赤の過去(2)と逮捕
ミッドナイトの方がいいような気がしてきたよ
でも、読んでるラノベでここら辺の描写がされてたのでこのままいきます
親と言う者が死に、生活は通常のものになると思ってた・・・
だが実際は違った・・・むしろ最悪の状況になった
学校は軍部運営の事もあり、通常の授業加え体育と言う名の軍事的訓練(主に格闘技や銃剣術、サバイバル訓練など)が行われた、まぁここは全国の軍系中学校では通常授業なので問題はなかったのだが、養護施設で起きたのが問題だった
職員による教育と言う虐待が起きていたのだ・・・いや拷問と言ってもよかっただろう
少しでも職員の機嫌を損なえば晩飯、朝飯は抜きは当たり前、教育棒と言うなの竹刀で叩く蹴る、夜中バケツを持たされ夜通し立たされた女の子など朝方床に黄色い水たまりを作ってしまい舐めて処理をさせられていた、他にも洗濯機に入れられる、膝に木の棒を挟ませた状態で正座をさせれその上に別の男の子を立たせたりだ
そして、最悪だったのは女の子だっただろう、週に一回ほど夜中に可愛い子(たまに男の子)だけ職員寮に呼ばれて朝方まで帰ってこなかった・・・多分だが男性職員に対し女の子の人数が多い事と、夕方から軍の視察が毎週同じ日にあったことを考えると性接待があったんだろう
だが、俺たちはこの地獄と言える養護施設から抜け出せなかった
ある、女子中学生が抜け出した所物の数時間で捕まり、職員から教育と言うなの拷問が始まったのだ
しかも、最悪な事に職員は拷問を俺たちにやらせたのだった
全員で犯す、爪と皮膚の間に針を刺す、金おろしで殴る、それは一晩中続いた・・・
そして、結局朝方彼女は死に、どうやったかわからないが警察はこれを事故死として処理(たぶん上層部が賄賂か性接待を受けていたと思う)厳重注意処分で済んでしまった
最後に職員は俺たちに向かってこう言った
「お前らがあの子を殺したんだ、この施設から抜け出したり、警察や軍に告げ口をしたらお前らが捕まるからな」
この言葉に俺たちは、拘束され脱走と言う考えは無くなってしまった
そして、このころから俺の裏山での一人遊びも過激になっていった、小学校の頃は猫や虫を虐めるだけだったのだが、このころには小動物を殺し遺体をモズの早贄のようにしたり、だんだんと過激になっていった
転機が訪れたのは中学卒業の数か月前だった
週末の性接待の最中、俺はご飯を落としたという事で乾燥機の中に入れられていたとき、普通は2時間ぐらい続くのだが今日は30分ほどで止まり軍の制服を着た男に開放されたのだった
耳を澄ませば遠くから
「すぐに救急車を!」
「数が足りん!軍用車でいいからすぐに病院に!」
「憲兵隊本部に応援を要請しろ!」
「職員全員の頭に袋をかぶせろ!」
などの声が聞こえる・・・
そして、俺は気を失い次に起きたのは、病院だった
色んな検査を受けたあと現れたのは腕に憲兵隊との腕章を付けた女性だった、
彼女によると内偵がが進められ腐ってた一部の軍上層部と養護施設の職員、養護施設から賄賂を受けてた警察と自治体を強襲し全員を捕縛したとの事
そして養護施設の子供たちは別の軍が運営する施設に送られるか優先して里親が割り当てられる事になった
問題は今年卒業する連中だった、つまりは俺だ、里親に出すには年齢が高すぎ、施設に送られてもすぐに学校卒業で施設も自動的に卒業になる
普通は昼間働きながら夜間学校に行くのだが、俺の場合は中学校の軍事訓練の成果が優秀だったため返済義務なしの奨学金で軍の士官候補生として軍の学校に通うという道を提示された
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陸軍東京支部司令部憲兵部尋問科
「ふむ、学業成績は問題なし、体力面は優秀、盤上演習は現場指揮のみ優秀か・・・優秀じゃないか、なにが問題なのだ?」
「紡義少佐、三枚目の資料を」
「どれ・・・なるほど・・・精神面で問題ありか」
「はい、内偵の最中子供の行動も監視してたのですが彼には加虐性・・・精神科の先生いわくストレスの発散の可能性が高いとの事ですがどうします?」
「どうするもこうするも、様子を見るしかないだろう、だめだったら金を渡して公立普通科の高校に通わせればいい」
「わかりました」
そして女性隊員は部屋を出ていく
「しかしここまで腐った軍部の者が多いとは思わなかったな・・・」
と、逮捕された人物のリストを見ると約80人ほどの名前が書かれていた
読んでくれてありがとうございます
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