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パラレルワールド日本軍、異世界へ行く  作者: プランc
戦争編
115/184

海獣とワイバーン

あ~、今回も前回に引き続きグロイです、ダメな人は見ない方がいいかもです、自己責任で

 VLSから発射されたミサイルは上空800m付近まで上昇し水平飛行に移行しミササー司令官の乗る旗艦ベデリックの上空25m付近に到達すると爆発、するとミサイル内に搭載された複数の薬品が空中で混ぜ合わされ、化学反応を経て数万倍に気化された爆薬が散布される

 そして、ミサイルの内部に仕込まれた着火装置により発火、ただでさえ数万倍に気化された爆薬が着火により周りの酸素を食い尽くしながら、空気を弾丸として周りの構造物、今回の場合木製の船に鉄板や銅板を張り付けた船の装甲部分を練った水あめのようにひん曲げ、木製の竜骨(船首から船尾まで貫く船の背骨)をへし折ってしまった


 戦艦剣つるぎの艦橋

 

 敵艦上空では高さ50mほどのきのこ雲型の爆炎が見える、しかもそれが位置をずらしながら全部で12個ほどもだ

 

 「敵艦隊にミサイルの直撃を確認!」

 『HITミサイルの衝撃来るぞ!総員衝撃に備え!』


 と艦内スピーカーに吠えると数秒待って、震度5ぐらいの衝撃が襲う


 ーー剣CICーー


 「ダメージ報告しろ!」


 正直、これくらいの衝撃ではビクとも知れないのだが、これも発射後の大切なプロセスである


 「装甲に被害なし」

 「火器管制システム正常」

 「AI自己診断も正常」

 「航空機格納庫ハンガー異常なし」

 「第2砲塔内で負傷者2」


 !?


 「何があった!?」


 「どうやら固定しなかった空薬莢が倒れて2名ほど下敷きになったそうです」

  

 「すぐに医務室へ!医療チームは対応に当たれ!」


 「艦長、大丈夫です、ねん挫と打ち身で既に復帰しています」


 「・・・バッカモーン!あれほど兵器の固定は順守するように言っておっただろうが!!!」


 なんだかんだ言って部下を心配している涼森艦長だった、しかし怒りは対空レーダー担当オペレータの一声と艦橋からの報告でかき消されることになる


 「対空レーダーに反応あり!数約200、ワイバーンと思われます!」

 「大型海生生物を確認!数は20!報告にあった船を引っ張っていた海獣と思われます!」


 「対艦戦闘!対空戦闘用意!射程入り次第各砲塔長の指示で撃ち方始め!」


 「アイサ!対艦戦闘!対空戦闘!砲塔長の指示で撃ち方始め!」


 実は、艦を引っ張っていた海獣は各艦に乗っていた魔獣使いの従隷じゅうれいの牙と言われる魔道具で操っていたのだが、ミサイルで魔獣使いが死亡、今まで操られた鬱憤をはらそうと、たまたま近くにあった物(日本軍艦)に八つ当たりを使用とせまっていた


 ちなみにワイバーン隊は初期に発艦しHITミサイルが爆発を逃れた幸運な(?)隊であったのだが、飛竜空母が潰された今、最後はワイバーンの体力が付き、後は数時間後に海に着陸、海獣のえさになるのが判っていた、そこで隊長は降伏し生き延びるか、日本軍の艦隊に死ぬことを覚悟で挑むか2つの選択を迫られたのが


 「誇りある帝国空軍の意地を見せるぞ!」


 「「「「ワ―――――!!!!!」」」


 どうやら後者を選んだようだ


 そして、射程に入った時点で剣の副砲と駆逐艦の主砲である150mm連装砲が射撃を開始、しかし数匹命中しただけで残りの海獣は海中に潜ってしまう


 『海獣、水面に潜りました、目標は現在潜航中、200・・・220・・・350で水平移動に移行・・・』


 CICから報告を聞いた涼森艦長はある兵器の使用命令を出す


 「ヘッジホッグ真下に投下!同時にアドキャップ機雷を海獣を囲うように発射!ワイバーンはどうだ!?」


 「アイッサー!ヘッジホッグ爆雷発射!アドキャップ機雷発射!」

 「ワイバーンまっすぐ此方に向かってきます!対近接RAMミサイル射程距離まで20秒!現在駆逐艦が迎撃準備を開始!」


 


 「シースパーローは?」

 「射程的に近いのでAIの判断で射程の短い奴を選択した模様」


 そんな話をしてるとCICのモニターに駆逐艦が近接RAMミサイルを発射した表示が現れる


 ・・・

 ・・

 ・


 そこの頃外の様子というと


 船首右舷側と左舷側のハッチが開き爆雷迫撃機がせり出してくると少し動き位置を調整すると


 発射ボン!×24×2


 海獣が向かうであろうと思われる位置に対して未来予測を行い、一発あたり150kgほどの爆薬が詰められた爆雷が方舷24個、両舷合わせて48個が投下され、後方VLSから自走機雷アドキャップが放たれる

 自走機雷アドキャップ8本は艦隊を囲うように飛翔すると上空30m付近でロケットモーターを停止するとパラシュートを展開、着水、1/4付近で折れると折れた部分の水中モーターを起動、そして予め入力された場所に静かに移動し沈黙する・・・


 そして爆雷は順調に潜航していくと


 爆発ズーン×48


 海上からみると海中に白いもやが見え、2秒後いくつもの水柱と共に海獣のだった・・・物が一緒に打ち上げられる


 「海中で爆雷の機動を確認、現在海獣の生死確認中ですが爆発によるノイズが解消されるのを待っています」


 「うむ」


 ー10秒後ー


 「確認できました残り5です、ただココから離れてくので撤退中の模様です、追撃しますか?」


 「安心しろ何のために自走機雷アドキャップを放ったと思う?」


 「あっ・・・」


 そして10km先で数発の爆発が見える、上手く機雷が爆発したようだ


 ーーー


 彼の名前は置いて置こう知っての通り彼は今から馬で要塞に挑むのだからただ彼らの常識ではワイバーンと言うのは普通の戦場では最高戦力、弓や魔法では到底届かない距離から高温の火の玉を吐き、鉄で覆った攻城兵器も燃やし、着弾すれば爆発、爆発すればチンケな盾や対バリスタ用の大型盾なども破壊できる威力がある


 しかし目の前にいる敵はどうだろう?たった7隻で帝国最新鋭艦を含む900近い軍艦を破壊してしまった、我々はたまたま飛竜空母の初期に空に上がったため運よく助かったのだ・・・ただ甲板で出撃準備してた同僚なかまは今となっては船の残骸と見分けがつかなくなっている・・・


 「仲間の弔い合戦だ!」


 そしてあの黒くデカい船に向かって進むすると前方を進む一番デカい艦が何やら水中と空中に向かって何か吹き出させ、後方に続く6隻の艦から数十発の光がこちらに向かって飛んでくるのが見える、


 「回避行動!!!」


 爆発ドン!!×数十発


 俺はうまく回避できたようだが半数以上が撃墜されてしまった・・・なんなんだあいつらは?だが!ここで引く訳には行かない!!一発当てれば勝機があるのだ!


 ---

 「ミサイル防衛ライン突破されました!」


 「CIWSファランクス!」


 「ファランクス起動!」


 発射ヴロロロ


 ---


 次に襲ってきたのは光の筋だった、しかし今度は爆発はせずに、ワイバーンを一薙ひとなぎすると羽は穴だらけになりワイバーンのに取り付けた装甲も木っ端みじんになっているのがわかる


 そして彼も海獣のエサになるのだった、それはもう撒き餌の様に・・・


 

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