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パラレルワールド日本軍、異世界へ行く  作者: プランc
邪神編
182/184

屋敷とコボルト

追跡を開始するが、森の中には折れた木やインゲンの足跡、不自然にと言うか矢印が刻まれた木があったりして追跡事態は比較的楽だった

むしろ冒険者の連中が追跡しろというか帰る時の目印にあえてしっかりと足跡をつけようとしてる気がする

強かというか生き残る意志の強い冒険者だ

そして丸一日をかけ常人なら3日かかる工程を走破するとそこには平屋のお屋敷が鎮座し周りをコボルトと言われる魔物が比較的新しい武器防具を装着し警備しているのだった


「武器防具が真新しいな、おそらくあれが輸送隊を襲った連中だろう」


するとエクレアが現れ


「多分構造からして貴族の隠れ家で建てたのを魔物が拠点として利用してるのね、屋敷の周りにコボルトが10匹、屋敷の中にも10匹から30匹ぐらい居そうね、その規模なら上位種もいるかも」


と相談しつつ監視をすると正面のドアが開き、人間が一抱えの荷物カゴを持って出てきて森の中に入って行く


「蒼、桃」

と声を掛けると2人は頷き、離れていく


ーーー


蒼視点

俺たち2人は指名を受けると、小隊を離れ建物から出てきた人物を追いかける

そして森の中で土が山盛りになってる開けた場所に着くと男は籠の中に入ってるものを捨てる・・・どうやら中は土砂のようだ


そして俺たちは音も無く後ろから近づき腕を取りつつ口を塞ぎ

「喋るな」

と忠告、男が頷くと

桃がハンドガンを構えつつ正面に回りボディチェックをしていく

もちろん、武器を所持していないか確認と怪我の有無だ


「OK武器無し怪我なし」

と情報を渡さないように最小限の報告をしてくる


「まずは質問に答えてもらう、大声を出したら直ぐに殺す、いいか?」

男は口を塞がれてるため軽く頷くので口を塞いてる手を外す

「お前は誰だ?」


「俺はケン、交易都市から荷物を護衛してた冒険者の1人だ\


よし、ビンゴ 敵勢ではない事なので腕も解放し話を続ける

「中に人は?」

「怪我人もいるが全員無事だ、中に御者の人や亜人族含めて18人」

こっちも情報通り


「敵は何人だ?」


「正確に数え切れないからわからないが屋敷の中には17匹のコボルトとレイスが2体、レイスがボスの様でコボルトを従えていた」


「よし、ほしい情報は手に入った」


「おい、少しはこっちも質問していいか?」


「なんだ?」


「お前らは誰だ?」


「俺らは冒険者軍団日本軍パーティreeat第二小隊だ、創作と救出に来た、行くぞ」


「だ、だめだ、俺が帰らないと仲間が殺されちまう」

やっぱりか

「わかった、予想の一つが当たったな、じゃあ戻ったら仲間に3日以内に救出作戦を実行すると伝えてくれ、で大きな音やら戦闘が始まったら地面に伏せて動かずに待機してろと」

「りょ、了解した」


そう言うとケンは屋敷に戻っていくのだった


ーーー

蒼と桃が戻ると情報を精査する

どうやら健康状態は問題なしか、しかしレイスがコボルトを従えるってのは良くあるのだろうか?

その答えはエクレアが答えてくれた

「無いことは無いわね、強いものには従うのが本能だしね、問題はレイスよ、レイスがボスだとして冒険者のケンはなんで土なんて運んでいたのかしら?」


「あるとしたら地下を作ってる、または拡張してるとかか?」


「普通に考えたらそうよね」


そんな感じでいろんな可能性を洗い出し、対応を検討していくが結局は建物の内部構造がわからないので臨機応変、行き当たりばったりで対処していくことになる


次の日、深夜2時期が緩む時間、顔を黒のマスクを被り、迷彩服をウェアブルPCを操作し黒に変え、匂いを消すため葉っぱを全身に刷り込むと、全員が拳を合わせて頷くと闇と同化していく


目標はとりあえず松明を持ち周りを巡回してるコボルトたちだ

なんのことはない、手はず通りに後ろから近づきロープで首を絞めて、首の骨を折ったりして行くだけだ

ナイフは使わない、血が出て痕迹を残さないためだ、よく映画でゴキんと折るシーンがあるがあれは映画だけだ、人間の骨をああ言うシーンの折り方は常人にはできない、出来るとしたらアメリカのムキムキマッチョの州知事ぐらいだ

ただ俺たちは魔力で身体能力が強化されてるからできる芸当なんだ、今ならアイビーバックとか言う未来から来たサイボーグとでも腕相撲で互角の勝負ができそうだ


さてはともかく、巡回してる奴らを音もなく始末すると、ツーマンセルで各担当の窓にへばりつき中の様子を伺う

中にはコボルトが寝ていたりする


そして中に入るために窓の簡易的な窓のかんぬきタイプをナイフでこじ開けようと刺し入れると


ガタタタタタタタタタタと家が揺れ始め、一斉にコボルトたちが起き、手元になった真新しい武器を手に取り始める


「バレた!撤退!!」と無線に叫ぶ

そして身体能力を強化し、飛ぶように後退するが、コボルトも犬の魔物なのか機敏に追跡してくる


しかし、それも一つの可能性として考慮していたので、真っ直ぐに突っ込んで来る上ジャンプしたタイミングを見計らい6、8ミリ弾を叩き込む


「キャン」


・・・

・・


そして、大体片付けると再び屋敷に戻り、今度は堂々と正面からM468を構えつつ屋敷の中に入っていく

中の床は土で汚れ正面ホールの床板は剥がされ大きな穴が空いている


「本当に穴を掘ってるな・・・なんのために?」

穴の中を覗くが暗くてわからない・・・そこでケミカルライトを4本まとめて折り、穴に放り投げてみる


「深さ、10mぐらいか・・・横に続いている?」

考えた挙句、とりあえず屋敷内の捜索を開始することにする


「黒とウィンディはこの場で警戒!他はツーマンセルで屋敷の捜索だ!」

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