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パラレルワールド日本軍、異世界へ行く  作者: プランc
戦争編
113/184

1100vs7(2)と不安

師走と言うことで12月期間限定で毎週日曜日18時更新だったのを毎週日曜日と木曜日の18時更新にします


書き為大解放だぜ!来月からどうするんだ?俺・・・

出航から四日後


旗艦 つるぎ


『草薙大佐、偵察機から敵艦隊発見、接触まで二日後です』


『了解』

 「第1次戦闘艦隊総員へ通達、二日後に敵と接触、各兵装と各艦動力機関等の最終チェックを開始せよ」 

 「各艦長は20分後に第1仮想会議室に集合、会議をするぞ」

 

 ・・・

 ・・

 ・

 20分後

 

 戦略ネットワーク 仮想会議室には15名ほどの艦長や必要だと思われる指揮官が集まっていた


 「これが現在の敵艦隊だ」


 そこには700隻を超える大型や中型の木造船が帆をなびかせながら進み、中には帆がなく大型の動物(仮称、海獣)に曳航され、甲板に飛竜ワイバーンが散歩なのか歩いて(?)居るのが確認できる


 「?報告には約1100隻とあったですが?」


 「あぁこれを見てくれ」


 と、タッチパネルを操作すると無人偵察機グローバルホークからの映像にマークされ


 「水中・・・水面下、潜望鏡深度1m~2mの所に約300隻ほどが確認できている、多分これは揚陸輸送船だと思われる」


 「思われる・・・なぜですか?根拠は?」


 「この世界に魚雷などの武装は確認できていない、そこで潜航してすすむメリットを考えると、「敵に見つからない」「攻撃を避けやすい」だ、それを踏まえると「人員を敵に気付かれず敵国に送り込む」というのが戦略部兵器研究部の見解だ、報告書はファイルSW21にまとめてある」


 と、艦長や司令官たちがタッチパネルを操作し確認する


 「これは対潜戦の必要がありますかな?」


 「いや、潜航深度が低いから127mmで十分対処可能だ、対潜水艦アスロックミサイルやMk89魚雷だと過剰戦力だ」


 ちなみにガスパチョ帝国の潜水艦は全長40mほどで浮き沈みは魔石などを使っている


 「問題は敵の兵器だ、先ほど歩兵が持っていた反フリントロック銃はボディーアーマーを貫通できて十分人を殺せる能力がある、これが大砲でも適用できた場合十分脅威になりえる」


 「「「「・・・・」」」」


 「まぁ案ずるな、大砲が脅威であると仮定して敵艦の側面には30門から50門ほどだが正面には1門から3門しか装備されてない、しかも回転砲塔ではなく固定砲門だ、と言うことで今回は正々堂々とチキンレースとでも行こうと思う」


 ざわざわざわ


 「ほう、ウェスタンスタイルですか?」

 

 会議は笑いで進んでいく



ーーガスパチョ帝国第1次攻略混成艦隊 旗艦ベデリック 艦隊司令官ミササーー


帆船や調教済みの海獣に牽引された軽空母(通称、海獣空母艦)約1100隻は順調に進んでいた


 「カミール副司令、今回の戦どう思うかね?」


 「それは今回もガスパチョ帝国海軍が圧勝でしょうね、普段の4倍近い戦力、これは過去最高ですからね」


 「ふむ・・・アイツらはアルザール帝王の怒りをだいぶ買ったらしいの」


 「それに第1次上陸兵約5000も居ます、占領も問題ないでしょう、属国から集めてる属国連合軍約2万も集結中です」


 「それもそうだな。気苦労であったらしい、ゆるせ」


 「許すも何も戦友じゃありませんか」


 「はっはっは」


 帝国海軍は完全実力主義であり、年齢も貴族の階級も関係なかった(奴隷を除く)

 そこには平民の士官がおり、貴族の下級兵がいた、そして年齢も若い艦長も居ればおっさんの新兵もいるのであった


 「偵察用奴隷より伝令!」


 「読め!」


 「ハ!「我、敵艦隊を発見、島みたいな大きさの軍艦1、ガレオン級より大きいのが6、砲が極端に少ないのが2、距離と速度からして2日後に接触」」


 「たった9隻で1100隻に挑むのか!?信じられん!!」


 「ま、間違いなくそう通信が入っております」


 「・・・・リ―デレ公国は何を考えておるのだ?まぁいい、武器の点検を忘れるな!潜航艇は静かに移動!我らと別行動でリ―デレ公国に迎え!」


 「「「ハッ」」」


 ---2日後ーーー


 日本軍


 「草薙大佐!望遠で敵艦隊を視認!」


 「よろしい!では作戦通りに行動を開始せよ!涼森艦長!指揮を代わる」


 「ハッ!」

 「作戦指揮所(CIC)!全艦へ通達、作戦開始2列縦隊!!」


 すると駆逐艦は見事な操船を見せ、戦艦つるぎを先頭に2列縦隊で並ぶ


 「副砲、1番から6番発射用意!弾種、フレシェット弾!1番は合図で試射を慣行せよ!」

 

 と長い白髪を後ろで縛り、Japan Navy と書かれたキャップをかぶった老兵と呼ばれるに相応しいおじいちゃんが吠えると、オペレーターの子が」


 「アイサ―!!1番から6番射撃用意、弾種、フレシェット弾、1番は合図で試射」


 「うむ、各、CIWSと127mm砲は合図があるまで待機、CIWSは甲板上の敵兵を、124mm砲は敵船の喫水線を狙え」


 「了解、各砲手に命令を連絡」


 「対艦ミサイルにデーターを入力、敵空母を優先として狙え」


 「ミサイル管制システム起動、ミサイルにデーター入力と共にレーダー、衛星とのリンクを開始」


ーーー


 「ミササ司令官!望遠の魔道具で敵艦を確認!報告の通り艦影が9!前方に7!後方に2!」


 「見せてみろ!」


 と、望遠の魔道具である変な形の水晶を見ると敵の艦影が見える


 「デカいな・・・しかも木ではない?アレは鉄か?」


 「そうですね、砲も珍しい配置のしかたですね・・・しかもデカい」


 将軍たちと話をしていると遠見の鏡に反応があり、属国監視軍の1艦隊をあずかってる男が映っっていた


 「ミササ司令官、第2属国監視軍のノキノックスです、よろしければ我が艦隊が敵をけちらせて見せましょう、なに我が監視軍の1部隊、30隻で敵を蹴散らせてみせますよ」


 「・・・・よろしい、貴軍の実力見せてもらおうか」


 「御意に・・・」


 (まぁ最悪なことが起きても最悪の被害は30隻・・・敵の実力見せてもらおうかの?)


 ちなみにミササは敵軍の艦は木造船に鉄板を貼り付けていると思っている、なぜならこの世界にはすべて鉄の船など存在せずにガスパチョ帝国の最新鋭艦みたく木造ガリオン船に鉄板や銅板を張り付けていると思っていたのだ


 そして甲板のマストに付けてある物見台に登ると、5隻のガリオン船を含む30隻ほどが隊列をはなれてきに向かうのが見える、そこで彼は備え付けの伝声管の蓋を開け


 『飛竜空母に伝令、ワイバーン隊を合図で上げれるように待機命令、合図と共に出撃し敵艦を攻撃しろ』


 『了解』


 圧勝出来るといいのだが・・・


 と彼は旋毛つむじ付近に過る違和感に不安をよぎるのだった・・・

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