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パラレルワールド日本軍、異世界へ行く  作者: プランc
戦争編
125/184

重装甲歩兵と騎士団

 彼らリ―デレ公国軍は南と東から攻めたて。首都とは別方向、北側に追い立てようとしていた


 作戦は上手く行き、大楯隊は魔法銃の弾丸を防ぎ、ドワーフ槍部隊は槍衾やりぶすまをハリネズミの様に突き立て、敵騎兵隊や敵歩兵を血祭りにあげて行き、後方ではドワーフ投擲部隊が待機しており、次々と長さ1mほどの槍を投げて聞く、更に上空には長耳族エルフ魔法部隊のカラフルな軌跡が飛び交い魔法が飛んでいく、もちろん敵からも魔法が飛んでくるが、魔族から提供された防御魔法や結界魔法が敵からの魔法をシャットアウトしてしまう、他にも長耳族エルフの矢や土精霊魔法で飛ばされたと思われる岩なども飛んでいく、さながら夏の夜の花火の上だった


 そして、人族の騎兵隊や歩兵も負けまいと、馬や小型ティラノに取り付けた装甲防具と機動力を武器とし敵に肉迫し、剣を突き立てたり小型ティラノで体当たりを仕掛けたりしていく


 そして、敵本陣から規則性のある太鼓とラッパらしき音が聞こえると、そこら中から「撤退!本陣へ!」「撤退!」「殿は俺たちが!」「砲は爆破しろ!」などと声が聞こえる


 「敵が引くぞ!押し込め!!!」


 司令官が激を飛ばすと小人族、小太鼓隊が景気よくドラムロールを鳴らし、それを待っていたかのように各部隊から気合の入った声が鳴り響き


 「突撃!」「奴らを家まで押し返してしまえ!」


 「ウォォオオ!!!」


 敵を敵本陣まで押し返してしまうが、流石に敵本陣には強固な結界魔法や最新式のカノン砲が設置してあり、柵に近づくリ―デレ公国軍にこれでもかと砲弾を撃ち込んでくる


 しかし、敵を本陣に押し戻し、敵本陣の外側に土魔法や大楯を使い陣地を構築した所で日が沈みかかり、戦闘終了のドラムロールがかかると「戦闘終了!予備と交代だ!」と指令がかかり本陣後ろで待機してた部隊と交代で死体や負傷者を回収し本陣裏へ引き上げていく


 そして、敵本陣の周りを昼間の戦闘に参加しなかった予備戦力の連中が一部・・以外を取り囲み、警戒をしている


 そのころ、ガスパチョ帝国本陣では軍議が行われていた・・・主にどうやって逃げるかなのだが・・・


 「まさか、ここまで新参者のリ―デレ公国軍に戦力があるとは計算違いでしたな」

 「ふむ・・・現在艦隊が壊滅した以上、補給や増援はダメでしょうね」

 「撤退しか道はないな・・・」

 「今夜は月が両方とも出てない・・・闇夜に紛れるか?」

 「それしかないだろうな・・・」

 「北側の包囲網が甘く、抜けるならそこしかありませんな・・・」

 「しかしワザとらしくないか?確実に罠だぞ・・・」

 「残ってる偵察隊を再編成して先行させろ、安全が確認できしだい重装甲歩兵隊を送り込み安全を確保、そののちに我々貴族が脱出、周りは槍隊や軽装甲歩兵隊、魔法隊に固めさせるしかない、殿は中装甲歩兵隊に任せよう」

 「カノン砲はどうするのです?仮にも帝国最新式で機密情報に抵触しますぞ?」

 「爆破処理すればいい、砲兵隊はここに残し最後まで抵抗をさせろ、最後に炸薬点火し爆破すればいい」

 「砲兵隊はどうするので?」

 「戦争には尊い犠牲は必要なのだよ、まぁ敵に落ちるのは認めよう」

 「あ、わかってると思うが鎧には油を塗って音が出ないようにしろよ?あと馬も禁止だからな」


 そして作戦が実行されるのである


 ・・・

 ・・

 ・


 そこの頃、敵本陣北側では騎士団の連中が展開して、敵がノコノコ出てくるのを手ぐすねを引いてまっていた


 「敵の偵察隊とそのあとに続いて来る部隊はやり過ごせ、目標は敵の司令官クラスだ」


 彼らは敵国の今までの戦争の情報を分析した結果、部隊を動かす時、偵察隊、歩兵、最重要目標、殿部隊と隊列を組むことを理解しており、今回も撤退の時に同じ行動すると踏んでいたのだった

 もしも、撤退の為全力行動するなら穴の周りに展開してる公国軍の予備兵力部隊と共同で3方向から包囲戦を行う計画であった


 しかし陣地から砲弾が打ち出される音が響いてからしばらくして、偵察隊が現れた所を見ると、どうやら前者の作戦を取ったようだ


 「総員、射撃準備、合図があるまで待機せよ」


 日本軍から貸与された無線機に首に付けるタイプの送受信機に話しかけると各班長から「了解」の返事が返ってくる


 そして、騎士団隊長も腕に持った日本軍製の銃のボルトを後退させ迎撃の準備を開始するのだった


 ここで余談であるが、騎士団の装備を紹介しよう


 まず、着ている物だが戦闘用の服で日本軍から貸与された警察特殊部隊風の真っ黒なボディーアーマーにMP5サブマシンガンとポンプアクション式ショットガン

 MP5はフルオート機能が廃止されその代わりにダブルバースト機能が追加されていた、これは1回引き金を引くと2発弾が発射される機能で、弾の無駄打ちや銃身の以上加熱を防止する目的がある、そして銃口には減音機サプレッサー、上部のレールにはドットサイト付き暗視装置ナイトビジョンを装着していて月の出てない夜中でも暗視装置ナイトビジョン越しに周りがフルカラーで見えている

 

 弾種はソフトポイント弾で、日本軍と戦闘になった場合、日本軍のボディーアーマーは貫通できないが現地の敵勢力には勝てるようにと言う日本軍の意向だった


 そしてショットガンだがこれはM500、装弾数8発、弾種は12ゲージでバードショットと6粒弾、あとは対暴徒用の催涙弾とゴム弾を装備している


 ほかにも、チタン製コンバットナイフやサブウエポンであるコルトパイソンを装備している


 ・・・

 ・・

 ・


 そして偵察隊が現れ、しばらくすると重装甲歩兵が現れる


 「来るなら次だ、覚悟を決めろ」


 そして、ついに敵の貴族が現れるので、無線機を使い静かに敵に気付かれないように


 「撃て」


 発砲命令をだと


 そこら中からペットポトルを開けたような音がし敵の重装甲歩兵や偵察隊を討ち取っていく


 しかし、ガスパチョ帝国側もだてに軍事国家を名乗ってないというか、すぐさま重装甲歩兵が前に出て金属製の大楯を構えると、ソフトポイント弾の柔らかい弾や、貫通力が殆どないバードショットでは敵の盾に火花を散らし貫通しても重装甲歩兵の分厚い装甲部分を貫通出来ず倒すこともできない、それどころか盾の上部の凹んだ部分からライフル型魔法銃の銃口部分だけを前方に出し、指揮官の「撃て!」の合図で反撃をしてくる始末だ


 ただし、周りは真っ暗闇なのでリ―デレ公国軍騎士団が出したマズルフラッシュに向けて撃ってくるので運が悪くない限りは当たらないのだが


 そして騎士団長は無線で


 「マシンガンを持った者はリボルバーで反撃しろ!ショットガンの者はすぐに6粒弾で反撃だ!」


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