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パラレルワールド日本軍、異世界へ行く  作者: プランc
邪神編
158/184

ギョルテ戦の終結と新しい戦いの序章

 「砲弾交換急げ!!」


 それまで装填してあった通常榴弾を取り除き、代わりに対暴徒鎮圧用の大規模催涙ガス弾か援護用の大規模煙幕弾を再装填していた


 「全砲、再装填完了!」


 担当士官が報告してくるので


 「座標BVA49230!試射弾撃て!」


 砲撃音ドン


 「・・・着弾まで5,4,3,2、・・・今!」


 どーん

 

 『着弾確認!着弾修正無し!範囲を今の着弾点から半径25mに広げてくれ』


 脱出中の戦車中隊から報告が上がってくる


 「各砲!自由射撃!どんどん打ち込め!」


 砲撃音ドン砲撃音ドン砲撃音ドン砲撃音ドン


 『砲撃部隊!南方面に50m着弾修正!』


 『了解!』

 「砲撃辞め!着弾修正!南側に50m!」


 数秒砲撃が止み直ぐに砲撃が開始される

 

 ・・・数分後 


 『ギョルテから脱出!弾種変更要請!!対人榴弾!』


 『了解!砲撃再開まで5分!』


 『ふざけんな!すぐに援護が必要だ!』


 すると無線に割り込んでくる声がする


 『こちら509大隊砲兵部隊、フレシェット弾を直ぐに発射できる』


 そう、救出を待っていた509大隊の片割れである砲兵部隊だった


 『『頼む』』

 

 そして少し遠くで砲撃と砲弾が空中で爆発する音が鳴り響いて来る


 ーーー


 上から左右から神聖魔法と思われる攻撃を受けるが複合装甲は表面に煤を付けるだけで衝撃もさほど感じることは無かった

 しかも、戦車や装甲車の上部についてるM2ブローニングにも無人射撃装置が付いてるため、さほど危険な目にはあってなかった

 上空には砲兵部隊からの援護で煙幕や催涙ガスが撒かれ、ひとたび煙に触れれば視界が遮れるだけではなく、目からは涙、喉には刺激でそこに居るのですら、辛いだろう


 「そういえば、職人の方へ向かった連中はどうなったんだ?」


 「あぁ、無事に別の騎兵中隊の連中が救出したと連絡があったぞ、こっちより負傷者は少ないみたいだから安心しておけ」


 「それは不幸中の幸いだな・・・」


 すると後ろの方で砲撃の音とは違う爆発音が聞こえて来た

 これは509大隊が乗り捨てた車両を爆破処理した時の音で通常の高性能爆薬ではなく、高熱焼夷テルミット爆薬を使い3000度近い温度で内部を燃やし尽くし、エンジンやトランスミッション部分溶かし徹底的に破壊する

 実は兵器システムや精密機械、エンジンなどは現地人には機密情報扱いになっていた

 裏側的には現地人より優位に立つためとオーバーテクノロジーを与え文化的損失を失うのを防ぐためでもあった


 しばらくすると、馬のようなラクダのようなよく分からない動物に乗った神官と信者、奴隷と思われる人族や獣人族が現れる


 「後方に敵!数は約50!!」


 「対人弾はどれくらい残ってる?」


 「各車両残弾数は少ないです!」


 「砲兵部隊に掩護を要請!」


 ・・・

 ・・

 ・


 結局、同じ部隊の砲担当が対人榴弾で援護が決まり、結果無事駐屯地に帰還することができた


 ---


 ハルゲル暫定駐屯地


 天幕の一つ、上級士官のオフィスに2人の人物がいた一人は114普通科師団のTOPで増渕ますぶち少将と隊長が死亡したため新しく隊長になった509大隊のTOPである狗飼いぬかい大佐である


 「はぁ!?再出撃だと!?」


 「あぁ、邪神教の拠点を襲撃したチームが資料を持ち帰ってな、そこに本殿・・・総本山と言うべき場所の位置が判明した」


 「だからと言って俺たちでは無理だ!負傷者が多すぎて打撃力にかける!」


 「話を最後まで聞け、別の部隊と合流してもらう、前線だが突入組ではない、まぁ気楽にやれ」


 「っち・・・わかりました、場所は?」


 「指令室に書類がある、確認したまえ」


 「失礼しました!!」

 


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