの村の防衛状況を教えてください」


「わかった、警備隊詰め所に資料がある、持ってくるから待っててくれ」


そんな話をしてると避難準備をしている村民が騒がしくなってくる


「おい!空からなにか降ってくるぞ!」

「ん?」


18体のソレ・・が見えてくると四角い布を広げ村の中央広場に近づいてくる


「クソ!こんな時に!新手の魔獣だ!警備隊員!広場に集まれ!」


「リカルドさん、あれは我々の仲間です、大丈夫ですよ」


「そうなのか・・・」


そう言うと集合を解除する命令をだす

そして18人の隊員が中央広場に着地しパラシュートを片付けこちらに寄ってくる


「reeat第1、3、4分隊到着しました!」


「よし!取合えず村の周辺地図は頭に入ってるな、村周辺のPCパトロールを頼む」


「了解!行くぞ!」


そう言って村の出入り口の門から出て行く


「赤・・・今の奴らは何処から来たのだ?」


「上空4000mから来たんですよ?」


「4000m!?どうやって?」


「オスプレイです、さっき言った空飛ぶ箱ですよ」


「はぁ」


そして遠くからLAVのエンジン音が聞こえて来ると、門をくぐり5輌の車両が入り中央広場で停車し上部から顔を出す



「赤井中佐!昇進おめでとうございます!第5分隊から第20分隊まで到着しました、どうしましょうか?」


どうやら残りの分隊は村の外で待機してるんですね、しかし中佐に昇進してるとは・・・


「今村民が避難準備している、出来るまで待機、5個分隊は村周辺のPCを頼む」


「了解です!あ、そうそう紡儀大佐からで「一時的に中佐に昇格と112普通化師団の指揮権を与える!村は絶対に守りきれ!」だそうです」


「承った!」


『よし!聞いたな!15分隊から20分隊は村周辺のPCだ!行け!第5分隊から14分隊までは待機』


『『『了解』』』


30分後



中央広場に村民、約1300人が集まり

続々とLAVに乗り込み始める


ソレを眺めてると恰幅のいい兎さ耳のおばさんと娘さんがが近寄ってくる、宿の女将さんだ


「あんたたち凄い人だったんだね、感謝しきれないよ!」

と言いながら背中を叩いてくる

「この件が片付いたら宿でウンとご馳走してあげるからね!」


「楽しみにしています」


「じゃあ行くわ、村をよろしく」

「赤さんお願いします」


そして手を振りながらLAVに乗り込み、全員が乗り込んだ所で、10輌そろって浜に向かう



女将さん視点


お客さんの赤さんの部下が運転しているこの「らぶ」って馬車に乗ってるんだが、この馬車なんだい?

まず乗り心地がいいね、地面を走ってるのに全然ゆれない、ソレよりも馬が居ないのに動いてるんだよ?どんな仕組みだい?この馬車は

ただ外が見えないってのがアレだね、小さい窓は付いてるんだが透明な板が嵌ってるらのか風が入ってこない、ただ不思議と息苦しくないんだよ


それで小さな窓を覗くと外の風景が凄い勢いで流れていく、この馬車はこんなスピードが出るのかい?


あのお客さんと言いどんな人たちなんだい?ん?浜の方向から何か形は違うが馬の無い馬車が村の方向へ走って行くよ!


んー、「らぶ」と違って幌の付いた大きな奴や車輪に分厚い布みたいのを巻いた奴やいろんな種類が走っていきます


本当にこの日本軍って奴らはなんなんだね?


10分後森を抜け浜に着くと、浜に箱に細長い棒が6枚付いた変なのが7つ居ますね

回りに赤と一緒の格好をした人たちが杖を周辺に向けて警戒してるので日本軍だと思います



「では、ココからあのオスプレイに乗り軍艦「六所」に移動します、降りてください、」

そう言うと運転手の人がスイッチを入れると後方の扉が開き降りていきます


しかしなんであの「おすぷれい」ってのに乗ると軍艦に行けるんだい?

あれが動いて船のように海の上を進むのかね?


そして乗り込むと蓋がしまり、爆音が響き、六枚の羽が回転していきますね


「??」


そして、私たちが乗ってる箱が浮き上がり始め、空を飛んでいます


「おおおおおおおおお、女将さん!私たち空を飛んでますよ!!」


わかってますよ


そして、オスプレイは鉄の船に降り、私たちもオスプレイを降りると、40代の人族のおじさんが


「ようこそ六所へ、我々はあなた方を歓迎いたします」


悪い人たちではないようです



ーーーーーー




「112普通科師団と137工兵部隊の混成団7000!現時刻を持って赤井中佐の下につきます」


「よし!一時的だがよろしく頼む!まずは工兵!この村の外側に防御陣地を築く!村の畑には絶対に入るなよ、普通化師団はPCを編成して防御ラインの外側500mの警備とグローバルホークからの情報を元に遊撃部隊を組織し迎撃に当たれ」


「了解!」




・・・・・・・

・・・・・・

・・・・・

・・・・

・・・

・・


次の日の朝



おはようございます

マクザーです


昨日は夜の遅くまでこの村の防衛計画で話し合ってこちらの防衛計画が出来たので寝ました、そして朝も早くに起きて日本軍と防衛計画について話をしようとしたら、なんと言うことでしょう


緑の斑模様の服を着た人族が沢山いるわ、村の城壁の外の畑のそのまた外には布の袋に土をつめただけの城壁、その外側には深さ7mはありそうな空堀が掘られてます

しかも外の堀の外には鉄の馬車、しかも馬が居ないのに走り回ってます


「あ、マクザー様おはようございます」

日本軍の赤が挨拶してきます


「おはよう、これはどういうことだ?」


「あぁ昨日の夜前に我々の仲間が到着したので夜中のうちに防御陣地を構築しました、今居る彼らも我々の仲間です」


「そ、そうなのか?」


「朝ごはんは食べられました?我々はこれからなのですが、よければご一緒に」


「あぁ頂こう」


そして中央広場に出来ている天幕の中に入ると警備隊隊長のビックが居ます

たぶん、よそ者が居るのが気になって寝れてないのでしょうね


雑談をしてると、女性の人がご飯を持ってきてくれます

内容は、ピンク色の魚の切り身を焼いた物、白い粒粒たぶんライス、黒い板、黒い液体、


・・・・どんな朝食だ?白い粒粒はわかるこの国からはるか南に行った所にある国で栽培されてるライスと言う奴だろう、だがピンクの魚と黒い板は食べれるのか?

そう思ってると赤と緑は「いただきます」と言い食べていきます、一応食べれる物らしいです


なるほど、黒い板はライスを巻いて黒い液体に付けて食べるんですね


・・・・おぉパリパリしてておいしい!磯の香りが漂って来るみたいです

そしてピンクの魚の切り身、これも美味しい!丁寧に生成され雑みの無い塩が振りかけて有るらしく、ライスが進む!


食べ終えると赤たちが「ごちそうさま」と言い食器を片付けると


「では、早速会議をしましょう」


「判りました」

せっかちですね、まぁいい地図を取り出そうとすると、机が光り始めます、何だこれは?魔法か!?

よくよく見るとこの村の地図と周辺の森から、ボウフラの発生した池、浜、草原が写ってます、しかも良くみると村の中に居る人たちや鉄の馬車が動いてる所からこの地図は魔法の地図で現在起こってる事がわかるのでしょう


「現在我々は村の防衛ライン・・・ココですね、これの外側500mを中心として警戒してます、どちらの方向から来るか判りますか?」


日本軍が築いた城壁を指差し防衛ラインとやらを指しつつ話してくれます


「そうですね、パックンが発見されたのが南東側の池の辺と聞いてるのから南東から来ると思います」


とビック


「判りました、外側の警備、迎撃は我々がします、村の警備隊は村の木の城壁内部で守ってください」


「いや、この村は我々の物だ、我々も外で戦う!」


「そうです、この村はあなた方のものです、だからこの村の最終防衛ラインである、木の城壁で日本軍が全滅した際の最後の砦として守っていただきたいのです」


「・・・・わかった」



次話「とあるコックと中毒者増加中」

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