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パラレルワールド日本軍、異世界へ行く  作者: プランc
邪神編
157/184

決着と騎兵隊


 大型の変な形の馬車が見えたと思ったらそいつらが火の弾を吐く・・・

 神聖魔法の中でも最硬度を誇る聖域テンプルムを軽々貫通し、着弾、丘の上から火の玉を吐いて来る馬車から隠れてた岩を木端微塵にし隠れてた信者を殺戮していく


 「神聖魔法!オスクロ!」


 すると、敵馬車との間に闇が広がり、目隠しをする


 「総員!今です左右に展開!身を隠しながら接敵!攻撃魔法をしかけないさい!」


「「「「神聖魔法!隠匿ラテブラ!」」」」


 生き残った神官ども約100名が一斉に姿を消す神聖魔法を発動し前方に発生した闇を隠れ蓑に左右に走り出すが砲撃は一瞬止んだが直ぐに始まる


 「なぜ我々の場所がわかるんだ!?」


 まぁ神聖魔法のオスクロが展開された時に戦車の赤外線カメラと高高度で戦場を監視してる無人航空機グローバルホークの高性能赤外線カメラで補足されてるだけなのだが、この世界に赤外線という概念は存在して無かった


 しかし、それでも十数人は80名近くの犠牲の上に接敵し神聖魔法と奴隷に装着した爆発の魔道具での人間爆弾攻撃を開始した


 「奴隷共!敵の馬車に取り付け!」


 すると奴隷が近くに居た15式戦車に登ったり通信用アンテナ、発煙弾発射装置に取りつくと神官が起爆装置に魔力を通す


 爆発どーん


 彼らは重犯罪奴隷ではなく、元々は冒険者・・・しかも大きな犯罪を犯したことのない一般的な何処にでもいる冒険者だ

 (大きな犯罪と書いたのは、冒険者は元々荒くれ者が多く、酔っぱらえば酒場の机や椅子を壊す、別チームが倒した討伐依頼の魔獣や魔物を横取りする、などは普通にやっていてギルド側もそれくらいは黙認、酷ければ厳重注意か謹慎処分、罰金で終わらせていて、大した罪にはならなかった)


 そして、爆発を確認した司祭はと言うと


 「・・・神聖魔法、|《神の怒り》(イライ・デイ)」


 そして戦車部隊上空に血のようなどす黒い投擲用の槍が姿を現す、ただし大きさは長さ4mほどあり、大型の魔獣やランク7や8ぐらいだったら問題なく片付けれる威力がありそうだ

 その槍は爆発による土煙ごと15式戦車にふりそそぐ


 それを見ていた司祭は信者が持つ錫杖より豪華な錫杖を「シャン」と鳴らし


 「みなさい、信仰心が強ければ異教徒には負けないのです」


 実際は多神教に近い無教徒なのだが・・・まぁリ―デレ公国に国教は無数にある


 ・・・・きゅらきゅらきゅら・・・・


 「・・・まさか!?」


 その音は土煙を掻き分け、地響きを轟かせつつ所々黒い煤や凹みを付けている物の姿を現した


 「神聖魔法でも高位の攻撃力を誇る《神の怒り》(イライ・デイ)ですよ?」


 そして馬のいない鋼鉄の馬車は光を放つとの同時に司祭は90mmほどの鉄の矢の直撃を受け文字通り跡形も無く、邪神様の元に旅立ったのだ


 ---


 『被害を報告』


 被害を確認すると、行動不能車両11、完全撃破2、でまだまだ再編成すれば救出には行ける戦力があった

 それに救出を待ってるチームは俺たち騎兵隊の音楽を聴き、まだかと待ち望んでいるだろう

 

 『班を再編成、必ず車両6両~10両になる班にしろ』


 『隊長、行動不可能の車両と遺体はどうしますか?』


 確かに無傷とは言えず、重軽症者、死者もでてしまったが、今は止まる訳には行かない、止まったりしたら救出を待ってる奴らを死体袋に入れる事になるからな


 『・・・車両と遺体は後方支援部隊に回収させる、念のために砲兵とヘリからの援護待機を要請しておけ』


 『・・・了解』


 しかし、自爆攻撃ならRPG(対戦車ロケット弾)にも耐える装甲を持つ15式戦車なら何でもなかったが最後の頭上攻撃からはヤバかった、事実運が悪く履帯キャタピラに当たった11車両と回転砲塔とエンジン部分の接合部、に直撃した2両は軒並みやられてしまった・・・

 今後の課題だな・・・まぁ、考えるの開発班の仕事だ、今は仲間を助けに行こう


 「音楽再生!全車両前進!」

  

 音楽を大音量でまき散らす、それは「救出に来たぞ!もう少しだ!がんばれ!」と言いたげに


 ---


 ~♪


 「お!、お前ら!騎兵隊のお出ましだ!踏ん張れ!」


 「「「「YAHAAAAA!!!!」」」」


 騎兵隊・・・主に戦車を主軸置いた部隊で機動力と火力、防御力が優れていて良く大規模救出任務や都市規模の制圧任務、電撃戦に駆り出されることが多かった

 そして相手を威圧する意味合いで行進曲とまでは言わないが、壮大な感じの曲を流すのは伝統であった

 今回は救出を待つ部隊には救いの音楽でもあった


 そして騎兵隊は商業ギルドに到着すると


 魔法の雨の中、騎兵中隊を率いる村山少佐が降りてきて


 「軍曹!この辺に救出を待ってる部隊が居ると聞いてきたんだがしってるか?」


 「村山少佐!お待ちしておりました!」


 「よし!遺体とけが人を車両に乗せろ!無事な物は空いてる席に詰め込ませろ!」


 そして、地獄のような籠城戦から撤退するのであった・・・が、やはり敵さんもタダでは帰してくれそうにない


 周りの建物から爆発物や魔法、矢が飛んで来るのであった


 しかも、戦車や装甲車両では主砲を上空に向けての射撃は出来ず、上に向けて撃てるのはM2ブローニングやM240(マシンガン)しかなく圧倒的な火力不足だった


 『第2戦車中隊より砲兵班!砲撃支援を要請!座標BVA49230!』


 『砲兵班より第2戦車中隊へ一般人に被害が出る為砲撃支援はできない』


 『だったら煙幕弾か催涙ガス弾でも使え!向こうさんはガスマスクなんか持ってない!足止めできればそれでいい!』


 『・・・了解』

ポイント、ブックマーク待ってます!

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