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パラレルワールド日本軍、異世界へ行く  作者: プランc
邪神編
172/184

理科の授業とエクレアの過去1

「実際見せたほうがいいわね」


エクレアはマジックボックスの中から薪と樽を取り出すと


「判りやすいのは木材、木材に熱を加えると炭になる、これは木材の中の可燃ガスとタールと言う物質が無くなってる状態なの、わかる?


「?」


「まぁいいわ、今はそういう状態と認識しておいて、そして可燃ガスこれは簡単に言うと燃える空気のこと」


そういうと、薪を樽を逆さまにして下から薪を手に持ったまま入れ


加熱ヒート


と唱え、樽から取り出すと炭が出てきた


着火ティンダー


「ボフン!」


樽はロケットのごとく打ち上る


「お~」


「これが物が燃えると言うことよ」


「だ、だがこれが魔法と関係あるのか?」


「いい?可燃ガスと魔力は同じ意味と思えばいいの?さっきも言ったけど魔法はイメージが物を言うと、この世界の人において魔法とは基本的にイメージがすべて、裏付けとして知識がイメージを補填してくれるの」


「じゃあ、この火を大きくする気体というのは?」


「どれどれ?あぁ酸素の事ね、酸素というのは・・・」


ーーー


私こと太田瞳は、教師である父と東洋医学の権威である母に育れたの、そして元々日本空軍に入る前は学校の先生になりたくて、教員学校を卒業し赴任まで数日と言う所で戦争が激化してきたの


そこで教員学校を卒業してる私は大学卒業と同程度の能力があるということで日本軍航空学校へ入学、そこで2年間航空力学や航空機の運用方法をみっちり学び、実戦に投入された


はじめこそ先輩や同じ航空小隊に助けられていたんだけど、実戦を繰り返すうちに撃墜数が増えエースとまでは言えなくとも、そこそこの成績を残せるようになったの


そして運命が変わったのは沖縄防空隊に配備されて愛機であるF35Bと共に国境警備飛行を慣行中に不意に敵中国軍潜水艦からの対空ミサイル攻撃によって迎撃されたときね、あの時は潜水艦が戦闘機の真下の死角から緊急浮上、そしてレーダーが探知できない35mm対空機関砲からの対空攻撃だったから緊急脱出もできないで戦闘機が爆散、私も私の所属する航空小隊も全員死亡したの


でも、みんなと違ったのは、爆散して目の前が真っ暗になった次の瞬間に畳の上で寝てたの、そして横にはちゃぶ台を挟んで禿げたオッサンがいたんだ


「目が覚めたかい?」


「あなたは?」


「私は異世界を管理する神様だよ」


それからはほかの転移や転生した人たちと一緒、規格外能力チートを1つ貰って転生することになったんだ


「じゃあ君はどんな能力がほしいの?」


「じゃあ魔法は使いたいな」


やっぱり女性で魔法と剣の世界なら魔法よね


「いいよ、じゃあ魔法の真理をあげるよ」


真理?


規格外能力(チートなのに普通の魔法じゃつまらないでしょ?だから現地の人じゃたどり着けない境地に最初っからたどり着かせてあげる!」


まぁ意味が分からないけど貰えるものは貰っておこう


「まぁ最初から魔法自体は使えるようにするつもりだったからその上で規格外能力チートとなるとこれくらいはつけてあげるから気にしないで」

「では、行ってらっしゃい!」


と、言われると同時に意識が薄れると、意識はあるのに真っ暗な部屋に放り出された


(なにここ?体も動くのに真っ暗??)

(あ、光だ・・・)


少し光が見えたのでそちらに行こうとしてもできない・・・どうしようと思案してると周りが私を圧迫して光の方へ押し出してくる


そして最後、光が強くなるにつれて周りの圧迫が強くなり、最後・・・


「おぎゃーーー!」

(え?なにこれ?)


「*****」

「*****」

「****」

「****」


(何言ってるのかわからない・・・たぶん転生って言ってたから今出産されたんだろうなぁ)


現在の親の顔を見ようとするが、生まれたてのせいなのか目はぼやけるし、鼻は利かない、唯一大丈夫なのは聴覚だけで親、特に母親に抱きしめられた時の心臓の音は心地よく聞こえそのまま眠りについてしまった


そして数か月情報収集すると両親はどこぞの村の一般農民らしく母は一般家事をこなした後に冬の保存食を作ったり、内職で布を織ったりしてる

父は一日中外にいて帰ってくるのはご飯の時と夕方になってからだった


私がしゃべれないけど父は一日の出来事を私に語ってくれたので情報収集は順調にできた

この村は人口100人ぐらいの小さな村で主な産業は野菜や薪を近くの町に売って外貨を稼いで何とか村を維持してるらしい


しかし、体がだるいなぁ・・・


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