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パラレルワールド日本軍、異世界へ行く  作者: プランc
人形遣い編
139/184

冒険者ギルドと闇ギルド

 「かしこまりました」


 すると指揮官ゴーレムは自律式ゴーレムを集め指令を下していく


 なかなか優秀なようだ


 そして町の中ではアチラコチラから爆発音や煙が上がったり、領主の館の方からは魔法の爆発音と共に建物が崩れる音が聞こえる

 

 「ご主人様、どうやら任務は完了したようです、良ければこのままゴーレムに町の治安維持をさせましょうか?」


 「お願い、それより羊耳族のみんなはどうなの?」


 「まだ、奴隷商人討伐に向かった班からの報告待ちです、他にもドラヨン男爵の報告などもまだです」


 「そう・・・」


 ・・・

 ・・

 ・


 20分後


 降りている跳ね橋を渡り縄でぐるぐる巻きにされた豪華な服を着た両生類っぽい男が木に吊るされつつ運ばれてくる


 「ワシを誰だと思っているリュッカ辺境爵領・都市レイルートが領主、ドラヨン・リュッカ男爵であるぞ!」


 「しってる」


 「ならば早くこの縄をほどけ」


 イラッ


 とりあえず顔面を蹴飛ばしておく


 「がはっ!何をする!」


 「うるさい、あんたと奴隷商の連中が結託して傭兵団と騎士団を動かして羊耳族を襲撃したのは判ってるんだ、私はあんたの首を持って親父オヤジファル・リュッカス辺境爵に抗議しに行くんだ!」


 「ひぃ!」


 すると、町の方から土竜に乗った男がこっちに来て


 「その計画ちょっと待ってくれ!」


 「?」


 首を傾げると


 「俺はレイルート冒険者ギルドマスターのエイフリューだ」


 「私はミサキ、羊耳族を救いに来たものよ」


 「わかってる、そこで提案があるのだが聞かないか?」


 話を要約すると冒険者ギルドは領主の重税に悩まされていて領主を任から降ろすための証拠を集めていた

 そして現在証拠を王都ドラメラの冒険者ギルドを経由して御前会議で王都ギルドマスターが現状と証拠を提出、3日後に王から派遣された第8竜騎士団と監察官が到着するからその時ドラヨン男爵突き出すため生かしておいて欲しいとの事だ、それまでは冒険者ギルドの地下懲罰房で冒険者ギルドが責任をもって監視するそうだ

 最後に羊耳族は冒険者ギルドから派遣された冒険者とゴーレムたちが合同で保護、治療、すでに売られた羊耳族も冒険者ギルドから依頼を受けた高ランク冒険者が買主を説得して買い戻すか、拒否した場合、闇ギルドの仕事人が襲撃、奪還任務中との事だ


 そして私は突き出すため生かしておく事を了承、まぁそもそも私は羊耳族を保護できて羊耳族の安息の地を得られればいいんだがら

 ・・・まぁおババ様や殺された羊耳族は残念だけど亡くなった者はしょうがない・・・丁寧に埋葬して皆で悲しもう


 「一つ条件があるわ、シープフォレストの森を不可侵領域にしてほしいの」


 「それは俺でも無理だ。冒険者だけなら何とかなるのだが・・・王に相談するしかない」


 ・・・確実にめんどくさい事になるわね・・・こうなったら森をゴーレムで要塞化するしかないのかなぁ・・・そうなると自給自足になっちゃって経済が回らないなぁ、どうしよう・・・


 悩んでるとエイフリュー支部長が


 「とりあえず監察官は一番下級とはいえ王族が来るから相談してみてはどうだ?」


 王族?


 「監察官は王族の中でも薄い血筋が務めるんだ、薄いとはいえ王族上手くいけば国王に話が行くぞ」

 

 「それしか道は無いの?」


 「正直あるかもしれないが俺に思いつくのはこれだけだ」


 「わかりました、とりあえずはエイフリュー支部長の顔を立ててドラヨン男爵を引き渡します」


 「「顔」か・・・こりゃ信用されてるねぇ」


 冒険者ギルドの責任では無く、レイルートの冒険者ギルド支部長の責任にする事で暗殺などを防ぐ事にする


 ・・・・

 ・・・

 ・・

 ・


 3日後


 町の治安は冒険者ギルドと闇ギルド(表には出ないが)とゴーレム達が行い、比較的治安はよく、スラムなどにも領主の館から徴収した食料を配給することで暴動が起きることは無かった

 (本当はスラムを縄張りにしてるマフィア共が反乱を起こしかけたらしいが闇ギルドが闇に葬った)


 そしてレイルートの北門前には約1000の竜騎士と豪華な馬車が1台鎮座し、そいつ等を睨み見るように私のゴーレム軍約8000が相対していた


 外壁の上には冒険者連中が陣取り、魔法やバリスタなどを構えている


 これは町の総意で来た監察官と竜騎士団が腐っていた場合、徹底抗戦に出る腹づもりだ


 そして現在町を収めているエイフリューが文字通り先頭にいる


 

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