村、完治と2日目
ブックマークありがとうございます
50ptになってて作者びっくり
どうも赤井です、現在緑と宿でお茶を飲んでますです
今回俺は村のトップに会おうとしてます
しかし、どう切り出そうか・・・
たとえば「浜辺に町を気付きたいので土地をください!」
だめだな・・・じゃあ
「病気を治したので土地をください」
それくらいじゃダメだな・・・
どうしよう・・・・
しかしこのお茶不思議な味だがうまいなぁ
そんな事を思い居ながら宿屋の1階でお茶を緑と飲んでると警備責任者のリガルドが
「先ほどオークの亜種を倒したと言っていたがどうやって倒したんだ?あれは本当に強くて討伐の会議で倒せないから自然と出て行くのを待つと言う結論になったぐらいだぞ?」
「・・・詳しくは軍務機密だから言えないが矢の凄い奴で撃ち殺したんだよ」
「矢で倒したとなると大型弩砲見たいなものか?」
「んーまぁそんな感じかなぁ、すまないがこれ以上は機密だから言えないんだ君も軍務や警備任務に就くなら判るだろ?」
「・・・あぁ理解は出来る」
(理解ねぇ・・・)
「そういえば君たちは何時までこの村に滞在する気なんだ?」
「予定は一週間ほど滞在して浜にいる仲間と合流するつもりだ」
「浜に仲間?」
「そうだが?」
「なぜそいつ等はココに来ない?」
「俺たちは水の確保が目的なんだ、食料はでっかいイカをしとめたから問題なんだが水だけは森にいかないと無いからね」
「なるほど、水は村にある井戸を自由に使って良いぞ、樽と馬車と馬が必要なら貸してやる」
「大丈夫ですよ、連絡取れれば仲間が来てくれますから」
「それは武装した軍人が来るのか?安全面でそれは容認できん、警備団が馬車で運ぼう」
「わかりました、その時はお願いします、その前にココの村長さんに挨拶はできないか?」
「なんでだ?」
「やはり村に他の国から来ているので挨拶ぐらいはしとかないと不味いのでは?」
「なるほどな・・・じゃあ今この村に居るのは村長のムルーラ村長と駐留騎士のマクザー様だから明後日会えるように手配しておこう」
「本当ですか?それはありがたい!」
ーーーーーーーーーーー
宿
「じゃあ初日の報告を」
そんな事を言うと宿の部屋に集まって雑談をしてる面々が一斉に静かになり、まず蒼と黒が報告します
「食事所を2,3箇所回りました、食材の調理法は基本的に我々と変わりありません、ただ薪での調理なのでガスオーブンの代わりに薪オーブンで
の調理、食材は研究室に運んでないので何ともいえませんが、味的には我々の摂取してるものと遜色は無いように見られます、水に関してですが基本的に
井戸からの採取ですね」
なるほど、食材が使えるなら此方としてはありがたい、食料の売買ができますからね
そして桃が報告してきます
「感染症はやはり問診と簡易血液検査の結果マラリアですね、抗マラリア錠剤を渡して飲み方も教えてきました、恐らくですが早い者なら明後日、重病者も2週間もあれば鎮静化するでしょう
ただ、約一名黄疸の出てる者が居てこれは要注意です、ちなみに場所は村の教会らしい所が一時的な診療所になってます」
「判った、明日からも様子を見に行ってくれ」
「了解、あと一点マラリアの原因の蚊ですが、村人の証言によると森の中にある池の可能性が高いです、」
そして最後蒼が報告します
「自分は村の衛生状況の確認をしてきました、基本的に衛生状況は酷いですね、ただ最悪ではありません、麻薬らしき中毒者は無し、残飯や生ゴミは最終的に土に埋めるらしいです。排泄物は基本的には汲み取り式で
川に流すらしいです、あとかの発生源になりそうな空き瓶や空き箱が裏路地に散乱しています」
「では、中世の衛生状況よりはいくらかマシな感じだな」
「そうですね、」
「では、最後に俺らだな、この村は村長と駐留騎士が統治してるらしい、階位的には村長の上に騎士がいて、村長は村人のまとめ役という所だろう、そして明後日騎士と面談する事になった、以上だな」
「明日はどう行動しましょう?」
と緑
「そうだな、黒、緑、黄は例の池へ調査に行ってくれ、暫定的に緑が指揮を取れ、俺と桃と蒼は教会に行って病人の看護および村の情報収集だ」
「「「「「了解」」」」」
「あと、防虫剤と抗マラリヤ薬の摂取を忘れないように」
「了解」
さぁ報告会も終わったし、本部に連絡して寝ますか
ーーーーーーーーーーー
2日目宿
ん?なにかドアの前に気配がします
そう思って立ち上がってM1911HCを持って警戒すると
全員が武器を持って警戒します
ドンドンドン
ドアがノックされ、
「お客さん!朝ごはんの準備が出来ましたよ!起きて下さい!」
「はい、判りました、すぐに下に行きます」
女将さんでした、そしてみんなを見ると安堵の顔と共に銃器を降ろし、安全装置をかけてます
そして装備を整え1階に下りると兎さ耳の女性がご飯を持ってきてくれました
メニューは、パンとスープとスクランブルエッグ、後は果物
んー・・・味は塩は利いてるんですがパンチがない、コショウがないんですね
「おかみさーん、コショウはないんですか?」
「コショウ?そんなもの大貴族じゃないと買えないよ!10gで1万ガルするんだよ!」
「そんなにするの?」
「そういやぁ、お前さん達はほかの大陸から来たんだよね?スパイスがあれば格安で売っておくれ(笑)」
「あぁ、在ったらな」
なるほど、スパイスも売買交渉ができそうだ
ーーー
緑視点
「よし、じゃあ行くわよ」
全員フル装備で村を出発します
「しっかし、ボウフラなら殺虫剤を池に投入するか、爆破して池の水を循環させればいいんじゃないか?」
と黒、ッチ、この爆弾魔が
「爆破は兎に角、殺虫剤と水の循環は賛成ですね」
「確かにそうね、、まぁでもそれを決めるのは上よ、私たちは兎に角調査よ、私はボウフラや蚊、池の状況を調べるから黒と黄は池の周りを頼むわ」
・・・・
・・・
・・
・
森の中を散策しましたが、この世界の植物は我々の世界と殆ど代わらないみたいですね
まぁ専門家じゃないので詳しく判らないのですが、足元には笹に似た植物や木の年輪の付き方などなど凄く似通っています
ただ違うのは一匹ですが、任○堂の土管から出てくる人食い植物によく似た植物に襲われたぐらいですかねぇ
まぁ口の中に手榴弾を投げ込んで爆破してやりましたが、しかし相変わらずリカルドさんが言ってた魔石が出てきました
今回はオーク亜種よりも小さいですが、弱いからでしょうか?
まぁ回収して隊長に相談しましょう
ーーー
赤視点
教会
「桃、患者は何処に居る?」
「あ、あれ?」
桃が本気で焦ってます
するとシスターを見つけ
「すみません!昨日の患者は何処にいったんですか?」
「あぁ、昨日のお医者さんですね、晩に熱が下がり皆さん家に帰りましたよ?もちろん薬の摂取方法は指導しました」
「そうですか・・・それは良かったです・・・隊長、おかしいです」
「なにがだ?」
「普通、抗マラリヤ薬は摂取開始から1週間の摂取時間が要るんです、熱がそんなに早く治ることはないです」
「・・・取合えず完治してるのか確認しに行こう、シスターさん患者の家に案内してくれませんか?」
「わかりました、完治しても後の経過まで見てくださるなんて、なんて優しい人なのでしょう」
・・・・・
・・・・
・・
・
「完治してたな」
「そうですね・・・」
悩んでると蒼が話してきます
「仮説なんですが動物って人間より心拍数が早いですよね?なので新陳代謝が激しい、と言う事は薬の効き目が早いって事じゃないのでしょうか?」
確かに言われれば可能性はあるな・・・
「んー、無くは無いけど証明するのに人体実験と時間がかかるわよ」
と桃
できるか!
「却下だ!却下!友好的な関係を築きたいのに人体実験なんてできるか!」
「冗談ですよ」
目が笑ってない、桃の扱いには気をつけよう
次話「魔獣との戦闘兆候」