襲撃と対策
日本軍 幹部会議
「事件の被害は?」
「ハッ!香辛料の第1市場が約50%、木材や金属の第2市場は70%の被害で復旧まで3か月ほどです、人員的には死者40名、重軽症者約120名です」
「ふむ、その中に日本人は?」
「日本人は死者15名、重軽症者は約40名です」
日本軍13万人の中にはアフリカの民間的支援をするために約2万人と25隻の民間船が同行していた
彼ら非戦闘員は公都や沖に停泊してる民間船で生活をし、公都で働いていた、そして今回被害にあったのは市場に搬入の仕事をしてた日本人であった
「家族にはなんと?」
「説明は終わっており、見舞金については現在広報と相談中であります」
「現地住民はどうなっている?」
「そちらは宗教管理局とリ―デレ軍の広報が担当するそうです」
「では、捜査の状況は?」
会議室に空中投影されてる資料を切り替えつつ
「え~、犯人は邪神教と名乗る宗教団体を名乗っていて尋問は継続中です、拠点は判明ししだいリ―デレ騎士団と合同で憲兵部隊が2か所ほど制圧中です」
「ふむ・・・厄介だな」
宗教戦争で一番厄介なのはゲリラ戦を展開される事で、宗教関係者は一般人に紛れ、気が付けば隣人として過ごしていることが多々ある
隣の隣人のオッサンやオバさんがテロリストで家が爆弾の製造工房だったとかが普通にあり、見つけるは容易ではない
「そういえばパエリア王国の内務局長はどうなった?reaatの連中が邪神教の幹部だと言っていただろ?」
「現在捕縛の為の許可をパエリア王国大使に許可を貰ってる所です、まぁ証拠もそろってるので時間の問題でしょう」
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三日後
パエリア王国 内務局局長ズーの屋敷
そこにはすでにズーの身柄を拘束し家探しをしてる、日本軍普通科の連中が居た
「どうだ?」
「地下に怪しい祭壇と書斎の隠し部屋に怪しい手紙が多数です」
地下には資料で見た邪神教のシンボルマークの旗と邪神を象った純金像と夥しい量の血液
そして書斎の隠し部屋にはパエリア王国とリ―デレ公国に居る信者のリストや信者とやり取りした手紙などが多数あった
そして資料はカメラで撮影され空中管制機を通して直ぐに日本軍の情報分析チームに渡りリ―デレ公国各地に展開してた騎士団との混成部隊に送られ拠点を襲撃していく
数は18か所に渡り、ひどい所だと人口80名ほどの小さな村など村人全員が別人に成り代わり乗っ取られていたりした(流石に日本軍のヘリからの銃撃支援で制圧した)
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「リ―デレ公国の活動班と連絡取れなくなったと?」
「はい、多分幹部のズーが捕まったのでそこから漏れたのでは?」
「連絡の手紙は破棄してなかったのか?」
「してなかったみたいですね、事実最初に襲撃されたのは彼に渡してあった資料の場所ですから、そこから見つけた資料などで次の襲撃が始まっております」
「頭が痛いな・・・爆発の魔道具はどうなってる?」
「保管場所は総本山が独自に確保してるので無事です」
「じゃあ活動は続けれるのだな?」
「はい、まぁ信者を送り込めればですが」
「なら送り込め、今度は本山の信者どもだ、あれなら喜んで邪神様に命を差し出すだろう?」
「わかりました、神の御身のままに」
そして彼は一人になった部屋でリ―デレ王国ヤマト公都地下に眠る巨大魔石の調査書類をもう一度読み直すのであった
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作戦立案科の事務官が報告をしてくる
「と、言うわけで今回リ―デレ公国20年前に壊滅した筈の邪神教のはテロ事件に巻き込まれたしだいです」
紡義司令官をはじめとしたreaatの面々がreaat専用会議室で説明を聞いていた
「で、そもそも邪神教と言うのは?」
「ん~、眉唾物ですが封印されている邪神復活を願う宗教組織らしいですね、活動は人攫いをして生贄にするらしいです」
「それがなぜリ―デレ公国?」
「予想でいえばパエリア王国のズーが幹部らしく、ズーが引き入れたか別の目的があるのでしょうね」
「ふむ・・・ちなみに何故壊滅したんだ?」
「どうも魔法を使って国を1つ滅ぼして怒りを買った冒険者ギルドと王国連合軍の合同作戦で徹底的に潰されたようです」
「じゃあ彼らは1国を潰す攻撃方法を持ってると?」
「それは無いそうです、準備に数年かかる上に特殊な魔道具と特大級の魔石が必要らしいので」
「ふむ・・・でreaatの任務は?」
「いえ、特には・・・今回は普通科が動きますので別命あるまで待機でお願いします」
「わかった、ちなみに普通科の今後の予定は?」
「第一に国境線の警備強化、これはグローバルホークで監視をしつつ陸上部隊が中隊規模で対処します」
「本部から移動となると時間がかかるのでは?」
「すでにリ―デレ軍の砦に最低でも大隊規模で展開中です、第2に主要都市の入り口に踏み絵を設置してます」
「踏み絵・・・またアナログな・・・」
周りの隊員からも苦笑がもれる
「まぁ1番宗教家には堪える方法ですよ、第3に地道な拠点潰しですね、現在制圧してる拠点に会った資料を順次潰してる状況です」
「まぁいい、なにかあったら直ちに連絡をくれ、それまで我々は休暇だ」
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