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パラレルワールド日本軍、異世界へ行く  作者: プランc
戦争編
124/184

降伏決意と歌

今回は別の意味でヤバい回です!

 皇都封鎖から5日


 アルザール皇帝は今日も嫌がらせを受けながらも執務をこなし、相談役のジジイや軍事関係の政府関係者との軍議をしていたのだが、異変は14時ごろ皇城と外壁正面門を結ぶ大通りの真ん中あたりになる広場から起きたのだった、


 ちょうど軍からの配給の時間で町の住人や冒険者が集まっていたのだが


 「もっと飯をよこせ!」

 「軍は何やってんだ!」

 「普段、税金をせびって賄賂もふんだくって行くのに、この仕打ちはなんなんだい!?」

 「そういわれてもな・・・我々も、まともに飯が食べれないのだぞ!」

 

 まず最初に冒険者の不満が爆発が爆発したのだった、まぁ軍の連中も遊んでたわけではないのだが・・・月の出てない夜中に防衛軍陸戦隊が黒い装備で出発したのだが、これも正確無比な30mm弾で殲滅されたり、全速力で駆け抜けようとしても500kg自由落下爆弾で殲滅されていた、そして今も地下トンネルを掘って脱出する作戦を進行中だったりするだが市民には関係は無く、特に魔獣狩りや町の何でも屋で日銭を稼ぐ冒険者にとって都の封鎖や配給制による食料の制限は死活問題だった


 そして、その不満の爆発は商人や市民はては下級軍人まで広がっていった・・・まさに地面に撒かれたガソリンに煙草が投げ込まれたハリウッド映画の様に燃え上がったのである


 冒険者は手持ちの武器を持ち、市民は包丁や麺棒、手短にある物をもって皇城前に集合したのだった


 「皇帝の野郎を殺せ!」

 「皇帝を吊るせ!」

 「飯をよこせ!」


 ・・・

 ・・

 ・


 「余が何をしたと言うのだ?」


 すると執務室に居た、相談役の爺が


 「平民や下級民には陛下の苦労が判らないのです」


 「・・・えぇい!軍をだして解散させろ!」


 「陛下・・・軍の者も十分な食料が行きわたっておらず解散させるのは難しいです・・・」


 「だったら堀橋を上げ、城門を閉めればいいだろう!」


 実はアルザールも食料不足で昼ご飯を無しにした上に内政の貴族との懇談以外は食事の量をかなり減らしていた、実際朝食はふかした芋3つと使用3日目のパック紅茶ぐらい薄い紅茶だった


 そして普段は降りている外堀の橋が上がり、城門が閉じられる、そして最上階付近のバルコニーから街下をみれば暴動が起きてるのか軍の施設や貴族の屋敷、町の治安を守る騎士団の詰め所から火の手が上がってるのが見える


 「地下道の建設はどうなっておる?」


 「まだ半分も完成しておりません・・・なにせ食料不足で早いペースで交代をしなければならず作業効率があがりません」


 「・・・これは降伏も考えないといけないかもな・・・」


 「「「「・・・・」」」」


 執務室に集まっていた各局の担当官は、普段肯定も否定もせずにただ沈黙で返答するのだった



 ---


 次の日朝1000時


 4機のオスプレイが上空を飛び、紙の束をまき散らしつつ飛び立っていく、そして紙は皇城にすぐに届けられた


 内容には


 ---


 拝啓 隣人、皇都ココットの皆さま


 今日が期日ですがどうしましょうか?


 我々としては今日1日は待ちますが、日が沈むまでに何もない場合は明日の日の出と同時に総攻撃を実施し殲滅します、


 どうか軍港都市エクファエラと同じ目に合わないことを我々としても願います


 軍団クラン日本軍 山本


 ---


 この手紙とエクファエラの現在の写真がバラまかれ、すでに昨日以上の暴動が起きていた


 ・・・

 ・・

 ・


 「現在、騎士団と軍部が暴動を鎮圧しようとしてますがかんばしくありません、どうも冒険者が暴動側にいるようで騎士団や軍が劣勢です、現在は魔法銃を使用しなんとか維持できてますが時間の問題かと・・・」


 「・・・なにかこの戦局をひっくり返せるような案はあるか?」


 「「「「・・・・」」」」


 無い様あった


 「そうか・・・爺、降伏条件は白い旗を掲げる事だったな?今すぐ外壁の上に白旗を掲揚せよ」


 「・・・御意に」


 そして1時間後外壁の上部に白旗が掲揚されたのだ


 ーーーちょっとだけ場所はリ―デレ公国、時も数日戻るーーー


 ガスパチョ帝国、属国監視軍が壊滅し、潜航艇が別行動をしたのだが、実は潜航していた部隊は日本軍の監視網を?い潜り、無事闇夜に紛れリ―デレ公国領内、首都ヤマトから北へ20km地点に上陸、夜な夜な簡単な前線基地を作り上げていた、と言っても近くの木を切り倒し、柵を作り、簡単な空堀をほり、天幕を張り、魔法結界を展開しただけなのだが約1000人ほどの大隊が休息を取るのには十分であった


 ちなみに、「潜航艇が監視網を掻い潜り」と記述したのだが正確には見逃してもらっている、事実上空には攻撃型無人攻撃機や無人偵察機が展開していた


 そして、敵基地に東側にはリ―デレ公国軍と騎士部隊が展開しており、にらみ合いが続いていた、彼らは冒険者ギルド経由で日本軍から「首都から北へ20km付近に得体のしれない軍が展開している」との報告を受け、偵察隊を派遣、結果ガスパチョ帝国軍陸戦部隊だと言うことが判明したので急ぎ駆けつけたのだった


 軍の者はお揃いの盾や剣を装備しており、盾はいわゆる透明な防弾性ポリカーボネート、剣は普通の片手剣だ、他にもドワーフ部隊は力を生かし2,5mほどの槍、長耳族エルフは杖を持ち、同じなのは鎧だけだった、ちなみに鎧は真鍮とジュラルミンの複合装甲製で6,8mm徹甲弾は防げないが敵の使う魔法銃は15m付近からだったら防げる性能を持ち、彼らは睨み合いを行っていた


 そして日が昇るとリ―デレ公国軍の指揮官の男は決意した顔を見せ


「気は熟したな・・・これがリ―デレ公国軍初戦闘だ・・・全員気合を入れろ!!!」


 「「「「「「おう!!」」」」」


 すると何処からか歌が聞こえる・・・これは日本軍の地獄のランニングで歌われた歌だ・・・


「お前達は勝つことなどできぬ戦争を知るだろう。


 お前らに知らしめてやろう、

 

 ボロボロとなった全ての敵は知るであろう、


 キサマらの相手は無敵であったと。


 生きているうちに、最後に周りを見渡してみろ。


 俺は不死身の戦争の支配者だ!


 別の理由、別の原因のために俺は戦う。


 守ると誓った全てに身を捧げること。


 後悔もなく自分の任務を遂行する。


 決意は腐敗することはなく。


 あの世からの目を見張る恐怖。」

 


そして静寂を破るように司令官は言葉を紡ぐ

 

 「さて、貴様らはこれから、最大の試練と戦う。もちろん逃げ場はない。すべてを守るか、地獄に落ちるかの瀬戸際だ。どうだ、楽しいか?」


 「「「サー、イエッサーっ!!」」」


 「いい声だ。では・・・野郎ども! 俺たちの特技はなんだっ!?」


 「「「殺せっ!! 殺せっ!! 殺せっ!!」」」


 「この戦争の目的はなんだっ!?」


 「「「殺せっ!! 殺せっ!! 殺せっ!!」」」

 

 「俺たちはリ―デレ公国を愛しているか!? 住民をを愛しているかっ!? クソ野郎ども!!」


 「「「ガンホー!! ガンホー!! ガンホー!!」」」


 「行くぞ!突撃!!!」


 「「「ワーーー!」」」


 彼らは人族や獣人族名の中でも力自慢の連中が特別製の大盾を構え、弾除けになりつつ前進をし、それを援護するように、長耳族エルフ魔法部隊が水弾ウォーターバレット風刃エアーカッターを飛ばし敵のカノン砲や魔法部隊を倒していく


 

今回歌われた曲はこの物語を書く上できっかけになった曲をアレンジした・・・いや、元に自分が書いた詩でもあります


出すにあたって正直著作権に当たらないかガクブルですが・・・ね・・・


もしも該当するなら曲の部分だけ消しますので、悪しからず


そして、「ガンホー」の部分ですがわかる人いるよねぇ・・・ボランティア精神を持ったラグビー部の試合前の一幕です・・・


パクリではないです!リスペクトです!!


いや、すみません、これも指摘が1つでもあれば消します・・・ごめんなさい


書きたかったんです!セリフがカッコ良すぎて・・・!


たぶんですが、元を参考に自分の言葉で書いてるので大丈夫だと思います


そして今回真鍮の表現があるのですが、調べてみればオリハルコンとは中世などでは真鍮の事を指すことは一説ではあるらしいです・・・なんて物をこのリ―デレ公国は使用してるんだ・・・と言う事でオリハルコンは別の金属と言うことでお願いします


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