赤の過去4とピンチ?
久しぶりの投稿!
そして異変が起きたのは4日目だった
密林の中、開けた場所があったのでそこを避けて通ろうとしたとき「パキッ」と音がしたのだ
そこで赤はハンドシグナルで「停止」と「伏せ」を指示し様子を見る
すると、茂みの中から迷彩服とエラの張った顔の男が1人でてきた
(朝鮮人?軍人だな・・・なぜこんな所に?)
男は一人で森の中のマークスマンライフルを装備し周囲を警戒しながら歩いていた
(行動からして偵察役か?と言うことは普通に考えたら20mほど後方に本隊か?)
正解である、そしてどうやらまだ赤達の事は気付かれてないようだった
そこでハンドシグナルで「集合」を指示すると全員が集まってくる
「・・・と言うわけだ、どうする?」
「サバゲーマーの可能性は?」
「装備が本格的すぎるし予備マガジンに本物の弾が入っていた、可能性が低いというかありえない」
「無線で教官を呼び出すのは?」
「それが最善策だな・・・流石にアレは荷が重すぎる・・・」
「「「「だな」」」」
意見が一致したので腰のポーチから無線機を取り出そうとすると、横から緑の塊が飛び出してくる
(ッチ!しまった!偵察役がもう一人いたか!)
しかし、赤を含め6対1流石に多勢に無勢と言うかなぜか発砲もしないし無線で仲間に連絡もしてなかった
そして揉みくちゃになりながらも朝鮮人を無力化するとその場で身を潜め周りを伺うがなんとかバレずに済んだようだ
「早く教官に連絡を」
「だめだ・・・見ろ」
無線機は今のもみ合いで故障したのか動かなくなっていた
「こいつのは?」
すると班員の一人が敵兵の装備を漁り無線機を取り出すと
「だめだ、暗証番号が解らん」
無線機には敵兵に奪われ情報を吸い取られるのを防ぐためにロックがかかっており、2回連続で間違えると物理的に情報を消す使用になっている
「しゃーない、こうなったらとりあえずこいつに話を聞くか・・・」
と、決断すると敵兵を担ぎ証拠を残さないようにその場を後にするのだった
数分後、指を折られ、爪を剥がされた朝鮮人いわく、破壊工作の潜入部隊と言うことが分かったのだが最悪な事に、この時点で偵察役からの定時連絡が敵本隊と途絶えてる事となり、敵本隊は警戒し容赦なく発砲してくるだろう事が分かった
「どうするよ?こっちの無線は故障、敵さんの無線は暗号化されてて使えない」
「火を焚くのは?狼煙だ」
「敵さんの方が先に来る可能性が高い」
「じゃあこいつの銃でもぶっ放しても一緒か」
「あぁ、最悪の結果になるな」
この時点で味方(鬼役の先輩)との距離が解らない以上自分たちの位置を知らせるのは得策とは言えず、残る道は二つしかなかった
「あるのは、逃げるか、戦うかだ」
「だよなぁ・・・まぁ逃げたとして敵さんが市街地に入ったら追跡は不可能に近いよなぁ」
「本当・・・じゃ、まぁ選択は実質片道だったということでやりますか」
「だな」
そう言うと敵さんの装備をかき集め、
「銃はサプレッサーが付いてるとは言え最終手段、AチームとBチームに分かれる、Aチームは俺(赤)が率いる、ブービートラップを多用し隙を作る、Bチームは隙を見て接近戦を仕掛けろ」
「「「「「「おう」」」」」」
そして、Aチームは先ほどの位置から敵が歩くであろう道、正確に言うと森や山の中で傾斜の緩やかな所や、木々の密度が薄く比較的歩きやすい所に即席のトラップを仕掛けていく、具体的に言うと軽く穴を掘り底に尖った木の枝を刺しその上からふんわりと土をまぶしたり、草を二つ上部で結んだりだ
AチームはBチームが襲い掛かるスキを作るのが目的であり、さっそう能力は殆どない代わりに数を重視しドンドン作っていく
Bチームは体中に草を巻き付け、顔には草のエキスを塗り全身を緑色に染めていく、それはまるでモ〇ゾーや緑色のムッ
〇クのようだった、まぁ簡単に言うとギリースーツの代わりだったそして彼らは敵を発見すると音もなく後ろから追跡するのであった
約1時間後
敵さんが警戒しながら進軍していると先頭の兵士が草のトラップに引っかかりコケタ(・・・)
「avmpafapsojfa(敵襲!全方位警戒!)」
朝鮮語でなにか叫ぶと円陣隊形で全方位を警戒するので石を投げ俺たちとは別方向に気を向けさせ、飛び掛かる
そして乱戦になるのだが、誤算が一つ敵の一人がふつうしない事、乱戦のど真ん中で手榴弾を自分の足元に投げたのだ
「!グレネード!!」
爆発!
それは爆発せず、凄まじい光と音を出し、俺たちBチームの視覚と聴覚を奪いその場でうずくまってしまう、これは人間の本能であらがえない・・・