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パラレルワールド日本軍、異世界へ行く  作者: プランc
戦争編
116/184

観戦武官と外交官

 戦艦剣を旗艦とした第一次攻撃艦隊が帝国艦隊と衝突する数日前


 パエリア王国外交局受付に多民族国家連合の各パエリア王国駐在員が集まっていた


 内容としては「あの空飛ぶ箱や連続爆発魔法を保有する軍団クラン日本軍の戦い方を見たい」との事でパエリア王国に仲介を頼みに来たのだった


 そしてザットン国王は仲介を快諾、思惑としてはこの世界ではオーバーテクノロジーとして扱われる技術を見せつけることで連合や小国連合や平和主義連盟の牽制になると考えたのだった


 彼らは外交担当官は日本軍の領事館に移動するとその足でオスプレイに乗り込みリ―デレ公国に移動、そしてくろがね中将から連絡を受けていた広報とリ―デレ公国議員のトルトが出迎える


 「「ようこそ!リ―デレ公国、日本軍基地へ!我々はあなた方を歓迎いたします」」


 「「「「はーーー・・・・」」」」


 他国の観戦武官や外交官は空を見上げて驚いていた、オスプレイと言う空飛ぶ箱もそうなのだが、日本軍基地にある建物の数々だ、この異世界での高層建物と言うと大体各国の国王のいる城が一般的でそれでも高さ20mほどビル5~7階ほどの高さになる、しかし日本軍基地にある建物はそれ以上、平均で50m、煙突だけで言ったら100mを超えるものがある


 ちなみに余談だがこの煙突はこちらの世界で作ったものである


 そして建造ドッグには現在4隻の軍艦が建造中、2隻の駆逐艦が定期点検のため入港していた


 今建造してるのは高速沿岸戦闘艇2隻と無人水上艇海母2隻である


 「では皆さま、オスプレイに燃料補給が終わり次第、イージス艦朝焼(あさやけに乗りガスパチョ帝国海域に出航します」


 すると、頭に花を生やした女性が手を挙げ


 「す、すみません!この基地を見学することはできませんか!?」


 「燃料補給が終わる2時間程度でよければ大丈夫ですよ?ただ機密区画は無理ですが・・・」


 「構いません!」


 すると、他の外交官や観戦武官の人たちもうなずいてます


 そして、射撃場、航空機格納庫エアーハンガー車両格納庫カーハンガー、地上演習場を見て回り、2時間ほどたったのでオスプレイでイージス艦朝焼あさやけ乗り込む


 「では、皆さま到着まで軍船のため狭い所でありますが、ゆっくりととお休みください、お食事の時は担当が呼びに行きますので」


 そして彼らは割り当てられた2人一組の個室に入っていく、ちなみに軍艦で個室と言うのは艦長だけであり、2人部屋は副艦長待遇であった、ちなみに総理大臣や軍総司令官トップが艦に入った時ですら1人部屋は割り与えられる事はない、なぜなら艦の内部でば一番偉いのは艦長であり、それを覆すことがあるのは艦長が後退する時だけなのだ


 「あの背の高い建物・・・鉄の軍艦・・・遠くまで届く火を噴く矢・・・馬や地竜のいらない鉄の馬車・・・本国に同報告するのだ・・・報告した所で誰も信じてくれないぞ・・・」


 「しかし・・・見た物をそのまま報告するしかないぞ・・・」


 各国の担当官は同じように頭を抱えてた


 ・・・

 ・・

 ・

 CIC艦内警備部


 彼らはモニターを見ながらスパイではないか監視をしていた、彼らがミサイル区画やAIの置かれている情報集積分析室に近づかないか監視していたのだ


 「ふーむ、みんな頭を抱えているな」


 「まぁすべてがオーバーテクノロジーですから、理解の範疇をこえているのでしょうね」


 「確かに、言葉に起こすのですら彼らには難しいだろう」


 しかし日本軍のメンバーは知らない、全ての国ではないが一部の国の国宝の一つに他人の考えを他人にコピーする魔道具が存在することを


 ---


 第一次攻撃艦隊


 草薙大佐


 彼は敵の救助と使用した弾薬の補給を命じていた、すると日本軍基地総本部から無線が入る


 『総本部より草薙大佐、状況を報告しろ』


 『敵艦隊を壊滅させた、現在敵の救助と弾薬の補給を実施中、完了まで12時間』


 『了解、最終任務の変更がある、暗号コード「TAITAN17430」』


 『確認する「TAITAN17430」』


 『間違いない、通信終わり』


 「おい、副司令、来てくれ、最終任務の変更だそうだ」


 「ハッ」


 そしてPCに繋がった二つの鍵穴にテンプル式キーを差し込む、一つは司令官、一つは2人の副司令官が持つどちらかのテンプル式キーを差し込み


 「合わせるぞ、3,2、1回せ」


 解除ガチャ


 するとPCに「ID」と出るので自分のIDカードを差し込み「コード」に先ほどのコードを打ち込むと作戦指令書が撃つ出される


 「え?間違いじゃないのか?」


 ・・・

 ・・

 ・

 

 補給を開始して11時間後


 敵の漂流者約400名を回収し、航空機格納庫ハンガー内に急きょ鉄骨を組んで作った捕虜収容所・・・檻の中に収容されていた、もちろん兵器が見えないように外側を天幕で多い外が見えないようにし、天幕の中では歩哨が立っている、そして捕虜たちは医療チームの手当を受け簡易ベッドに寝かされている


 「しかしこの回復薬ポーションと言うのは凄いな、骨折ぐらいなら完治とはいかないがペンやスプーンを持つ程度には回復したぞ」


 回復薬ポーションは最近輸入し始め応急治療セットに組まれることになったのだが、まだメカニズムが解析されてなかった


 「多分ですが、損傷した部分の細胞が活性化するのではないのですかね?」


 「それだと将来細胞の劣化が早まった影響で大変なことになるのは?

 「うむ・・・元冒険者の老人の話だとそんな話は聞いたことないらしいぞ」

 「それか魔法の世界らしく「魔力が影響する」とかじゃないのですかね?」

 「そんなんでケガが治ったら医者いらずだろうが」

 

 「「「「そりゃそうだ!!!わっはっはっは」」」」 

 

 実は回復薬ポーションの原料である魔力草の効力で体内で潤滑している魔力を活性化させ傷口を密着させているのだが、日本軍ではまだ魔力と言う物を「正体不明なにかのエネルギー体である」としか理解できていなかった


 科学の弊害であった


 そして二日遅れで出航した、空母薄野すすきのと暁型イージス艦が3隻が向かっているのがみえるのだが


 本来、基本的には予備戦力として派遣されてきたのだが、先の戦闘であまりにも戦力に差がありすぎ必要なくなったのだが彼らも一つ追加の任務を負っていた


 「観戦武官および外交官の護衛」


 ぶっちゃけ総勢36名の外交官の護衛で空母とイージス3隻は過剰戦力なのだが渡りに船だったのだ


 CICの艦長席に座ってコーヒーを飲んでいた艦長の隣で「ヴォン」と音がすると20代半ばの若い女性がモニターに映る、だいぶ若いようだが胸に付けている艦長章をみると艦長のようだった


 「調子は如何かね?蟹江艦長?」

 

 『戦闘が終わってしまって残念ですよ~』


 そう彼女は空母薄野すすきのの女性最少女艦長だったのだ、実力も中国湾岸戦で見事勝利をおさめ、そのまま沿岸の制空権を確保し続けた歴戦の艦長だった・・・語尾が伸びるのが、たまに傷ではあるのだが


 「お客様はどうかね?」


 『今の所は大人しくしてますよ~ただ食事で騒いだのはご愛敬ですけどね~』


 「反乱かね?」


 『いえいえ違いますよ~艦内でサラダや新鮮な食事ができたのが嬉しくて「お代わり!」と「国交を!」と騒いでましたので監視役の憲兵(MP)さんに怒られてました~』


 ちなみに食事は天ぷらとサラダと味噌汁、あとはひじきの煮物が出したのだが、天ぷらに使ったサツマイモやキノコ類に興味があったらしい


 「こんどカレーでも食べさせてやってくれ異世界人にカレーは衝撃的な味らしいからな」


 『わかりました~、では第2次攻撃艦隊、無事合流完了しました、空母薄野以下あかつき型イージス艦3隻、現在1300(いちさんまるまる時より戦艦剣 草薙司令官の下に付きます~』


 「うむ、早速だが補給が終わるまで戦闘機で哨戒をおねがいできるか?」


 『わっかりました~、では後ほど~』


 と数分後、空母薄野すすきのから16機の戦闘機が飛び立ち哨戒任務に当たるのが見える


 

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