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パラレルワールド日本軍、異世界へ行く  作者: プランc
邪神編
184/184

レイスとやな予感

厄介だな・・・

いくらチマチマ攻撃しても埒が開かない、でも現状チマチマ攻撃するしかない、せめてレイスの本体にくっついてる鎧をどうにか出来れば日本刀の刃が身体の奥底まで切りつけれるんだが・・・


そういえば、周りに浮いてる片手剣とかは衝撃波で吹き飛ばされてたな、

「黄!ATー4で鎧部分を吹き飛ばせ!」


「了解!」


発射ドン


そう言うと黄は周りの盾などを近づかせないために撃ち続けたのを辞め、背中に背負ってたATー4を構え撃つと

バックブラスト代わりの水を後方に発射させつつ、84mm成形炸薬弾が発射され、レイスの鎧にぶつかると爆発し、鎧を吹き飛ばすどころが木端微塵にさせてしまう、そりゃ対戦車ロケットランチャーだ数ミリの板金鎧なぞそこらへんの剣戟なら耐えるが、200mm近い複合装甲を貫通できる力に耐えることなんてできないだろう


しかし、爆発の熱風と衝撃は俺たちにも来るが、瞬間的に体に纏ってる魔力をさらに放出し、爆風と熱を遮断するが全て防げるものではなく、前髪が焦げ、皮膚の表面を軽く焼く・・・感覚とすればロケット花火が顔の近くで破裂した感じだろうか

そして俺は爆煙が晴れかけるタイミング、相手の輪郭が見えた時に隠れてた本棚から踊り出し、必殺の切り上げ・・・

左下脇腹から右脇上部に切り上げると、レイスの黒い霧が霧散していき、周りに浮いてた色んなものが落ちていく・・・


「終わったな・・・」


「赤隊長・・・商隊の商品ボロボロっす・・・」


おー、じーざす


ま、まぁ死人は居なくてよかった


そして穴の空いていたホール部分に戻るとみんなボロボロになっていた、おそらくレイスクラスの魔物と戦闘があったんだろうな、無傷と言うかあっけらかんとしてるのはエクレアだけだ


しかし、それでも生き残るのはやはり俺の仲間だな 


でも、なぜ人質の連中がいないのだろうか?残るのは穴の中だけだ


そこで俺たちは穴の中に入っていく、穴の底はケミカルライトで照らされてぼんやりと明るいが底から横に続く穴は暗く見えないのでライフルにライトを装着し奥に進んでいく

どうやら横穴は作為的というか人為的なもので松明や蝋燭を置く窪みができたり、硬い岩盤を掘り抜いた時にできたクサビの跡などが垣間見れてる

おそらくだが連れ去られた冒険者が彫ったものだろう、しかもこの長さは数日でできるもではなく、数年かけた大掛かりなものだろうから、もしかしたら近くの村から攫って来てるのかもしれないな



そして、歩くこと30分ぐらいだろうか、一際大きな空間にでる

底は壁際に松明が置かれ、地面は光苔らしきものに照らされ活動するのに不十分ない光量で照らされていた、

そして一際目につくものが一つ。いわゆる石棺、棺桶だ

そしてその周りには人間や亞人と思われる大量の骨、おそらく100体分はあるのだろうか?あとは骨の周りには連れ去られた10人ほどの冒険者や商隊の連中が縛られて転がされている・・・


やな予感しかしないな・・・


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