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パラレルワールド日本軍、異世界へ行く  作者: プランc
戦争編
120/184

強行突破と馬車ジャック

犯罪ダメ!絶対!

 緑が屋根に敷いていた毛布を片付け、ライフルを背負い部屋に戻ると素早くライフルケースにしまい、更に魔法鞄アイテムバックにしまう


 ちなみに桃やウィンディの他のメンバーは既に冒険者風の装備を整え脱出準備を整えている、近代兵器はウェアブルPCと太ももに付けているM1911ハンドガンだけである


 「よし、準備は出来たな?皇城で鐘が鳴り兵が出撃したのが見えた、警戒を怠るなよ」


 「「「「「了解」」」」」


 そして、部屋を出て階段を下り、中段にさしかかると


 銃声バン


 銃声が鳴り響き、先頭を歩いていた蒼が倒れる・・・が後ろを歩いていた黒が間一髪のところで支えるので下の階に落ちることはなかった、そして黒が叫び


 「敵!援護!」


 銃声バン銃声バン銃声バン


 老人の格好をしてた黄が素早くM1911ハンドガンを抜き、発砲、敵が階段の隅から顔を出せないように発砲を行う、そして後ろにいた緑が前に出て黒と一緒に蒼を支え


 「いったん下がれ!緑、ウィンディ!下がって装備を整えろ!」


 と命令を出ししつつM1911ハンドガンで黄と一緒に援護を開始、蒼を収容するのを助けていると後ろから声がかかる


 「隊長!蒼の収容と援護準備完了!」


 ウィンディから声がかかるので


 「交代!」


 と射撃を辞め、階段の端によりつつ身を屈めると


 銃声ドン銃声ドン銃声バン銃声バン


 と、ウィンディのAA12ショットガンと緑のM14ライフルからの援護が始まるので黄と一緒に最上階に戻ると桃の治療が始まっていた


 「様子は如何だ?」

  

 と、魔法鞄アイテムバックからM468ライフルや予備弾薬、無線、などを出しながら聞くと


 「脇腹を撃たれてます、弾が体内に残ってるので現在抜弾中、ただ防弾チョッキのおかげで浅い位置の為行動に問題いです」


 「隊長、すみません、油断しました、桃、キツク止血バンドを巻いてくれ、すぐに動く」


 ーーー


 彼ら15人の警ら小隊は偶々、赤達の宿の近くで小遣い稼ぎのアルバイト中だった


 「へっへっへ、旦那、これで見逃してくれませんかね?」


 裏通りのちょっと違法な奴隷ものを売ってる商店の店頭だったのだが大体の事は袖の下で解決していた


 「見逃すのは今回だけだからな、あと俺たち駐屯地宿舎まで飯でも届けさせろ」


 「わかってますよ~」


 何時ものように小遣い稼ぎをしていたのだが、


 振動ブルブルブル


 腰の付近のポーチが振動するので手の平大の黒く塗られた木の板を出すと


 「最重要命令、敵意の鐘がなった宿屋「妖精の食事場」の「最上階」の者を捕縛、無理なら殺害しろ」


 と書かれていた


 (すぐそこじゃないか!?これで功績を上げれば出世だぞ!)


 国宝の敵意の鐘が鳴ったと言うことは、任務は最重要、アルザール皇帝様や帝国に明確な殺意を持って反乱を企てたと言うことだ


 「敵意の鐘 国宝級魔法道具 

  設置された場所に殺意を向けると鐘が鳴り、場所が方位と距離として表示される」


 「パートは終了だ!本職に戻るぞ!発砲許可!逆族どもを血祭りにあげるぞ!」


 駆け出し表通りの高級宿「妖精の食事場」へなだれ込む


 「帝都警ら隊だ!最上階へ突入する、従業員と宿泊客共は大人しくしてろ!」


 と、魔法銃を抜きつつ駆け上がると最上階の下の階で止まり


 「奇襲を仕掛ける、静かに行くぞ」


 静かに移動し階段の下から覗き込むと老人と前後に男女が降りてくるのが見えるので陰から「スッ」と銃を向け


 銃声バン


 撃つと先頭に居た棒を持った男に当たるが後ろの男に支えられ、更に後ろの老人が太ももから何かを抜くと


 銃声バン銃声バン!と魔法銃と似た銃声が鳴り響き、顔の近くに穴が開く


 「顔を引っ込めろ!」


 (あいつら!あんな武器を持ってるとは聞いてないぞ!俺らの魔法銃と違い連射ができるのか!?)


 「しょうがない、ここを抑えつつ援軍を待つぞ!」


 「「「オウ」」」


 もう少し待てば本隊である帝都防衛隊やいけ好かない空軍の連中が来てくれるだろう、まぁ功績おかねは少なくなるだろうが

 

 爆発ドン


 ---


 「こんなに早く見つかると思わんかったな、しかしここに居たらジリ貧だな、しょうがない強行突破するぞ!黒、建物を壊さない程度に爆破してやれ」


 「はいよ!」


 装備を整えた黒が本来脱出後に、証拠隠滅用に設置してた爆薬をウェアブルPCを通じて爆破する


 爆発ドン


 「隊長、とりあえず階段付近の奴だけ爆破しましたよ」


 「よし、行くぞ!」


 と階段を駆け下り下の階に到着すると周囲を警戒しつつ降りていく・・・


 ・・・

 ・・

 ・


 「お客さん!どうなってるんですか!?」


 「・・・迷惑をかけてる・・・あ、この宿多分壊れるから逃げた方がいいぞ、警告はしたぞ」


 受付のオッサンが顔を青くしておくに消えていくのを横目に外に出ると馬車が通りかかったので


 走ってる馬車を止め、


 「緊急事態だ、降りろ」


 有無を言わさず引きずり降ろすと、他のメンバーがいそいそと荷台や御者席に座るので出発すると後ろの方で


 「ドロボー!」


 「借りるだけだ!」


 と返し現地金貨を財布ごと投げつつ、そして無線を開き


 『2分隊だ!敵に拠点を襲撃されていた!現在逃走中!川の集合地点にすぐにピックアップを要請!』


 『了解!ほかの潜入組も同じ状況だ、海軍がピックアップポイントに30分後に到着する』


 『了解!あと援護の奴らに準備をさせておいてくれ』


 『大丈夫だ、すでに準備を完了して安全地帯に退避済みだ』


 『流石だ!更新終わり』


 すると馬車の後部に乗っていた黒が


 「隊長!追ってです!」


 「撃て、撃て!、撃て!!」


 銃声ババババババ


 どうやらM268(マシンガン)をフルオートで撃ち始めたみたいなので顔だけを出し後ろを確認すると馬や小型ティラノが撃たれ転んでいくのがみえる


 しかし数が多く、カバーできない奴らが魔法銃を発砲するのが見える、しかも空にはだんだん空飛ぶ蛇が集まってくるのが見える


 「・・・こりゃヤバいかもな・・・」


感想、ブックマークなんでも待っています!!



さて・・・これで師走イベント、週2回更新終了です


次の更新は1月1日新年早々です、ちょっと早いかもしれませんが今年1年ご愛読ありがとうございます、来年も誤字脱字などてんこ盛りでお送りしますので、温かい目と厳しい突っ込みをお待ちしております、ではよいお年を!!


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