神聖魔法と戦車
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戦闘指揮車両の上部に付けられたスピーカーから流れて来たのは核の影響で生まれたデカいトカゲ(光線を吐くやつ)が出てきた音楽だ
「やはり俺たちはこの音楽がいいな」
「大佐!敵集団まで残り7000!」
「偵察車両をだせ!戦車は対人空中炸裂弾装填!戦車5両とTALOS2個小隊歩兵5個小隊を敵の拠点に向かわせて制圧の指示をだせ」
するとスピードを上げた2両の偵察車両が先行して行き、それと別に12両の車両が隊を離れていく
しばらくして
『先行偵察中のソルト33、敵の集団を発見、情報を送る』
そして指揮車両のモニターに映像が映ると神官服を着て馬とラクダを足して2で割ったような動物を走らせる集団が映っていた
「距離は?」
「本隊から約6000、ギョルテから1200です」
「よし、こいつらを叩くぞ、主力戦車隊3隊に別れる、左、右、中央だ」
するとオペレータが指揮車両の作戦指示用のタッチパネル式のモニターをいじると各戦車に指示が行き、綺麗に別れて行く
「全車両射撃準備、合図で同時射撃、最大火力を叩きこむ」
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「攻撃開始!」
騎兵旅団・・・15式戦車やストライカーストライカー装甲車などを中心とした車両部隊約200、そして今回戦闘の中心になっている22式戦車50両が一斉に火を噴く
そして発射された120mm砲弾は回転しながら音速以上の速さで飛行、敵集団の上に到達すると爆発し、砲弾表面の金属を敵集団に降り注がせる
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ひゅん!ひゅん!ひゅん!ひゅん!どん!どん!どん!どん!
我々の頭上で何かが爆発する度に信者が十数人ずつ倒れていきます、あきらかにあの爆発が原因なのは一目瞭然、と瞬時に判断すると魔石の付いた錫杖を掲げ
「っち!神聖魔法!聖域!」
すると、我々の上部3m付近にシャボン玉の膜が出来き、爆発する衝撃や金属片を防いでしまう
そして、他の神官も援護するように神聖魔法、聖域を発動し堅牢なものにしていく
「なにが起きたのですか!?」
「敵です!南方の丘の上に見たことのない馬車です!」
身体強化の魔法で視力を強化した奴隷に索敵させていた神官が報告してくる
ちなみに丘の上には偵察車両2両が砲塔部分とその上の高性能カメラだけ出して監視をしていた
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『着弾確認、敵残存勢力は・・・・約250!バリアらしきものを展開しつつ岩陰に隠れてます』
『了解、少し移動してから攻撃する、それまで岩陰に釘付けにしておけ』
『了解』
すると2両の偵察車両は砲塔を少し動かし25mm機関砲を撃ち始める・・・が、バリアは1発で貫通することもなく、約4発でようやく貫通でき完全に火力不足であったしかし今回は足止めが目的なのでこのままそのまま射撃を続行する
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指揮車両
25mm機関砲があんまり効いてないのを確認すると
『指揮官の柏木から全車両へ、弾種変更、徹甲弾、無ければ、装弾筒付翼安定徹甲弾(APFSDS)装填!』
そして彼らは必中距離に入ると
『各個、自由射撃!車長の指示で攻撃開始を許可する!』
発射!発射!
散開した車両が戦車を破壊できる威力の砲弾を発射しまくる・・・
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注意
偵察車両ですが偵察戦闘車や偵察警戒車・・・・ストライカーや16式機動戦闘車を想像してもらえれば・・・
15式戦車ですが自衛隊が使ってる10式と同等程度の能力を持ってる設定です